タイトル: 検索スパムの 2018 年の傾向 – ウェブスパム レポート 2018

Google は、あらゆる検索に対して最高品質の結果を提供することを目指しています。この取り組みの一環として、Google では、いわゆる「ウェブスパム」という不正行為により検索体験、コンテンツ、行動の品質が低下し、ウェブマスター向けガイドラインに抵触しないよう対策を講じています。その結果、ユーザーがアクセスした検索結果ページに占めるスパムページの割合は 1% を大きく下回っています。本記事では、2018 年に私たちが行ったウェブスパム対策をご紹介します。

2018 年のウェブスパムの傾向と Google の対策

2018 年に私たちが対処したウェブスパムのうち、昨年までに引き続き目立っていたのは以下の 3 種類のスパムでした。

不正なハッキングに関するスパム: 2017 年のレポートでは、検索結果中のハッキングされたウェブサイトで、スパムの大幅な減少が見られました。この傾向は 2018 年も続いており、ハッキングされたウェブページが検索結果に影響したりユーザーに被害を与えたりする前に、より早く発見されるようになりました。ハッキングされたサイトのスパムが検索に及ぼす影響は軽減していますが、こうしたサイトは依然としてウェブの安全性を脅かすセキュリティ上の重要な問題であり続けています。ハッキングされてしまったウェブマスターに対しても、私たちはハッキングされたウェブサイトの復旧に役立つガイドを提供することで、ウェブサイトを侵害されたウェブマスターの支援に取り組んでいます。

ユーザー生成スパム: 私たちはユーザー生成スパムとして知られるタイプのスパムに引き続き注目しています。ユーザー生成スパムには、フォーラムへのスパム投稿や、無料のブログやサービス等のスパム行為があります。いずれも人が利用することを意図しておらず、コミュニケーションを混乱させるだけで、ユーザーには何の価値ももたらしません。2018 年には、この種のスパムが検索ユーザーに及ぼす影響を 80% 以上減らすことができました。ウェブサイトに対する不正行為を防止できなくても、私たちはウェブサイトの所有者が自己防衛の手段を簡単に習得できるようにしたいと考えています。そのため、サイトのコメント欄を不正行為から守る方法を提供しています。

リンクスパム: 私たちは、信頼性と関連性に優れるリンクの価値を検索ランキングにおける重要な要素として守り続けてきました。悪質なリンクスパムには速やかに対処し、ランキングを不正に操作しようとする多くのリンクの影響をできる限り排除しています。長年にわたり何度も浮上する「リンク施策」にまつわる数々の説についても、ウェブマスターやホワイトハットな SEO の専門家の皆様と連携して反証してきました。ウェブサイトの所有者に対しては、ランキングを上げることを主目的としてリンクを作成するのではなく、魅力的なコンテンツの作成に注力すれば、こうした説や現状について心配する必要はないと伝えてきました。私たちは、ウェブサイトの所有者に質の高いコンテンツの作成を奨励することが、あらゆるタイプのスパムと闘うための最善策のひとつであると考えています。検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド

などは、おすすめの方法に焦点を当てており、Google 検索結果でのランキングを上げる秘訣と称するよくある説や誤解を否定するのに役立つものです。リンクスパムのレポートも、こうした不正行為との闘いを支え、公正な検索ランキングを維持するのに大変役立ちます。

より良いウェブの実現に向けて - ユーザー、ウェブマスター、デベロッパーとの連携

ユーザーからは日々、検索結果におけるウェブスパムフィッシングマルウェアが報告されています。そのおかげで、私たちは Google のフィルタとプロセスを逃れたウェブスパムやマルウェアなどが検索に及ぼす問題を発見できます。私たちがユーザーから受け取った検索スパムの報告は 18 万件を超え、処理した報告の 64% で対策を講じることができました。これらの報告は本当に効果があります。ご報告いただいたすべての皆様に感謝したいと思います。

私たちは、ウェブサイトに問題があることを発見したとき、その所有者に通知することが重要だと考えています。2018 年には、検索結果へのサイトの表示に影響を及ぼしうる問題点と改善点をお知らせするため、1 億 8,600 万件を超えるメッセージをウェブサイトの所有者あてに生成しました。こうした通知は、Search Console でサイトの確認が済んでいるサイト所有者にのみ送っており、その数は 9,600 万件に及びます。残りのメッセージは、有効である限りウェブサイトとのリンクが維持されるので、ウェブマスターが Search Console に自分のサイトを登録すれば表示されます。メッセージの大半は Search Console の新規ユーザーへの歓迎メッセージでした。その次に多かったのは、モバイル ファースト インデックスが利用可能になったときに、その旨を Search Console の登録ユーザーに通知するメッセージでした。全メッセージ中、2% をわずかに上回る約 400 万件が、Google のウェブマスター向けガイドライン違反に対する手動対策に関連するものでした。

