今週のウェブマーケニュースでは、・連邦通信委員会が正しい判断を下す ・悪戯に走ったGawker ・Shack関連のニュース ・ブランドとの交流を望むミレニアム世代 ・11歳になったFacebook ・Facebook、ブランドの宣伝を断る ・多忙を極めるTwitter ・ポッドキャストの作り方 ・マーケティング & PRにおけるデータの重要性 ・難易度を増すオンラインの身元調査 ・スーパーボウル広告の効果に黄色信号 ・スーパーボウルで意外なスターが誕生等の話題を伝える。
それでは、デジタルマーケティング業界に影響を与える重要なリンクをまとめて紹介していく。
毎週、経営者の方々が、最新の変化、レポートする価値のあるアイテム、そして、仕事で役に立つ可能性があるコンテンツを把握することが出来るように、テクノロジー、ソーシャルメディア、モバイル、デジタルコミュニケーション、そして、マーケティング業界の現在のイベントとトレンドに関するリンクを集めて、ニュースレターを提供している。ニュースレターを購読することも可能だ。
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インダストリー
- 連邦通信委員会はネット中立性の裁定において消費者を優遇する方針を示した。さらに、オープンなインターネットを保護するため、今まで以上に強力な提案を行った。この法的強制力を持つ、有望な規則は、有料の優先順位の決定、合法のコンテンツおよびサービスのブロック、そして、抑制を禁止する(Wired)
- スーパーボウル関連のキャンペーンの一環として、Coca-Colaは#MakeItHappyを立ち上げた。このキャンペーンは、ウェブ上で頻繁に見られるマイナス思考、荒らし、そして、イジメから距離を置くことを目指している。自動ソーシャルメディアプログラムが用いられ、ネガティブなワードを可愛らしいアート作品に変える試みが行われた。しかし、Gawkerで度を越えた悪戯に遭い、閉鎖に追いこまれた。無検査の自動ボットプログラムを使えば、当然このような問題を抱えることになる(Adweek)
- 今週舞い込んできた両極端なShack関連のニュース:
- NY生まれのハンバーガーショップ、Shake ShackがIPOで期待を一身に受け、1億500万ドルの資金を調達した(Fortune)
- 一方、ShackはShackでもRadio Shackは、Sprintとの契約を告知した直後、連邦倒産法第11条の破産申告(NY Times Dealbook)を行い、94年間の歴史にピリオドを打つことになった。また、Amazonは小売の店舗として、Radio Shackの一部の店舗を購入することも明らかになった(Bloomberg)[後程詳しく説明する]
プラットフォーム
- Facebookが創設11年目に突入した。随分と成長したものだ(Business Insider)
- Havas MediaとCrowd Emotionの調査によると、ユーザーはFacebookのブランドコンテンツに注目しなくなっているようだ。反復 & 典型的な広告/作業を中断させる/浅はかなコンテンツ(しかも、その他のプラットフォームでも既に登場している)が展開されている点を考慮すると、当然の結果だと言える(MediaPost)
- Facebookはこの問題の解決策を用意している。それは、ブランドによる宣伝目的の投稿を減らす方針だ。そして、この方針により再び自然なリーチは低下することになる(re/code)
- Twitterの第4四半期のデータが公表された。ユーザーの増加ペースが減速した(TwitterはiOS 8のバグが原因だと主張している)ものの、収益化、および、メディアへの露出に関しては、規模の大きなライバル、Facebookに勝っている(SHIFT Communications)
- Twitterは子供向けのVineアプリをリリースした。「そもそもVineって、大人を対象にしてたの?」と思ったのではないだろうか(Venture Beat)
- Twitterは、新たに登録したユーザーのためのインスタントタイムラインを基に、設定や参加を求めずに、メリットを提供する試みを行っている(NY Times Bits ブログ)
- また、より大勢のユーザーに接触するため、TwitterはGoogleと提携を結び、ツイートが投稿された直後にGoogleの検索結果に反映させるようだ。Twitterはどこよりも早く最新のニュースを提供する傾向があるため、とりわけ速報において、この提携は重要な意味を持ちそうだ(Bloomberg)
- プロモツイートの広告ユニットがTwitter以外でも販売されるようになった。この取り組みにより、Twitterはコンテンツ(少なくともブランドのコンテンツ)を別の領域にも広げようとしている(re/code)
- Instagramでシェアされた動画は、ユーザーがスクロールして通り過ぎるまでは、強制的にループ再生されるようになった(re/code)
- FacebookとSnapchatの戦略を参考にして、Instagramは編集チームに元ジャーナリストを雇用している。その中には、特集部門の編集者も含まれる(Digiday)
コラボレーティブエコノミー
- UberはGoogleに対抗し、自動運転の自動車を作るロボットリサーチ部門を作った。シェアエコノミーにより保証された雇用の機会がこれで消えていく… (TechCrunch)
- そのGoogleは、独自のカーシェアシステムの開発を行い、逆襲の狼煙を上げようとしている可能性がある(The Next Web)
オーディオ
- Serial等の成功を受け、確実にDIYオーディオが増えていく。ベテランのポッドキャスター、ジェイ・ベーアからポッドキャストの作り方を学んでおこう(Convince and Convert)
指標/計測/ビッグデータ
- マーケティングは黄金期に差し掛かろうとしている。…と言われても、信じられないだろうか?精度は上がり、範囲は拡大し、スピードアップし、ストーリーの質が上がっている。これだけ改善されれば、黄金期と言っても許されるはずだ(McKinsey)
- 数学は難しい。PR部門にとっては尚更だ。難しいからと言って、未来から逃げることは出来ない(SHIFT Communications)
- マーケッターはデータを最優先する必要がある。しかし、マーケッターの87%はマーケティングにおいて最も活用されていないアイテムとしてデータを挙げている。この結果はデータの品質が疑わしいと言う考え方に根づいていると思われる(Marketing Charts)
法律/セキュリティ/人事
- アメリカで2番目に大きな健康保険会社のAnthemが、8000万人の会員のデータを流出させた(Forbes)
- AnthemとSonyに対する大規模なサイバー攻撃が行われた現状を鑑みると、企業向けのSnapchnatを謳う新たなビジネスが登場するのは時間の問題であった。この手のサービスを提供するあるスタートアップのCTOはクラウドを「酔っぱらったコピー機」と呼んでいる。モバイルデバイス上の企業の文書を管理するサービスに対するニーズが存在することは明白だ(The Verge)
- 天職に出会ったことはあるだろうか?適切なスキルと性格を持っていると思っても、妥当な経歴と推薦状を携えていなければ、その夢の仕事を得られる可能性は低い。しかし、心配ご無用。Career ExcuseやPaladin Deception等の会社は、 will ウェブサイト、推薦状、さらには、架空の会社まで作ってくれる(Motherboard)
その他の重要な記事、動画 & オーディオ
- アメリカを代表する企業であり、100年近く地道にビジネスに取り組んできたRadio Shackが、これからゆっくりと姿を消していく。そもそも、Radio Shackはどのような経緯で倒産に追い込まれたのだろうか?(Bloomberg)
- そんなことよりも、はんだごてを今後どこで買えばいいのだろうか?
- 関連する話題 — ケイティ・ペリーの弁護士に狙われたら、成功したと言える(BBC)
この記事は、Scott Montyに掲載された「This Week in Digital February 6th 2015」を翻訳した内容です。
しかしこのケイティ・ペリーのセット、日本の昔の歌謡曲風ですね。カワイイが米国でも人気とは聞きましたが、その一環なのでしょうか?! — SEO Japan