求人情報ガイドラインを守って、より多くのトラフィックを集めましょう

今年 1 月、仕事探しをよりスムーズにするために日本でもGoogle しごと検索がローンチしました。ウェブマスターが求人情報の構造化データを設定すると、求職者をあなたのサイトの求人情報に結びつけることにつながり、より関心の高い求職者をあなたのサイトの求人情報に誘導できます。そこで、求職者が満足できるよう、求人情報ガイドラインを遵守することが重要です。ここでは、以下の三点についてお知らせいたします。

  • 期限切れの求人情報を削除する
  • 求人の詳細ページに構造化データを配置する
  • 求人情報の詳細と構造化データ内の情報を一致させる

期限切れの求人情報を削除する

求職者が求人情報を見つけ、応募しようとしても、求人情報の有効期限がきれて応募できないのは、とても残念なことです。求職者は、求人情報に応募しようと決めたあとに、期限切れの求人であると気づくことがあります。期限切れの求人ページをあなたのサイトから削除することで、トラフィックが増加する可能性があります。求人情報を削除する方法については、求人情報を削除するを参照してください。

求人の詳細ページに構造化データを配置する

求職者は、求人情報の詳細ページにたどりつきたいのであり、求人リストにたどりつくのが目的ではありません。求人リストへのアクセスを回避するには、可能な限りもっとも詳細なページに構造化データを配置することです。求人リストの表示ページ(たとえば、求人検索結果ページ)に構造化データを配置しないで下さい。ひとつの仕事について詳細に記載されている求人情報ページにのみ、構造化データを配置してください。

求人情報の詳細と構造化データ内の情報を一致させる

JobPosting 構造化データに、求人掲載に存在しない情報が含まれているサイトがあります。Google しごと検索で表示される求人の詳細と、求人情報の説明ページが一致しない場合、求職者は混乱します。JobPosting 構造化データ内の情報が、常に求人掲載ページの情報と一致していることを確認してください。ここでは例を示します。

  • 構造化データに給与情報を追加する場合は、同一内容を求人情報の説明ページにも追加します。両方の給与の数字は一致させてください。
  • 構造化データの location は、求人掲載ページの職場と一致させてください。

求人掲載ページのコンテンツと整合性のある構造化データを提供することは、求職者が仕事を見つけるのに役立つだけではなく、あなたの求人情報に対し、より関心の高い候補者を集められることにつながり、求人に適した候補者を見つけられるようになります。

あなたのサイトが求人情報ガイドライン(このブログ投稿のガイドラインも含む)に違反している場合、Googleでは、あなたのサイトに対して手動による対策を実行し、Google しごと検索に求人を表示することができなくなる可能性があります。よくみられる違反例としては、構造化データの title フィールドに、給与や会社情報、キャッチコピーなどを詰め込んでいるケースです。タイトルには「ソフトウェア エンジニア」のように職務の名称のみを指定してください。求人情報のタイトルではありません。また、構造化データの hiringOrganization プロパティには、職務をを提供している組織名、会社名のみ指定してください。所在地や求人情報は含めないでください。手動による対策を受けた場合、問題を修正し、再審査リクエストを送信すると再審査を行えます。再審査で問題の修正が承認されると、あなたのサイトやページが、手動による対策から解除されます。

詳細については、Job Posting 開発者向けドキュメントおよび Job Posting よくある質問を参照してください。

タイトル: 検索スパムの 2018 年の傾向 – ウェブスパム レポート 2018

Google は、あらゆる検索に対して最高品質の結果を提供することを目指しています。この取り組みの一環として、Google では、いわゆる「ウェブスパム」という不正行為により検索体験、コンテンツ、行動の品質が低下し、ウェブマスター向けガイドラインに抵触しないよう対策を講じています。その結果、ユーザーがアクセスした検索結果ページに占めるスパムページの割合は 1% を大きく下回っています。本記事では、2018 年に私たちが行ったウェブスパム対策をご紹介します。