高品質のコンテンツが増えることは、検索結果をウェブスパムから守ります。私たちは、ウェブマスターのみなさんが

そのようなコンテンツを作成するのに少しでもお役に立てるようツールやレポートを継続的に改善しています。Google Search Console は一から再構築され、新しいレポートと改善されたレポートの両方(パフォーマンスインデックス カバレッジリンクモバイル ユーザビリティのレポート)に加え、最新機能(URL 検査ツールサイトおよびユーザー管理)が利用できるようになりました。この改良版 Search Console は 2018 年中にベータ版の提供を終了し、現在はすべての登録済みウェブサイト所有者に一般提供されています。

私たちは、最新のウェブを開発しているフロントエンド デベロッパーの存在も忘れてはいません。CMS を使用している場合でも、独自の CSS や JS を作成している場合でも、ウェブ フレームワーク上でサイトを構築している場合でも、ユーザーにとって魅力的で検索に適したサイトを作成するデベロッパーの取り組みを支援することに私たちは力を注ぎました。デベロッパーとウェブマスターは、ウェブページの品質向上に役立つオープンソースの自動監査ツールである Lighthouse の新しい SEO 監査機能を使用して、自分のページでアクショナブルな SEO ヘルスチェックを実行し、改善の余地がある領域を速やかに見つけられます。

私たちはまた、ウェブサイトの所有者と直接交流する機会を作り、解決が困難な問題についても支援しています。Google の専門チームのメンバーは、オンラインおよび対面で定期的に世界中のウェブマスターと交流しています。76 以上の都市で、190 を超えるオンライン オフィスアワー、オンライン イベント、オフライン イベントを、SEO、デベロッパー、オンライン マーケティング担当者を含む合計 17 万人以上の方々にお届けしました。また、東京、シンガポール、チューリッヒ、大阪の 4 都市では Google 主催の検索イベントを開催し、インドでは 11 の都市で検索に関するカンファレンスを開催しました。2018 年には、英語、フランス語、ドイツ語、ヒンディー語、日本語に加え、スペイン語でオフィスアワーのライブ配信を開始しました。ウェブマスターは、Google ウェブマスター YouTube チャンネルより、ヘルプ、ヒント、有益なディスカッションをご覧になれます。プロダクト エキスパートは、公式サポート フォーラムを通じて、12 を超える言語で、ウェブマスターの問題が解決するよう手助けをしています。

私たちは、2019 年もウェブスパムのない検索体験を皆様にお届けできるように努力を続けてまいります。

世界中のウェブマスター コミュニティに感謝を込めて

みなさま、あけましておめでとうございます!

本年もどうぞよろしくお願いします。


2018 年はウェブマスターのサポート コミュニティにとって大変重要な年でした。主な出来事として、プログラムの名称変更、グローバル サミット、様々な言語で数多くのウェブマスター オフィスアワーの実施、などが挙げられます。それぞれ軽く振り返ってみたいと思います。

10 月には、従来の「トップレベル ユーザー」が「ゴールド プロダクト エキスパート」に、「注目ユーザー」が「シルバー プロダクト エキスパート」に変わりました。この名称変更はすべてのプロダクト フォーラムで実施されたもので、バッジと名称も以下のような新しいものになっています。

シルバー プロダクト エキスパート: プロダクトに関する知識を習得中の新しいメンバー

ゴールド プロダクト エキスパート: 深い知識を持ち、信頼の置けるユーザーとして積極的にフォーラムに参加しているメンバー

11 月には、すべての Google ヘルプ フォーラム(Blogger や Google マイビジネスなど)のゴールド プロダクト エキスパートのみなさまをグローバル サミットにご招待しました。このイベントはカリフォルニア州サニーベールにある Google キャンパスで開催されました。世界中から集まった約 550 人の参加者のうち、ウェブマスターのゴールド プロダクト エキスパートは 約 70 人でした。出身国は 25 か国にわたり、イベントに参加したコミュニティの中で 2 番目に多い人数でした。11 月の後半には、モスクワでもう一つのイベントを開催し、こちらも大盛況でした。23 人のロシア語話者のプロダクト エキスパートが集まりましたが、そのうちの 10 人がウェブマスターでした。

