FacebokがAmazon Echoのライバル商品を開発中との噂が広がる中、中国のXiaomiも競争激化が進むスマートスピーカー業界への参入を決めた。
「Mi AI Speaker」は、Amazon Echoに対抗するXiaomi初のスマートスピーカーだ。これまでにも、中国のAlibabaやGoogle、Appleといった企業がEchoに”インスパイアされた”商品を発表してきた。
この度発表されたMi AIは、昨年12月に発売された音声操作スピーカーを改良したもので、AndroidベースのXiaomiオリジナルOS「MIUI」に最近追加された人工知能が搭載されていると同社は話す。さらに同スマートスピーカー経由で、Xiaomi製品のほか100社以上のパートナー企業が製造するスマートプロダクトの操作ができるとのこと。コンテンツ面では音楽やオーディオブック、童話、ラジオなどが楽しめるという。
ハード面では周囲360度の音声が拾えるよう、合計6つのマイクが搭載されている。
価格は299元(45ドル)で8月から販売が開始される予定だが、いつも通りこの情報には注意が必要だ。というのも、Xiaomi製品ではよくあることだが、中国国内に関する情報は決まっている一方で、海外での販売については何も発表されていないのだ。
国内の初期顧客は、Mi AIをほぼ無料(1元)で手に入れられる。これはワーキングβテストの一環で、AIシステムの改善や「早い段階でさらに(システムを)賢くする」ことが目的だとXiaomiは言う。
Mi AIは本日北京で行われたイベント内で発表され、Xiaomiは他にもスマートアシスタントや便利なアプリランチャーといったAIを活用した機能が追加されたMIUI 9を公開した。
またMi5Xスマートフォン(5.5インチ、デュアルカメラ、MIUI9搭載)も同イベント内で発表され、価格は1499元(220ドル)に設定されている。
Fast, Dual, Simple – And that concludes today’s launch! Stay tuned for a summary! pic.twitter.com/2WEc06HsQH
— Mi (@xiaomi) July 26, 2017
[原文へ]
(翻訳:Atsushi Yukutake)