2018 年のウェブスパムの傾向と Google の対策

2018 年に私たちが対処したウェブスパムのうち、昨年までに引き続き目立っていたのは以下の 3 種類のスパムでした。

不正なハッキングに関するスパム: 2017 年のレポートでは、検索結果中のハッキングされたウェブサイトで、スパムの大幅な減少が見られました。この傾向は 2018 年も続いており、ハッキングされたウェブページが検索結果に影響したりユーザーに被害を与えたりする前に、より早く発見されるようになりました。ハッキングされたサイトのスパムが検索に及ぼす影響は軽減していますが、こうしたサイトは依然としてウェブの安全性を脅かすセキュリティ上の重要な問題であり続けています。ハッキングされてしまったウェブマスターに対しても、私たちはハッキングされたウェブサイトの復旧に役立つガイドを提供することで、ウェブサイトを侵害されたウェブマスターの支援に取り組んでいます。

ユーザー生成スパム: 私たちはユーザー生成スパムとして知られるタイプのスパムに引き続き注目しています。ユーザー生成スパムには、フォーラムへのスパム投稿や、無料のブログやサービス等のスパム行為があります。いずれも人が利用することを意図しておらず、コミュニケーションを混乱させるだけで、ユーザーには何の価値ももたらしません。2018 年には、この種のスパムが検索ユーザーに及ぼす影響を 80% 以上減らすことができました。ウェブサイトに対する不正行為を防止できなくても、私たちはウェブサイトの所有者が自己防衛の手段を簡単に習得できるようにしたいと考えています。そのため、サイトのコメント欄を不正行為から守る方法を提供しています。

リンクスパム: 私たちは、信頼性と関連性に優れるリンクの価値を検索ランキングにおける重要な要素として守り続けてきました。悪質なリンクスパムには速やかに対処し、ランキングを不正に操作しようとする多くのリンクの影響をできる限り排除しています。長年にわたり何度も浮上する「リンク施策」にまつわる数々の説についても、ウェブマスターやホワイトハットな SEO の専門家の皆様と連携して反証してきました。ウェブサイトの所有者に対しては、ランキングを上げることを主目的としてリンクを作成するのではなく、魅力的なコンテンツの作成に注力すれば、こうした説や現状について心配する必要はないと伝えてきました。私たちは、ウェブサイトの所有者に質の高いコンテンツの作成を奨励することが、あらゆるタイプのスパムと闘うための最善策のひとつであると考えています。検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド

などは、おすすめの方法に焦点を当てており、Google 検索結果でのランキングを上げる秘訣と称するよくある説や誤解を否定するのに役立つものです。リンクスパムのレポートも、こうした不正行為との闘いを支え、公正な検索ランキングを維持するのに大変役立ちます。

より良いウェブの実現に向けて - ユーザー、ウェブマスター、デベロッパーとの連携

ユーザーからは日々、検索結果におけるウェブスパムフィッシングマルウェアが報告されています。そのおかげで、私たちは Google のフィルタとプロセスを逃れたウェブスパムやマルウェアなどが検索に及ぼす問題を発見できます。私たちがユーザーから受け取った検索スパムの報告は 18 万件を超え、処理した報告の 64% で対策を講じることができました。これらの報告は本当に効果があります。ご報告いただいたすべての皆様に感謝したいと思います。

私たちは、ウェブサイトに問題があることを発見したとき、その所有者に通知することが重要だと考えています。2018 年には、検索結果へのサイトの表示に影響を及ぼしうる問題点と改善点をお知らせするため、1 億 8,600 万件を超えるメッセージをウェブサイトの所有者あてに生成しました。こうした通知は、Search Console でサイトの確認が済んでいるサイト所有者にのみ送っており、その数は 9,600 万件に及びます。残りのメッセージは、有効である限りウェブサイトとのリンクが維持されるので、ウェブマスターが Search Console に自分のサイトを登録すれば表示されます。メッセージの大半は Search Console の新規ユーザーへの歓迎メッセージでした。その次に多かったのは、モバイル ファースト インデックスが利用可能になったときに、その旨を Search Console の登録ユーザーに通知するメッセージでした。全メッセージ中、2% をわずかに上回る約 400 万件が、Google のウェブマスター向けガイドライン違反に対する手動対策に関連するものでした。