多くの参加者から、「本当に価値ある時間だった」、「どのセッションも大変興味深く、ためになる内容だった」、「イベント全体が素晴らしかった」などの感想が寄せられています。

サニーベールで開催された昨年のグローバル サミットに参加したウェブマスターのゴールド プロダクト エキスパート

この知識豊富なユーザーのグループは、フォーラムにおいて、検索、構造化データ、Search Console に関するさまざまな事柄について、年間 200 万人以上のユーザーに対して 16 言語でユーザーの抱える問題を解決するのを助けてくれています。

このコミュニティの成り立ちはどのようなものでしょうか。シルバーやゴールドのステータスを持つプロダクト エキスパートの多くはサイト所有者で、参加のきっかけは(ユーザーによっては 10 年以上前に)ウェブマスター フォーラムに自分のサイトについての質問を投稿したことでした。自分の問題が解決した後も、彼らのほとんどは、自分の知識が他の人の役に立つかもしれないと考えて、コミュニティにお返しをしようと留まってくれました。すべてのエキスパートのみなさまの献身と、ウェブサイトで問題を抱えるユーザーを助けるために絶えず知識を共有してくださっていることに、感謝したいと思います。

今年は年間を通じて、Google Webmasters の YouTube チャンネルで公開のオフィスアワー ハングアウトを 75 回実施しました。英語、日本語、ドイツ語、ヒンディー語、フランス語で行いましたが、スペイン語でも開始しました。このハングアウトでは、双方向のやり取りが可能で、どなたでも Google チームに直接質問していただけます。日本語ではこちらの#ウェブマスターオフィスアワーのハッシュタグを使ってインタラクティブに行っており、また、ご質問はこちらのフォームで事前に集めています。

日本語のウェブマスターオフィスアワーは、 ほぼ毎月開催しており、その様子はこちらで過去のアーカイブをご覧いただけます。昨年 12 月にはプロダクト エキスパートのみなさんをご招待して Google のオフィスからオフィスアワーをお届けしました。後半プロダクト エキスパートのみなさんがどのようにフォーラムに取り組まれているかなど、インタビューしておりますので、その様子をぜひこちらからご覧ください。

このコミュニティに参加したい、ウェブマスター フォーラムで互いに交流したり、他のユーザーを支援してみたい、とお考えのみなさまは、プロダクト エキスパート プログラムのウェブサイトで詳細をご覧ください。多様な経歴やスキルを持つユーザーのみなさまをお待ちしています。

2019 年はコミュニティにとってどのような年になるでしょうか。またみなさまとお会いできることを楽しみにしております。

本日より Google プロダクト エキスパート プログラムを開始します!

ウェブマスター フォーラムでの質問やフィードバックの受け付けを開始してから 12 年以上が経過しました(当初はサイトマップに関するご質問を Google グループで受け付けていました。その頃のブログ投稿はこちら)。小さなメーリング リストから始まったウェブマスター フォーラムも今では 15 言語に対応し、年間のスレッド数が 50,000 件を超える活発なフォーラムへと成長しました。Google にとってこのフォーラムは、ご報告いただいたさまざまな事例から多くを学び、フィードバックを収集してチームに伝えるプラットフォームとして欠かせない存在となっています。

ウェブマスター フォーラムで積極的にユーザーの力になってくれているのが、Google のトップレベル ユーザー tc と注目ユーザー tc です。ウェブマスター フォーラムだけで 100 人以上、すべてのプロダクト フォーラムを合わせると 1,000 人以上のメンバーからなるエキスパート コミュニティが、Google のプロダクトを誰もが最大限に活用できるよう知識を共有してくれています。

本日、このトップレベル ユーザー プログラムのブランドを変更し、Google プロダクト エキスパート プログラムとしてリニューアルすることをお知らせいたします。エキスパートのコミュニティはそのままに、新たなブランドとして生まれ変わることになります。

