Googleがモバイルフレンドリー・アルゴリズムを5月に強化することを発表。

モバイルフレンドリー・アルゴリズムがローンチしてからそろそろ1年が経ちますが、5月にその影響が強化されることが発表されました。しかし、新しい要素が追加されるわけではないようです。あくまで、”モバイル対応かそうでないか”を判断するもので、”どの程度スマホ対応か”、を判断するものではありません。すでに多くのサイトがモバイル対応になっていると思いますが、改めて確認してみてもよいかもしれません。(以前紹介したseoClarityによるホワイトペーパーはこちら。)– SEO Japan

Googleはモバイルフレンドリーの影響を強化すると発表した。しかし、モバイルゲドンの再来ということではないだろう。

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GoogleはWebマスターブログにて、2015年4月21日にローンチした、モバイルフレンドリー・アルゴリズムの影響を強化することを発表した

Googleによると、このアップデートは”5月に開始される”、ということで、”(モバイルフレンドリーの)ランキング要素の影響を増加させる”、ものになっている。また、すでにモバイルフレンドリーの対応を済ませている場合は、特に心配することはないようだ。なぜなら、”(モバイルフレンドリーに対応済みの場合)このアップデートには影響されないからだ”、としている。

今回のアップデートは段階的に行われるため、このアルゴリズムが開始されても、モバイルフレンドリーに対応していないサイトの順位が直ちに大きく下がる、ということにはならない。こう説明されると、段階的にロールアウトされたパンダ4.2を思い出してしまう。しかし、今回のロールアウトが数週間かかるものなのか、数か月かかるものなのか、それは定かではない。Googleは、5月の初旬に”ロールアウトが開始される”としか発言していない。

モバイルフレンドリー・アルゴリズムはページ単位のシグナルだ。そのため、Googleがそれぞれのページを査定することに時間がかかる。もしかしたら、これが段階的なロールアウトの理由であるかもしれない。また、Googleがあなたのサイトの全てのページをクロールし、インデックスする速度にも影響されるだろう。

今回のロールアウトは、”モバイルゲドン”と呼ばれたオリジナルのモバイルフレンドリー・アルゴリズムの影響と比べれば、小さな影響にとどまると考えられる。オリジナルのモバイルゲドンは、モバイルの検索結果に非常に大きな影響を与えると考えられていた。しかし、皆が予想通りの影響だったと述べているわけではない

あなたのサイトがモバイルフレンドリーに対応していなければ、また、再度確認をしたいのであれば、Googleのモバイルフレンドリーのガイドラインを読み、モバイルフレンドリーテストで確認しよう。

この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google to boost mobile-friendly algorithm this May」を翻訳した内容です。

モバイルフレンドリー・アルゴリズムの強化ということで、新しい要素が加わるかと思いましたが、実際はそうではないようです。次の更新でページ速度が加わるのでは、という話も多かったと思いますが、今のところはインタースティシャル広告しか、追加要素はありませんね。また、具体的な開始日は決定しておらず、インテントも引き続き重要なシグナルであることも変わらないようです。(クエリによっては非モバイル対応のサイトが上位に表示されることもあります。)Googleの公式ブログも簡潔にまとめられており、そこまでの影響がなさそうなことがうかがえますが、TheSEMPostでも詳しく紹介されていましたので、ご興味のある方はご確認ください。– SEO Japan

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