高品質のコンテンツが増えることは、検索結果をウェブスパムから守ります。私たちは、ウェブマスターのみなさんが

そのようなコンテンツを作成するのに少しでもお役に立てるようツールやレポートを継続的に改善しています。Google Search Console は一から再構築され、新しいレポートと改善されたレポートの両方(パフォーマンスインデックス カバレッジリンクモバイル ユーザビリティのレポート)に加え、最新機能(URL 検査ツールサイトおよびユーザー管理)が利用できるようになりました。この改良版 Search Console は 2018 年中にベータ版の提供を終了し、現在はすべての登録済みウェブサイト所有者に一般提供されています。

私たちは、最新のウェブを開発しているフロントエンド デベロッパーの存在も忘れてはいません。CMS を使用している場合でも、独自の CSS や JS を作成している場合でも、ウェブ フレームワーク上でサイトを構築している場合でも、ユーザーにとって魅力的で検索に適したサイトを作成するデベロッパーの取り組みを支援することに私たちは力を注ぎました。デベロッパーとウェブマスターは、ウェブページの品質向上に役立つオープンソースの自動監査ツールである Lighthouse の新しい SEO 監査機能を使用して、自分のページでアクショナブルな SEO ヘルスチェックを実行し、改善の余地がある領域を速やかに見つけられます。

私たちはまた、ウェブサイトの所有者と直接交流する機会を作り、解決が困難な問題についても支援しています。Google の専門チームのメンバーは、オンラインおよび対面で定期的に世界中のウェブマスターと交流しています。76 以上の都市で、190 を超えるオンライン オフィスアワー、オンライン イベント、オフライン イベントを、SEO、デベロッパー、オンライン マーケティング担当者を含む合計 17 万人以上の方々にお届けしました。また、東京、シンガポール、チューリッヒ、大阪の 4 都市では Google 主催の検索イベントを開催し、インドでは 11 の都市で検索に関するカンファレンスを開催しました。2018 年には、英語、フランス語、ドイツ語、ヒンディー語、日本語に加え、スペイン語でオフィスアワーのライブ配信を開始しました。ウェブマスターは、Google ウェブマスター YouTube チャンネルより、ヘルプ、ヒント、有益なディスカッションをご覧になれます。プロダクト エキスパートは、公式サポート フォーラムを通じて、12 を超える言語で、ウェブマスターの問題が解決するよう手助けをしています。

私たちは、2019 年もウェブスパムのない検索体験を皆様にお届けできるように努力を続けてまいります。

ウェブページの最適な日付を Google 検索に知らせるには

Google の検索結果ではリストの横に日付が表示されることがあります。今回は、この日付がどのように判断されるのかなど、ウェブマスターの皆様から寄せられる一般的な質問にお答えし、日付の精度向上に役立つおすすめの方法をご紹介します。

日付はどのように判断されるのか

Google では、自動化システムで適切と判断されると、ニュースのような日付や時間が重要なページに対して日付が表示されます。

Google ではさまざまな要素に基づいて日付を判断しています。たとえば、ページ自体に読者にもはっきりとわかるように明確に記載されている日付や、サイト運営者が構造化マークアップで指定している日付などが挙げられますが、これらに限定されません。

どの要素も単独では信頼性にかけるため、Google が 1 つの要素にのみ頼ることはありません。サイト運営者が常に明確に表示される日付を提供しているとは限りません。構造化データが不足している場合や、正しいタイムゾーンが設定されていない場合もあります。そのため、Google のシステムでは、複数の要素を確認して、ページが公開された時点や大幅に更新された時点の最も正確と考えられる日付を推定しています。

ページ上で日付を指定する方法

Google が正しい日付を選択できるように、サイト所有者やサイト運営者は次のことを行ってください。

  • 明確な日付を表示する: ページ上で明確な日付を目立つように表示します。
  • 構造化データを使用する: datePublished および dateModified スキーマを使用し、AMP または非 AMP ページの正しいタイムゾーン指定子を指定します。構造化データを使用する場合は、ISO 8601 形式を使用するようにしてください。

Google ニュースに関するガイドライン

Google ニュースでは、コンテンツが公開または更新された日付と時刻の両方を明確に表示する必要があります。構造化データだけでは不十分なため、日付と時刻の表示に加えて、構造化データを使用することをおすすめします。日付と時刻は見出しと記事のテキストの間に配置してください。詳しくは、記事の日付に関するヘルプページもご覧ください。