今後数日の間にフォーラムのバッジを更新し、プロダクト エキスパートを簡単に識別できるようにします。バッジの種類は以下のとおりです。

シルバー プロダクト エキスパート: プロダクトに関する知識を深めている、比較的新しいメンバー

ゴールド プロダクト エキスパート: 豊富な知識を持ち活発に活動する、信頼のおけるメンバー

プラチナ プロダクト エキスパート: ユーザーを助けるだけでなく、メンターとしての活動やコンテンツの作成などを通じてコミュニティに貢献している経験豊富なメンバー

歴代プロダクト エキスパート: 現在は積極的に活動していないが、かつて頼りになるメンバーとして認められた歴代のメンバー

新しいバッジと名称について詳しくはこちらをご覧ください。

プロダクト エキスパートは、Google プロダクトを積極的に活用していて、他のユーザーの質問や悩みの解決に喜んで手を貸してくれる方々です。また、Search Console など、ユーザー向けのツールのフィードバックをくれたり、Google が答えるべきだと思われる質問を知らせてくれたりもしています。ユーザーからのフィードバックは Google が重視している情報の 1 つであり、プロダクト エキスパートは何が多くのユーザーに影響するかをしっかり理解しています。その一例として、新しい Search Console(英語) の開発につながったプロダクト エキスパートからのフィードバックについてブログに投稿しています。

新しいプロダクト エキスパート プログラムのウェブサイトでは、プロダクト エキスパートになる方法をご紹介しています。ぜひウェブマスター フォーラムで共に活動しましょう。皆様の参加を心よりお待ちしております。

ウェブマスターとコンテンツ クリエイターの方々のお役に立つために

魅力的なウェブサイトは、有益なコンテンツやサービスを世の中に届けようとご尽力されている、サイトを運営する皆様の努力が実を結んだものです。ウェブサイトの運営は、数年前に比べれば効率化されましたが、それでも骨の折れる仕事であることに変わりありません。私たちが Google 検索の改良に膨大な時間と労力を費やしている理由はそこにあります。ユーザーがコンテンツを見つけるまでのところは Google にお任せいただき、皆様にはユーザーの役に立つ魅力的なコンテンツを作ることに集中していただきたいのです。

Google 検索でどんな処理が行われているかは、あまり気にしても仕方ないと考えていらっしゃる方が多いかもしれません。確かにコンテンツを公開しておけば、Googlebot が自動的に見つけてクロールし、コンテンツを理解してインデックス登録し、サイト内の適切なページにユーザーを誘導してくれます。しかし、技術的なことを理解しているのとまったく知らないのとで、大きな差が生まれることもあります。

Google は、サイト所有者様向けのサポートやリソースの充実に力を注いできました。Google に質問したいと感じたときや、なぜそういう結果になったのか疑問に感じたとき、技術的な問題を解決する方法がわからないときは、世界中の Google エキスパートが力を合わせて作成しているこれらのリソースをぜひご覧いただけたらと思います。

最初におすすめしたいのが Google ウェブマスターです。すべてのサポート リソース(多くのコンテンツは 40 の言語に対応しています)を 1 か所にまとめ、探している情報に簡単にアクセスできるようにしました。例えば次のようなコンテンツがあります。

サポートが必要なときの 2 つ目の選択肢が Google ウェブマスター ヘルプ フォーラムです。現時点では、16 か国語(日本語英語スペイン語ヒンディー語フランス語イタリア語ポルトガル語ドイツ語ロシア語トルコ語ポーランド語バハサ インドネシア語タイ語ベトナム語中国語韓国語)で運営されています。フォーラムには専任の Google 社員がおり、皆様の質問にきちんと回答が寄せられているかどうか目を配っています。フォーラムを管理する Google 社員のほかに、トップレベル ユーザー プログラムのメンバーとして、コミュニティを積極的にサポートしてくれるユーザーがいます。彼らには、個別のウェブサイトのコンテンツに関する情報提供や分析など、Google ではなかなか難しいきめ細かい対応をお願いしています。フォーラムは基本的に公開されたディスカッションの場ですが、必要に応じて非公開で個別に返信することも可能です。

ウェブサイト所有者が利用できる 3 つ目のサポート手段が、オンラインのウェブマスター オフィスアワーです。現在のところ、日本語、英語、ドイツ語、トルコ語、ヒンディー語、フランス語で開催しています。ウェブマスター オフィスアワーでは、Google 検索でのウェブサイトの掲載についてなど、皆様からの質問に Google 社員ができる限りお答えします。カンファレンスやイベントの一番の醍醐味は参加者との質疑応答ですが、オンライン形式のオフィスアワーは、遠方でイベントに参加できない方々と意見交換できる貴重な機会となっています。今後のウェブマスター オフィスアワーやイベントの予定については、Google ウェブマスター カレンダーをご覧ください。

これらのリソース以外にも、How Search Works (検索の仕組み)というウェブサイトを頻繁に更新し、検索を利用したいと考えているすべての方が必要な情報を確実に見つられるよう、努力しています。

