バイドゥ、ソゴウ、そしてYahoo JapanがAMP対応を表明。
*リンク先は全て英語記事です。
ニューヨークで行われているAMP Confにて、アジアの10億以上のユーザーに向けてAMPが展開されるというビッグニュースが発表された。中国の検索エンジンのバイドゥとソゴウがAMPに対応。そして、Yahoo Japanもだ。
Googleの検索のバイスプレジデントであり、AMPを率いるデイビッド・ベスブリス氏が基調講演で発表した。これらアジアの検索エンジンが対応を開始するということは、10億以上の人々がAMPを体験することを意味している。
2015年10月にAMPがローンチされて以来、非常に多くのパブリッシャーと開発者がAMP対応を進めており、世界中で数え切れないほどのAMP対応ページが作成されている。このプロジェクトに貢献している開発者は1万を超えるだろう。
AMPを利用しているパブリッシャーとEコマースの会社のリストに、バイドゥ、ソゴウ、Yahoo Japanが名を連ねる。このリストには、Bing、eBay、Pinterest、LinkedIn、Tumblr、WordPress、The Weather Company、Eventbrite、Shopify、Fandango、TripAdvisor、Disney、Food Networkなどが含まれている。
先月のアドビ社による報告では、米国のトップパブリッシャーは全体の7%のトラフィックをAMPページで獲得しているということだ。そのパブリッシャーによると、サイトの滞在時間とエンゲージメントにおいて、AMPページは高い値を示しているという。また、CTRとマネタイズの面でもAMPは優れていると報告をするパブリッシャーもいる。
ベスブリス氏によれば、17億のAMPページが存在し、毎週3千5百万の新たなAMPページが作成されているという。また、AMPを使用しているドメインの数は、世界中で86万にも上るという。
Googleの調査によると、(彼らが調査した)70%のモバイルページで、ビジュアル表現のあるコンテンツをロードするために、7秒から10秒かかるということだ。これに対し、AMPページは平均して1秒以内にロードされる。
Googleは、AMPであることがランキング要素にはならないと発言している。しかし、ページスピードはランキング要素だ。かつて、ベスブリス氏は、AMPページはランキングの恩恵をあずかるわけではない、と述べている。しかし、AMPページと通常のモバイルページの両方があった場合、GoogleはAMPページを優先的に提供している。
この記事は、Search Engine Landに掲載された「AMP — Accelerated Mobile Pages — rolling out to 1 billion more people in Asia」を翻訳した内容です。