大きな変更を加えた記事の場合、日時を更新することには意味があります。しかし、やむを得ない理由もなしに、重要な情報を追加しないまま記事を人為的に更新するのはやめてください。また、以前に公開した記事をわずかに更新しただけの記事を作成し、古い方の記事を削除して、新しい記事にリダイレクトすることも避けてください。このような手法は、記事の URL に関するガイドラインに違反しています。

ウェブページの日付に関するおすすめの方法

  • 上記の最も重要な要件に加えて、Google がウェブページに対して表示する最適な日付を判断するのに役立つ、おすすめの方法は次のとおりです。
  • ページがいつ更新されたかを示す: ページを大幅に更新する場合は、表示される日付も更新します(時刻を表示している場合は、時刻も更新します)。必要に応じて、2 つの日付(ページの当初の公開日と更新日)を表示することもできます。表示する場合は、読者にはっきりと見えるようにしてください。両方の日付を表示する場合は、やはり、アルゴリズムが認識しやすいように、AMP または非 AMP ページdatePublisheddateModified を使用することをおすすめします。
  • 正しいタイムゾーンを使用する: 時刻を指定する場合は、必要に応じて夏時間を考慮し、正しいタイムゾーンを指定してください。
  • 使い方に一貫性を持たせる: ページ内では、構造化データとページの表示部分とで正確に同じ日付(と時刻)を使用するようにしてください。ページで指定している場合は、同じタイムゾーンを使用します。
  • 将来の日付やページの内容に関連する日付を使用しない: そのページで取り上げているイベントに関連する日付、特に、今後発生するイベントやテーマの日付ではなく、ページ自体が公開または更新された時点の日付を必ず使用してください(必要な場合は、イベント マークアップを個別に使用できます)。
  • Google の構造化データのガイドラインに準拠する: Google では、ページで指定されている日付(一般には構造化データ)が使用されることを保証しているわけではありませんが、構造化
    データのガイドライン
    に準拠することで、Google のアルゴリズムに、コンピュータが解読できる形式で日付を認識してもらいやすくなります。
  • ページ上の他の日付を最小限に抑えることで問題を解決する: 上記のおすすめの方法を取り入れても、不正確な日付が選択されているのを見つけた場合は、ページに表示される他の日付(関連記事の横にある日付など)を削除するか最小限に抑えることを検討してください。

これらのガイドラインをご活用いただくことで、ウェブサイトのページで正しい日付を指定するのが簡単になることを願っております。この記事や構造化データについてご不明な点などありましたら、ウェブマスター ヘルプ フォーラムでお気軽にご質問ください。

定期購入ページの説明が不十分な場合は警告が表示されるようになります

モバイル向け定期購入ページの説明が不十分だと感じる Chrome ユーザーが増えています。 きちんと説明された覚えもなく、月末の請求書を見て驚くというのは、ユーザーにとって非常に不愉快な体験です。Google では、ユーザーが十分な情報に基づいて定期購入できるように努めています。そこで Chrome 71 (2018 年 12 月公開) 以降、Chrome ユーザーが説明が不十分な定期購入ページを開こうとした場合に警告を表示することにしました。警告が表示された場合は、定期購入ページに進むかどうかをユーザーが明示的に選択することになります。料金が発生することに気付いていなかった場合は、前のページに戻ることができます。

説明が不十分なモバイル向け定期購入

次のようなケースを考えてみましょう。隆史さんが、モバイル端末でブラウジングしていてゲームサイトにアクセスしたところ、携帯電話番号の入力を求めるページが表示されました。

携帯電話番号を入力して [Continue] をクリックすると、コンテンツにアクセスできました。

翌月届いた携帯電話の請求書には、身に覚えのない請求が含まれていました。オンラインのゲームサービスの定期購入はこんなに高額なのでしょうか。この金額を支払うことに本当に合意したのでしょうか。コンテンツの利用料金としていくら払うことに合意したのでしょうか。

料金に関する情報を Chrome ユーザーに

Chrome ユーザーがウェブ ブラウジング中に請求手続きに移行するときは、そのことをきちんと理解し、十分な情報を得たうえで意思決定できるようにしたいと考えています。