ウェブ上に公開したサイトは誰でも見ることができます。しかし状況によっては、ウェブサイトの問題についてフォーラムでオープンに議論したくない場合もあることは承知しています。特に慎重な対応が必要な問題で詳細を公にしたくない場合には、フォーラムの「非公開での返信」機能を使用して、経験が豊富な少人数のエキスパートに、必要最小限の情報を提供するかたちでサポートを受けることもできます。

Google 検索とウェブサイトに関連して他にご提案などございましたら、フォーラム、オフィスアワー、Twitter(@googlewmc)宛にお知らせください。

TC Summit 2015: ウェブマスター フォーラムのトップレベル ユーザーのみなさまに感謝を込めて

先週、米国カリフォルニア州サンフランシスコ、そしてマウンテンビューの Google 本社にて、「トップレベル ユーザー サミット 2015(#TCsummit)」を開催しました。今年も多くのトップレベル ユーザーとお会いできたことを非常に嬉しく思います。

トップレベル ユーザー(Google Top Contributors)は、豊富な製品知識と経験に基づいて、Google 公式ヘルプ フォーラムで世界中の数多くのユーザーのために多大な貢献を果たしてくださっている方々です。「トップレベル ユーザー サミット(Top Contributor Summit)」は、そのユーザー支援への「感謝」として 2 年ごとに開催されるイベントです。今回は 526 名のトップレベル ユーザーが世界中から集まりました。

“Learn, Connect, Celebrate” をモットーに、トップレベル ユーザーは Google のプロダクトについてさらに詳しく学び(= Learn)、Google の未来についてのインサイトを得て Google 社員と様々なトップレベル ユーザーがつながり(= Connect)、そして最後に Google のプロダクトやユーザーに対してトップレベル ユーザーが与えるポジティブな影響について称え合いました(= Celebrate)。
トップレベル ユーザー サミット 2015 の様子を映像でもお楽しみください

また、ウェブマスター関連のトピックに特化したセッションを開催し、ウェブマスター フォーラムの 20 カ国 14 言語を代表する 56 名のトップレベル ユーザーにお会いするという貴重な機会を得ることができました。
ウェブマスター フォーラムのトップレベル ユーザーと
Google のウェブマスター リレーションズ チームの集合写真

1 日をかけて Google のウェブマスター向けガイドラインや Search Console、Google 検索に関する様々な専門的なセッションを開催し、世界中のフォーラムでよく見られるトピックについて意見交換をしたり、検索関連のツールについてのフィードバックに耳を傾けました。また、トップレベル ユーザー プログラム自体やユーザーのために Google やトップレベル ユーザーがさらにどんなことができるかなどを話し合いました。Google のプロダクト マネージャーやエンジニア、そしてサーチ クオリティ チームがセッションに参加し話を伺い、トップレベル ユーザーや(フォーラム上で)ユーザーから寄せられたフィードバックをそれぞれのチームへ持ち帰りました。
ウェブマスター向けセッション中のトップレベル ユーザー
Google のウェブマスター向けガイドラインや Search Console、
Google 検索などについての専門的なセッションに耳を傾けています

トップレベル ユーザーのみなさんとのセッションは、わたしたち Google 社員にとっても様々な気づきや発見があり、ウェブマスター、コンテンツ制作者、そしてユーザーのみなさんが今どんなことを悩んでいるかを知ることができる貴重な機会となりました。こうした貴重な機会に、そしてトップレベル ユーザーのみなさんに感謝します。
日本から参加した様々なプロダクトのトップレベル ユーザーのみなさんと
Google 社員の集合写真。Google+ のコミュニティや
ハングアウトのグループ チャットなどを使って連絡を取り合いました

日本のウェブマスター リレーションズからは
長山と金谷が参加しました

今後も ウェブマスター ヘルプ フォーラム では、多くの方にトップレベル ユーザーとしてご参加いただきたいと思っています。トップレベル ユーザー プログラムの詳細についてはこちら をご覧ください。

Diogo Botelho and Roberta Remigi, Webmaster Relations team

2013 年もありがとうございました – 今年のハイライトと人気記事ランキングのご紹介


2013 年も残すところあと数日となりました。今年はウェブマスターのみなさんにとって、どんな 1 年でしたでしょうか?

