Google ニュースでより成果を上げるために

本記事では、Google ニュースでより成果を上げるために、ニュース メディアの皆様におすすめの方法やアドバイスをご紹介いたします。

一般的なアドバイス

Google ニュースのニュース メディア向けヘルプセンターには、検討すべき有益な情報が多数掲載されています。特に、コンテンツ技術的なガイドラインに関する記事をご覧ください。

見出しと日付

  • 明確な見出しを提示する: Google ニュースでは、HTML のタイトルタグやページで最も目立つテキストなど、さまざまなシグナルを確認して記事の見出しを決定しています。見出しに関するヒントをご覧ください
  • 正確な日付と時刻を提示する: Google ニュースでは、記事に表示する日時の判断をさまざまな方法で行っています。次の点をご確認いただくことで、適切な判断に役立ちます。
  • 明確な日時を示す: 日付に関するガイドラインに基づいて、見出しと記事のテキストの間に明確な日時をはっきりと示してください。可能な限り、他の日付(関連記事の日付など)がページに表示されないようにしてください。
  • 構造化データを使用する: datePublished および dateModified プロパティを使用し、AMP非 AMP ページに正しいタイムゾーンの値を記述します。
  • 不自然に記事を更新しない: 大きな変更を加えた記事の場合、日時を更新するのは意味のあることです。しかし、やむを得ない理由もなしに、重要な情報を追加しないまま記事を不自然に更新するのはやめてください。また、以前に公開した記事をわずかに更新しただけの記事を作成し、古い方の記事を削除して、新しい記事にリダイレクトすることも避けてください。このような手法は、記事の URL に関するガイドラインに違反しています。
  • 重複するコンテンツ

    Google ニュースでは、発信元のニュース メディアを評価することにより、独立性のあるオリジナルの報道コンテンツに報いたいと考えています。これは、ユーザーにとってもメディアにとっても望ましいことです。つまり、重複したコンテンツ(無断複製されたコンテンツ、書き換えられたコンテンツ、再公開されたコンテンツなど)のパフォーマンスが元のコンテンツより有利にならないように努めています。そのため、ニュース メディアの皆様は、以下のガイドラインに準拠してください。

    • 無断複製されたコンテンツをブロックする: 一般に、無断複製とは別のサイトから素材を流用することを指し、自動化されている場合もよくあります。コンテンツを無断複製しているサイトでは、無断複製されたコンテンツを Google ニュースからブロックする必要があります。
    • 書き換えられたコンテンツをブロックする: 書き換えとは、別のサイトから素材を流用し、まったく同じにはならないように、その素材を書き換えることを指します。実質的な内容や明確な付加価値を加えずにコンテンツの書き換えを行っているサイトでは、書き換えたコンテンツを Google ニュースからブロックする必要があります。たとえば、わずかに変更しただけの書き換えや、多くの語句を置換しているものの、元の記事の全体的な意味は変わらない書き換えなどが挙げられますが、これらに限定されません。
    • 再公開されたコンテンツをブロックするか、canonical の使用を検討する: 再公開とは、あるニュース メディアが別のメディアや著者から元のコンテンツ(通信社の素材や、他のメディアと提携している素材など)を再公開する許可を受けている場合を指します。
      他のメディアにコンテンツの再公開を許可しているニュース メディアは、元のバージョンの記事が Google ニュースに適切に掲載されるように、再公開しているメディアにブロックcanonical の使用を依頼することができます。
      一方で、素材を再公開しているニュース メディアでは、Google ニュースが元のコンテンツを適切に識別して評価できるように、再公開されたコンテンツのブロックcanonical の使用を積極的に行うよう検討されることをおすすめします。
    • 重複したコンテンツを避ける: コンテンツを共有するニュースサイトのネットワークを運営している場合にも、再公開に関する上記のアドバイスが当てはまります。元の記事に相当するコンテンツを選択したうえで、重複したコンテンツをブロックしたり、canonical を使って元の記事を指定したりすることを検討してください。

    透明性

    • 透明性を保つ: サイトの訪問者は、コンテンツを公開している当事者や記事を書いた人に関する情報を把握して信頼したいと考えています。そのため Google のコンテンツに関するガイドラインでは、明確な署名、著者に関する情報、ニュース メディアの連絡先情報をコンテンツに明記するよう強調しています。
    • 虚偽の振る舞いをしない: Google のコンテンツ ポリシーでは、他人や組織になりすましたサイトやアカウント、または自らのオーナーや主な目的を偽ったり隠したりしているサイトやアカウントは認められません。ユーザーに誤解を与えるよう組織的に取り組んでいるサイトやアカウントも許可されません。たとえば、虚偽の前提のもとに配信元の国を偽装、隠ぺいしたり、コンテンツを別の国のユーザーに配信したりするサイトやアカウントなどが該当します。

    その他のヒント

    • リンク プログラムへの参加を避ける: リンク プログラム(大規模な記事マーケティング プログラムや PageRank を転送するリンクの販売など)には参加しないでください。詳しくは、リンク プログラムに関するページをご覧ください。
    • リッチな表示向けに構造化データを使用する: AMP ページと非 AMP ページのどちらを使用する場合でも、構造化データを使用して、リッチリザルトやカルーセル形式の表示向けにコンテンツを最適化できます。
    • ユーザーとそのデータを保護する: ウェブサイトのすべてのページを HTTPS で保護し、ユーザーがサイト上でやり取りするデータの完全性と機密性を確保することを検討してください。HTTPS を実装する場合のおすすめの方法では、さらに役立つヒントをご紹介しています。

    まとめ

    ニュース メディアの皆様に Google ニュースを適切に実装いただくうえで、上記のヒントが役立つことを願っています。Google ニュースについてさらにご質問がある場合、Google は 1 対 1 のサポートを行うことはできません。しかし、最近リニューアルされた Google ニュースのニュース メディア向けフォーラム(英語版)を確認し、多数のニュース メディアに同時に役立ちそうなご質問がある場合は、ガイダンスを提供しています。このフォーラムは、ニュース メディアの皆様にヒントやアドバイスを互いに共有していただける、素晴らしい情報源となっています。