ユーザーに十分な情報を提供するためには、Google が新たにまとめたモバイルでの料金請求のベスト プラクティスに沿って、十分に詳細な情報を請求ページに記載することが重要です。以下にチェックポイントを挙げておきますので、ユーザーに十分な情報を提供できているかどうかを確認してみてください。

  • 料金に関する情報がユーザーに明示されていますか?たとえば、定期購入ページに料金に関する情報が表示されていない(または見つけるのが難しい)と、支払いが必要だと認識しないまま手続きを進めてしまうおそれがあります。ユーザーが料金に関する情報を確認してから定期購入に同意できるようにしてください。
  • ユーザーが利用規約に同意する前に、料金を簡単に把握できますか?たとえば、料金に関する情報がグレーの背景にグレーの文字で記載されていては、ユーザーが見過ごしてしまうおそれがあります。ユーザーが料金を簡単に把握できるよう、わかりやすく表示してください。
  • 簡単に理解できる料金体系になっていますか?たとえば、サービスの料金がいくらになるかを計算式で示す場合は、できる限りシンプルでわかりやすい式になるよう工夫してください。

モバイル版 Chrome、PC 版 Chrome、Android の WebView では、料金に関する情報が不十分なページが検出されると、ユーザーに対して次のような警告が表示されます。

説明が不十分な請求ページにアクセスしようとすると警告が表示される。

このようなページが検出された場合は、Search Console を通じてウェブマスターに通知します。変更を加えて料金に関する情報が明確になりましたら、通知から再審査をリクエストしてください。Search Console での確認が済んでいないウェブサイトにつきましては、ウェブマスターと連絡が取れるよう最善を尽くします。なお、ウェブマスター ヘルプ フォーラムでは、15 の言語で質問を受け付けています。Search Console 経由で再審査リクエストが届きましたら、変更後のページを審査し、基準を満たしていれば警告を削除します。

料金に関する情報が Google のベスト プラクティスに沿ってわかりやすく明示されていれば、特に変更を加える必要はありません。また、今回 Chrome に表示されるようになった警告が、Google 検索でのウェブサイトの掲載順位に影響することもありません。

ご不明な点がございましたら、ウェブマスター ヘルプ フォーラムをご利用ください。

ウェブスパムに対する Google の取り組み – ウェブスパム レポート 2017

Google が常に心がけているのは、Google 検索で情報を探しているユーザーにできる限り質の高い検索結果を提供することです。しかし、検索結果の掲載順位を操作し、そこから利益を得ようとする悪質な行為も後を絶ちません。こうした行為は、「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにする」という Google の使命とは相反するものです。Google は長年にわたって、こうした検索における不正行為やスパムとの闘いに多大な労力を費やしてきました。ここでは、2017 年に Google がどのように不正行為と闘っていたかを紹介します。

Google では、ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)に違反するさまざまなタイプの不正行為をまとめて「スパム」と呼んでいます。独自に分析したところ、ユーザーが検索結果からアクセスしたサイトがスパムサイトだった割合は長年 1% を下回っており、さらにここ数年は 0.5% 以下に抑えることができています。

2017 年のウェブスパムの傾向と Google の取り組み

スパムとの闘いはまさにイタチごっこです。対策をとれば、スパマーたちがそれをすり抜ける方法を編み出してきます。2017 年を象徴する傾向の 1 つが、掲載順位の操作やマルウェアの拡散を目的とするウェブサイトへのハッキングの増加でした。ハッキングされたウェブサイトは、ユーザーにとって重大な脅威となります。ハッカーはサイトを完全な支配下に置いて、ホームページを改ざんしたり、有益なコンテンツを削除したり、マルウェアや有害なコードを挿入したりできるからです。また、パソコンなどのキー入力を記録したり、オンライン バンキングや金融取引のログイン認証情報を盗んだりすることもあります。2017 年はこの脅威を軽減することに力を入れ、ハッキングされたサイトの 80% 以上を検知して検索結果から除外できるようになりました。しかしハッキングは、検索を行うユーザーだけでなく、ウェブサイトの所有者にとっても深刻な脅威です。そこで Google では、所有者がウェブサイトを安全に運営できるよう、サイトのセキュリティを強化するための実践的なガイドを提供するとともに、サイトがハッキングされたときの対処方法をまとめたガイドも一新しました。このガイドは 19 の言語でご利用いただけます。