今年、ウェブマスター セントラル ブログでは 50 近くの記事を掲載しました。このことからもわかるように、新たな機能の提供開始、イベントへの参加、Google 検索に関する様々なご案内など、Google サーチ クオリティ チームにとっても盛り沢山な 1 年となりました。

ここで日本のウェブマスター セントラルでの 2013 年ハイライトをご紹介いたします。

1. Google+ での情報発信をスタートしました
2013 年初めからスタートした Google+ 上での情報発信。今年 1 年でウェブマスター セントラルの新しい情報発信のチャンネルとして大きく発展しました。2 月からはウェブマスター ハングアウトを開始、ハングアウト オンエア形式で Google 社員が最新の情報をご紹介したりみなさまからのご質問にリアルタイムでお答えしたりと今まで以上にインタラクティブな情報発信を実施しました(今年のウェブマスター ハングアウトの録画動画はこちらからご覧ください)。3 月に Google+ 上に開設したWebmaster Japan コミュニティでは、ウェブマスターミニTips#ウェブマスタークイズといった人気企画で盛り上がり、メンバー数も 1000 人に迫っています。来年もWebmaster Japan コミュニティを拠点に様々な取り組みを行っていきます。

2. イベントに参加し、多くのウェブマスターの方にお会いできました
2013 年はいくつかのイベントに参加し、ウェブマスターの方に直接お会いしてお話する機会もありました。6 月のウェブマスター一年生のためのホワイトハット SEO、9 月のWordCamp 2013CSS Nite LP29「SEO 2013」などで多くのウェブマスターの方にお会いし、より良いサポートを提供していく上で非常に貴重なフィードバックをたくさん頂きました。来年も多くのみなさまにお会いできることを楽しみにしています。

3. トップ レベル ユーザー サミット 2013  を開催しました
9 月 30 日から 10 月 3 日にかけて、米国カリフォルニア州サンノゼ、およびマウンテンビューの Google 本社にて、「トップレベル ユーザー サミット 2013」を開催しました。Google では、豊富な製品知識と経験に基づいて、公式ヘルプ フォーラムで多大な貢献をしてくださっている方々を、「トップレベル ユーザー」と呼んでいます。今回、日本のヘルプ フォーラムからも 7 名のトップレベル ユーザーの方がサミットに参加し、プロダクトやフォーラム運営について活発な情報交換をしていただきました。

この他にも、たくさんのハイライトがありましたが、ここで一つ一つをご紹介しきれないため、最後に、 2013 年にウェブマスター セントラル ブログで多くのみなさまにお読みいただいた記事をランキング形式でご紹介します。「こんなトピックが話題になったな」と 2013 年を振り返って頂く際の参考にして頂きましたら幸いです。

1 位:「検索エンジン最適化(SEO)クイック チェックシート」が完成しました。あなたのお友達やご家族にもどうぞ!
2 位:検索エンジン最適化 ( SEO ) スターターガイドを更新しました
3 位:Google がお勧めするスマートフォンに最適化されたウェブサイトの構築方法
4 位:スマートフォン向け検索でのランキングの変更について
5 位:レスポンシブ・ウェブデザイン - メディアクエリのパワーを使いこなす

ランキングをご覧になるとお分かりのように、2013 年はモバイル/スマートフォン向けサイトの運営について多くの情報発信を行い、ウェブマスターの方の関心を強く集めた年でもありました。来年以降も情報発信を強化していく予定ですのでぜひブログ等でのアップデートをご確認下さい。

最後になりましたが、2013 年もヘルプ フォーラムや Google + コミュニティ、ハングアウトなど、様々な場所でのご参加、フィードバックのご提供ありがとうございました。Google サーチ クオリティ チームでは、2014 年もますますみなさまのお役に立つ情報を提供できるよう、様々な取り組みを行っていきたいと思います。来年もどうぞよろしくお願い致します。

それではみなさま、よいお年を。

p.s. ウェブマスター ヘルプフォーラムGoogle+ Webmaster Japan コミュニティでも 2013 年の振り返りポストを行っています。ぜひご覧ください。

トップレベル ユーザー サミット 2013 のご報告

9 月 30 日から 10 月 3 日にかけて、米国カリフォルニア州サンノゼ、およびマウンテンビューの Google 本社にて、「トップレベル ユーザー サミット 2013」を開催しました。


Google では、豊富な製品知識と経験に基づいて、公式ヘルプ フォーラムで多大な貢献をしてくださっている方々を、「トップレベル ユーザー」と呼んでいます。トップレベル ユーザーの方々は、世界各国の様々なプロダクトの公式フォーラムで、欠かせない存在となっています。

