今週のウェブマーケニュースでは、・世界のソーシャル & デジタル事情 ・ソーシャルプラットフォームの利用頻度 ・ティーン世代によるソーシャルメディア論 ・Amazonが映画製作に進出 ・Snapchatが堂々と多額の広告掲載費を要求 ・ツイートを見逃す問題をTwitterが解決 ・ウーバーノミクスの危険性 ・オーディオの重要性 ・ビッグデータに対処する方法 ・デジタル化を進めるNew York Timesの現状等の話題を伝える。
それでは、デジタルマーケティング業界に影響を与える重要なリンクをまとめて紹介していく。
毎週、経営者の方々が、最新の変化、レポートする価値のあるアイテム、そして、仕事で役に立つ可能性があるコンテンツを把握することが出来るように、テクノロジー、ソーシャルメディア、モバイル、デジタルコミュニケーション、そして、マーケティング業界の現在のイベントとトレンドに関するリンクを集めて、ニュースレターを提供している。ニュースレターを購読することも可能だ。
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インダストリー
- ティーン世代のソーシャルメディアに関する見解を取り上げた二部構成の記事は実に面白い(一部だけでも十分に面白い)。ソーシャルメディアが20歳以下のユーザーにどのように見られているかが、描かれている。10台のユーザー達は、Facebookは終わったも同然と考え、Instagramに心酔し、Twitterには大人と同じ様に当惑し、Snapchatに期待し、本名を公開したくないならTumblrを選び、ブログにはMediumを使い、Google+をゴーストタウン扱いし、YouTube、Vine、そして、Redditで多くのコンテンツを消化している(Medium)
- ただし、社会学者から批判がなければ意見記事とは言えない(GigaOm)
- 関連する話題: Snapchatは1点の広告に対して75万ドルを要求する。なぜそんなに多額の料金を求めることが出来るのだろうか?価格を設定する権利をSnapchatが持つためだ(Adweek)
- Netflixはオリジナルの番組を作る決断をしたが、 Amazonはその上をいき、年間で12本の劇場映画を作るようだ(Business Insider)
- 以前よりも複数のソーシャルメディアを利用する人が増えたことは、特に驚くようなことではない。どのソーシャルメディアの人気が高いのか、どのぐらいの頻度で利用されているのか、複数のソーシャルメディアプラットフォームをどのように利用しているのかを調べるリサーチが新たに行われた(Pew Internet)
- 世界のデジタル業界およびソーシャルメディア業界に関する最新の総合的な情報がリリースされた。地域、国、デバイス、Eコマース、ソーシャル、デジタル、利用時間、ウェブトラフィック別でデータが提供されている(We Are Social)
プラットフォーム
- 動画とネイティブ広告に対する取り組みが強化されているため、Facebookのネイティブ動画広告が誕生するのは時間の問題であった(eMarketer)
- Facebookは劣悪なコンテンツに対する弾圧を強め、スパムの表示を減らす変更をアルゴリズムに加えた(Facebook)
- Yammerに強烈なライバルが現れた。その名はFacebook at Workだ(re/code)
- FacebookはAOLと同じ轍を踏むのだろうか?(The Verge)
- もしそうなら、何がFacebookに取って代わるのだろうか?(Businesses Grow)
- 取り残される心配はもう不要だ。Twitterが「見逃し阻止」機能、Recapの展開を始めている。これでスマートフォンを手放していた数秒のうちに投稿されたツイートも見逃さずに済む(Twitter)
- Forrester Research曰く、広告収益の増加を目指す前に、– とりわ広告ターゲティングにおいて — Pinterestには解決するべき課題があるようだ(Target Marketing Mag)
コラボレーティブエコノミー
- Uber
- 「ウーバーノミクス」と呼ばれる現象に迫ったこの記事は目を通す価値がある。この記事の著者は、Uberを始めとする配車シェアサービスは収益面で維持が難しく、また、時間の経過とともにすべての交通手段を蝕むと論じている(Bob Sullivan)
- この点に関して — 今年、ヨーロッパでUberは5万名の雇用と40万台の車両の導入を予定している(re/code)
- Uberは 香港でUber Cargoを立ち上げ、輸送ビジネスにも進出しているTechCrunch)
- UberとLyftのドライバーの間ではRideshare Guyのブログが人気を集めている。このブログは配車サービスを仕事にする方法に関して良質なアドバイスを提供している(Wired)
オーディオ
- Upvotedを引っ提げ、Redditがポッドキャストに進出する。これは、リンクシェア & 発見サイトのRedditで人気の高いストーリーを詳しく掘り下げる番組だ(Fast Company)
- オーディオのシンプルさは、ストーリーを伝える取り組みを好む人達にとって大きなアドバンテージになる。新書の中にはオーディオ形式のみで提供されるものもある。ポッドキャストはオーディオに再びスポットライトを当てていると言える(New York Times)
計測基準/測定/ビッグデータ
- 以前、ビッグデータを天候に例えたことがある — 話題にはするものの、誰も行動を起こそうとはしないためだ。 重要な情報を抽出し、信頼を勝ち取ることが欠かせない。しかし、簡単なことではない。この最新のレポートには、ビッグデータへの対処方法のヒントが隠されているかもしれない(Altimeter Group)
- 高度なスキルを持つ人材が増えると、ビッグデータから大きなインパクトを得られる(McKinsey)
- メッセージを伝える必要があるなら、Google アナリティクスの使い方を学ぶ必要がある。その理由をクリストファー・ペンが説明している(PR News)
- テレビ局のCNBCは視聴者が仕事に就いていることにようやく気づき、Nielsenを使って家でテレビを見る視聴者の計測を中止した(WSJ)
法律/人事
- ベテランのソーシャルメディアマーケッターでさえ犯してしまうミスは、簡単に克服することが可能なものばかりだ(MarketingProfs)
- マーク・ザッカーバーグはシェアとつながりの強化を約束した。しかし、離婚裁判の33%でFacebookが用いられており、一部の人達にはマイナスに働くことが判明した(The Mirror)
コンテンツ
- ストーリーテリングはコンテンツマーケッターの決まり文句ではない(また、そうあるべきではない)。ストーリーは脳を変えるポテンシャルを持つ(Aeon)
- Consumer Electronics Showは、突拍子もないテクノロジーの進化と実用的なテクノロジーの進化の発表の場だ。コンテンツの開発に影響を与えそうなテクノロジーのトレンドを学んでおこう(Contently)
- コンテンツマーケティングで苦労しているなら、もっと真剣に取り組むべきなのかもしれない。本気で取り組まないなら、利用する意味はない(AdAge)
重要な記事、動画 & オーディオ
- Uberには、大勢のサポーターがいる。例えば、Uberを守るべく立ち上がった素人の経済学者だ。しかし、プロの経済学者は異なる視点を持っている。ウーバーノミクスがUberにとって、顧客にとって、そして、交通機関にとって危険な6つの理由を把握しておこう(Bob Sullivan)
- オバマ大統領は今週一般教書演説を行った。コンテンツが至る所に存在していたようだ。デビッド・アルマノはオバマ政権がバラバラであった現代のメディアを支配した仕組みに注目している(Medium)
- 昨年、New York Timesのデジタルレポートを詳しく分析した。あれからNew York Timesはどのように変化したのだろうか?New York Timesのオーディエンス開拓戦略の内側を見ると、なんとなく分かる気がする(Digiday)
この記事は、Scott Montyに掲載された「This Week in Digital January 23rd」を翻訳した内容です。