Google は、堅牢なコンテンツ管理システム(CMS)の重要性も認識しています。多くののウェブサイトは、主要な CMS のいずれかで運営されています。そしてスパマーは、ユーザー生成コンテンツを悪用する(たとえばコメント欄やフォーラムにスパム コンテンツを投稿する)方法を見つけることで、CMS のセキュリティ上の弱点を突いてきます。Google は、主要な CMS を提供している WordPress や Joomla がフォーラム、コメント欄、ウェブサイトを悪用するスパム行為への対策を取れるよう緊密に連携し、支援しています。

他にも典型的な不正行為として挙げられるのが「リンクの操作」です。リンクは、Google 検索での掲載順位を決める基礎的な要素の 1 つです。2017 年は、ランキング手法の改善と手動による対策の強化を通じて不自然なリンクの削除に力を注ぎ、スパムリンクを前年比でほぼ半数にまで減らしました。

より快適なウェブの実現に向けたユーザーやウェブマスターとの連携

Google は皆様からの報告を歓迎します。スパムの検出やブロックは自動化されたシステムにより常に行われていますが、「フィッシングの疑いがある」といった報告はいつでもお寄せください。検索スパムに関するユーザーからの報告は、昨年 1 年間で 9 万件近く寄せられました。

スパムやマルウェアなどの問題を Google に報告していただくことは、サイトの所有者や検索ユーザーを不正行為から守ることにつながります。報告フォームは、スパムフィッシングマルウェア用にそれぞれ用意しています。これまでにご報告いただいたすべての方に感謝するとともに、今後も引き続きご協力いただきますようお願いいたします。

さらに Google は、ウェブ エコシステムの健全性を維持するため、ウェブマスターのみなさまとも積極的に連携しています。

昨年は、ウェブサイトに問題があることが特定されたサイトの所有者宛てに、Search Console を通じて 4,500 万通のメッセージを送信しました。そのうち 600 万通を超えるメッセージが手動による対策に関わるものです。透明性のあるコミュニケーションにより、ウェブマスターのみなさまがウェブサイトが手動による対策の対象になった理由や問題を解決する方法を理解することができるようにしています。

新しい Search Console のベータ版をリリース(英語)したのも昨年でした。当初は一部のユーザーに限定してリリースし、その後すべての Search Console ユーザーに公開しました。ユーザーの皆様が何を必要としているかをお伺いして、検索パフォーマンス レポートや、インデックス カバレッジ レポートなど、要望の多かった機能から順に追加しています。こうした機能の拡充により、Google 検索での掲載の最適化がさらに簡単になっています。

Google は、セーフ ブラウジングの保護機能を強化し、不正なコンテンツ等からユーザーを保護しています。昨年は、この機能を大幅に改良しました。macOS 端末(英語)への保護対象の拡大、Chrome へのフィッシング予測保護機能(英語)の追加、望ましくないモバイル ソフトウェア(英語)への厳正な対処などのほか、不正な Chrome 拡張機能のインストール(英語)からユーザーを保護するために大幅な改善を加えました。

ウェブマスターの皆様とコミュニケーションするためのチャンネルも多数ご用意しています。オンラインやオフラインで皆様のお話を伺う専門スタッフを配置するとともに、オンライン オフィス アワー、オンライン イベント、オフライン イベントは世界 60 以上の都市で 250 回以上開催し、22 万人を超えるウェブサイトの所有者、ウェブマスター、デジタル マーケティング担当者の皆様にご参加いただきました。また、公式のヘルプ フォーラムでは、さまざまな言語で寄せられた膨大な数の質問にお答えしています。昨年 1 年間にフォーラムで生成されたスレッドは 6 万 3 千件にのぼり、世界中の 100 人以上のトップレベル ユーザーが 28 万件もの回答を投稿してくれました(詳しくはこちらの投稿をご覧ください)。フォーラムブログSEO スターター ガイドに加え、Google ウェブマスターの YouTube チャンネルでもさまざまなヒントやアイデアを紹介しています。新たに SEO スニペットという動画シリーズも始まりました。SEO に関する具体的な質問に、スペシャリストが簡潔かつ的確にお答えしています。この機会にぜひチャンネル登録してください。