トップレベル ユーザー サミットは、世界各国の ヘルプ フォーラム で大きな貢献をされているトップレベル ユーザーの方々へ日頃の感謝をお伝えすると共に、より良いヘルプ フォーラム コミュニティ運営のために Google 社員との間で情報交換、ディスカッションをおこなうことを目的としたグローバル イベントです(前回の様子)。

今回、500 名を超えるトップレベル ユーザーの方々を Google 本社があるシリコンバレーにお招きし、新機能のご紹介や Q & A セッションなど、様々なイベントを開催しました。日本からは、AdWords、AdSense、Gmail、ウェブマスターの各フォーラムから計 7 名のトップレベル ユーザーが参加されました。ウェブマスター ヘルプフォーラム からは、木村 將さん(フォーラム上のユーザー名:マサさん) が参加されました。

各国から集まったトップレベル ユーザーのみなさんと Google 社員
最終日に行った「Webmaster Day」では、12 言語のウェブマスター ヘルプフォーラムから 40 名以上のトップレベル ユーザーの方々が参加され、 Google 社員との間で、活発な意見交換や質疑応答が行われました。また、Google 検索を担当するエンジニアから、開発現場で現在どのようなことに取り組んでいるかについてのプレゼンテーションなども行い、参加者の方に開発の最前線の様子に触れて頂きました。

このサミットは、トップレベル ユーザー間の交流もひとつの大きな魅力です。今回もプロダクトや国を超えたネットワークが得られたことに、みなさん満足されていたようです。 

今回参加されたマサさんに、イベントの感想を伺いました。
前回に引き続き参加させて頂きました。 以前にも増して大規模なイベントであり、プロダクト別の分科会(Webmaster Day)など、充実した内容でした。Google がユーザーのことを理解し、大切にしたいと思っていることを直に感じられ、とても嬉しく思いました。ユーザーとして Google と直接意見交換が行え、ユーザーの意見を汲み取ろうとする Google の姿勢に共感し、学びも得られました。
Webmaster Day での集合写真

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

トップレベル ユーザーのみなさまとともに、Google のユーザー コミュニティがさらに活発になっていくことを楽しみに思っています。 そして、今後も ウェブマスター ヘルプフォーラム では、多くの方にトップレベル ユーザーとしてご参加いただきたいと思っています。トップレベル ユーザー プログラムの詳細についてはこちら をご覧ください。


関連記事 Saying thank you to our Google Top Contributors (Google Official Blog, 英語)

ウェブマスター ヘルプフォーラム ユーザー アンケート 2013

ウェブマスター向け公式ヘルプ フォーラム は、3 月 6 日で開設から 4 周年を迎えました。この 4 年間でヘルプ フォーラムも大きく成長し、今では 4,000 名を超えるユーザーにご利用いただいています。これもひとえに、ウェブマスターの皆さまが、日頃活発にディスカッションに参加してくださっているおかげです。本当にありがとうございます!



さて、今年もウェブマスター向け公式ヘルプ フォーラムをご利用の皆さまを対象としたアンケートを実施します。毎年アンケートでお寄せいただいく回答はウェブマスター ヘルプ フォーラム チームにとって大変貴重な情報となっています。昨年はアンケートでいただいたご意見をもとに、ヘルプ フォーラムでの豆知識の投稿 や、 Google Webmaster Central YouTube Channel に日本語字幕を追加 するなどの取り組みへとつながりました。今回のアンケートの結果も今後のフォーラム運営や、ウェブマスター ハングアウト で取り上げるトピックの参考にさせていただきたいと思います。

アンケートに回答してくださった方の中から抽選で 20 名様に Google オリジナル グッズをプレゼントいたします。そして今年はさらに、アンケート回答者の中から 5 名の方を Google 東京オフィスにお招きし、直接ウェブマスター フォーラムへのご意見を伺えればと思っています。なお、日程は 4 月 1 日を予定しています。詳細はアンケートフォームをご確認ください。

より便利なウェブマスター向け公式フォーラムのために皆さまのご意見をお聞かせください。

アンケートのご回答はこちらからよろしくお願いいたします。 (アンケートは終了いたしました。ご回答いただきましたみなさま、ありがとうございました。)
*回答受付期間: 2013 年 3 月 7 日(木) ~ 3 月 27 日(水)

みなさまのご回答、お待ちしております!

ウェブマスター ハングアウト、始まりました!