以上のように、昨年 1 年間でさまざまな改善を施しましたが、もちろんこれで終わりではありません。Google が追い求めるのは、不正行為を一切心配する必要のないユーザー エクスペリエンスの実現です。これからもウェブ エコシステムに関わる皆様のご協力をいただきながら、引き続き改善に取り組んでまいります。

ウェブマスターとコンテンツ クリエイターの方々のお役に立つために

魅力的なウェブサイトは、有益なコンテンツやサービスを世の中に届けようとご尽力されている、サイトを運営する皆様の努力が実を結んだものです。ウェブサイトの運営は、数年前に比べれば効率化されましたが、それでも骨の折れる仕事であることに変わりありません。私たちが Google 検索の改良に膨大な時間と労力を費やしている理由はそこにあります。ユーザーがコンテンツを見つけるまでのところは Google にお任せいただき、皆様にはユーザーの役に立つ魅力的なコンテンツを作ることに集中していただきたいのです。

Google 検索でどんな処理が行われているかは、あまり気にしても仕方ないと考えていらっしゃる方が多いかもしれません。確かにコンテンツを公開しておけば、Googlebot が自動的に見つけてクロールし、コンテンツを理解してインデックス登録し、サイト内の適切なページにユーザーを誘導してくれます。しかし、技術的なことを理解しているのとまったく知らないのとで、大きな差が生まれることもあります。

Google は、サイト所有者様向けのサポートやリソースの充実に力を注いできました。Google に質問したいと感じたときや、なぜそういう結果になったのか疑問に感じたとき、技術的な問題を解決する方法がわからないときは、世界中の Google エキスパートが力を合わせて作成しているこれらのリソースをぜひご覧いただけたらと思います。

最初におすすめしたいのが Google ウェブマスターです。すべてのサポート リソース(多くのコンテンツは 40 の言語に対応しています)を 1 か所にまとめ、探している情報に簡単にアクセスできるようにしました。例えば次のようなコンテンツがあります。

サポートが必要なときの 2 つ目の選択肢が Google ウェブマスター ヘルプ フォーラムです。現時点では、16 か国語(日本語英語スペイン語ヒンディー語フランス語イタリア語ポルトガル語ドイツ語ロシア語トルコ語ポーランド語バハサ インドネシア語タイ語ベトナム語中国語韓国語)で運営されています。フォーラムには専任の Google 社員がおり、皆様の質問にきちんと回答が寄せられているかどうか目を配っています。フォーラムを管理する Google 社員のほかに、トップレベル ユーザー プログラムのメンバーとして、コミュニティを積極的にサポートしてくれるユーザーがいます。彼らには、個別のウェブサイトのコンテンツに関する情報提供や分析など、Google ではなかなか難しいきめ細かい対応をお願いしています。フォーラムは基本的に公開されたディスカッションの場ですが、必要に応じて非公開で個別に返信することも可能です。

ウェブサイト所有者が利用できる 3 つ目のサポート手段が、オンラインのウェブマスター オフィスアワーです。現在のところ、日本語、英語、ドイツ語、トルコ語、ヒンディー語、フランス語で開催しています。ウェブマスター オフィスアワーでは、Google 検索でのウェブサイトの掲載についてなど、皆様からの質問に Google 社員ができる限りお答えします。カンファレンスやイベントの一番の醍醐味は参加者との質疑応答ですが、オンライン形式のオフィスアワーは、遠方でイベントに参加できない方々と意見交換できる貴重な機会となっています。今後のウェブマスター オフィスアワーやイベントの予定については、Google ウェブマスター カレンダーをご覧ください。

これらのリソース以外にも、How Search Works (検索の仕組み)というウェブサイトを頻繁に更新し、検索を利用したいと考えているすべての方が必要な情報を確実に見つられるよう、努力しています。

ウェブ上に公開したサイトは誰でも見ることができます。しかし状況によっては、ウェブサイトの問題についてフォーラムでオープンに議論したくない場合もあることは承知しています。特に慎重な対応が必要な問題で詳細を公にしたくない場合には、フォーラムの「非公開での返信」機能を使用して、経験が豊富な少人数のエキスパートに、必要最小限の情報を提供するかたちでサポートを受けることもできます。