Google はこの度、ウェブマスターのみなさまをサポートする新しいチャネルとして、Google+ のビデオチャット機能であるハングアウトを利用したウェブマスター ハングアウトを開始しました。毎回トピックを設定し、事前に質問を集めるなど、みなさまにとって利用しやすいように、そしてより深いサポートができるような内容にしたいと思います。

初回のウェブマスター ハングアウトは、トップレベル ユーザー の皆さんにも参加していただき、2013 年 2 月 6 日に行いました。当日の様子は こちらの動画 でご覧いただけますので、ぜひご確認ください(既に 1000 人以上の方々にご覧頂いています!)。



次回のウェブマスター ハングアウトは、2013 年 3 月 6 日に行います。テーマは再審査リクエストです。以前にもブログ(再審査リクエストを送信する際にご確認いただきたいこと再審査リクエストへの回答が、より具体的になりました)や、フォーラム(Google 社員によるウェブマスターの豆知識: 再審査リクエストにまつわる誤解 Part 1Part 2Part 3)で再審査リクエストについてはいろいろご案内しておりますが、ここでは基本的な流れや書き方のポイント、そしてみなさんからのご質問に回答したいと思います。質問方法や、詳しい参加方法につきましては、こちら をご覧ください。

今後のウェブマスター ハングアウトの告知は、ウェブマスター ヘルプフォーラム、Google+ の Google Japan for Business アカウント を通じて行われます。ぜひチェックしていてください。

それではハングアウトでお会いしましょう!


ウェブマスター向けヘルプフォーラムをご利用のみなさまへ。2012 年もありがとうございました。

Google ウェブマスター向け公式ヘルプフォーラム は 2009 年の 3 月に開設して以来 4 年、 ウェブマスターの方々の問題解決やディスカッションの場として多くの人々に利用されてきました。本当にありがとうございます。ここで、2012 年のウェブマスター向けヘルプフォーラムのハイライトをご紹介いたします。

新しいトップ レベル ユーザーの誕生、交流
Google のヘルプフォーラムでは、ユーザーのみなさんの疑問や問題解決を的確にサポートしたり、ユーザー間のディスカッション、情報交換に積極的に参加しフォーラムを盛り上げていただいているアクティブ ユーザーの方々にトップレベル ユーザーというタイトルを付与しております。ウェブマスター ヘルプフォーラムでは昨年に引き続き、今年も新しいトップ レベルユーザー(癋見no さんdronpa さん)が誕生しました。 2011 年はトップ レベル ユーザーの方々をアメリカのオフィスにご招待して、「グローバル トップレベル ユーザー サミット 2011」を開催しましたが、2012 年もさらにいくつかの新しいコミュニケーションの場を持つことができました。たとえば今秋には、トップレベルユーザーと Google のウェブマスタートレンドアナリストとサーチクオリティチームで ハングアウト を行いました。普段はフォーラム上でしか聞くことのできないトップ レベル ユーザーのご意見や疑問点などを直接伺うことができ、非常に貴重な機会となりました。

ウェブマスター ツールの新機能「リンクの否認ツール」の公開
2012 年 10 月に、あなたのサイトと、サイトへのリンクとの関係性を否認するウェブマスター ツールの新機能「リンクの否認ツール」を公開しました。こちらの機能は、サイトへの不自然なリンクを理由に手動によるスパム対策が実施されているというメッセージが Google から届いた際に、ウェブマスター向けガイドライン違反となる箇所の違反状態を解消するためにお使いいただけます。また、フォーラムでは、みなさまからいただいた声をもとに、豆知識Q & A という形で、日本独自の情報を発信しました。 さて、ここでフォーラムで活発にディスカッションに参加し、いつもフォーラムを盛り上げていただいているみなさまのお名前をご紹介いたします。みなさま、いつも活発なご参加ありがとうございます!

あうらゆうまさんマサさんたむらはんさん癋見no さんsuzukik さんdronpa さんden さんSEM-ADVISER さんhnxyy654 さん

ウェブマスター ヘルプフォーラムでは、2013 年もますますみなさまのお役に立つ場所となるべく、様々な取り組みを行っていきたいと思います。来年もどうぞフォーラムへのご参加をよろしくお願い致します。
それではみなさま、よいお年を。

p.s. フォーラムで 2012 年のブログ人気記事 をご紹介しております。今年最も多くの方に読んで頂いた記事は「Google 検索が、高品質なサイトをよりよく評価するようになりました」でした。2 位以下の記事については、ぜひ以下のリンクからご覧ください。
ウェブマスター ヘルプフォーラム:年末年始のサポート体制と 2012 年のブログ人気記事のご紹介