Google 検索とウェブサイトに関連して他にご提案などございましたら、フォーラム、オフィスアワー、Twitter(@googlewmc)宛にお知らせください。

医療や健康に関連する検索結果の改善について

Google では、今週、日本語検索におけるページの評価方法をアップデートしました。

この変更は、医療や健康に関する検索結果の改善を意図したもので、例えば医療従事者や専門家、医療機関等から提供されるような、より信頼性が高く有益な情報が上位に表示されやすくなります。本アップデートは医療・健康に関連する検索のおよそ 60% に影響します。Google では、医療や健康だけに限らず、今後も継続的に検索の改善に取り組んで行きます。

現在、毎日数百万件以上の医療や健康に関する日本語のクエリが Google で検索されています。これを分析してみると、医療の専門用語よりも、一般人が日常会話で使うような平易な言葉で情報を探している場合が大半です。日本のウェブには信頼できる医療・健康に関するコンテンツが多数存在していますが、一般ユーザー向けの情報は比較的限られています。

もし、あなたが医療関係者で、一般のユーザーに向けたウェブでの情報発信に携わる機会がありましたら、コンテンツを作る際に、ぜひ、このような一般ユーザーの検索クエリや訪問も考慮に入れてください。ページ内に専門用語が多用されていたら、一般ユーザーが検索でページを見つけることは難しくなるでしょう。内容も分かりづらいかもしれません。ユーザーがあなたのサイトを見つけるために使用している検索キーワードのリストは、Search Console で確認することができます。もし、そのリストが専門用語で占められていたら、一般ユーザーの多くはあなたのサイトの情報にアクセスできていない可能性があります。

Google では、アルゴリズムの改善やウェブマスターへの情報提供などを通じ、検索の改善に日々努めています。もし問題のある検索結果を見つけた場合には、デスクトップでは「フィードバックを送信」から、モバイルの場合は「ご意見・ご要望」からお知らせください。検索を改善するための情報として活用させて頂きます。

「イベント」マークアップに関するお知らせ

最近ユーザーから、検索結果の「イベント」スニペットが表示されるべき場所に、イベントと関係のない情報(たとえばクーポン情報)が表示されるとの報告が寄せられています。

このような表示はユーザーにとって非常に紛らわしく、Google のガイドラインにも反します。そのため、ガイドライン(英語)に修正を加え、より明確にしましたのでご確認ください。

問題となっているのは、以下のような場合です。

クーポンなどを表示する場所に「イベント」マークアップを使用して、特典について記述しているサイトをよく見かけます。割引クーポンはユーザーにとって特別なものではありますが、やはりそれを「イベント」としてアピールするべきではありません。イベント マークアップ(英語)を使用してイベント以外の情報を記述すると、実際には何のイベントも開催されないにもかかわらず、時間になると何かが始まるかのようにリッチ検索結果が表示されるため、ユーザーのエクスペリエンスは確実に低下します。

どのようなサイトが問題なのか、いくつか例を見てみましょう。

このようなサイトは、ユーザーに誤解を与えるおそれがあるということで、手動による対策の対象となることがあります。その場合は、Search Console アカウントに通知が届きます。手動による対策の対象になった場合、サイト全体の構造化データ マークアップが検索結果に反映されなくなることもあります。

このブログ記事では特にクーポンを取り上げましたが、これ以外にもイベントと無関係な情報を「イベント」としてマークアップすると、このガイドラインが適用されます。つまり、マークアップをタイプの異なる情報に使用すると、手動による対策の対象になるおそれがあるということです。十分にご注意ください。

詳しくは、デベロッパー向けドキュメント(英語)をご覧ください。ご不明な点がありましたら、ウェブマスター ヘルプ フォーラムでご質問ください。

より良質のコンテンツをユーザーに

Google は、世界中の情報を整理するという使命(英語)のもと、検索品質評価ガイドライン(英語)に準拠した質の高いコンテンツをユーザーに届けたいと考えています。ユーザーの役に立つ質の高いコンテンツは、その大部分がプロとして情報提供するサイトによるコンテンツです。このようなサイト運営者様の成功を Google としても後押ししたいのです。

情報提供のエコシステムは、主に広告と定期購読といった収入源によって支えられていますが、定期購読を採用する場合は、検索を有効に活用するうえで微妙なバランス感覚が必要になります。定期購読コンテンツはペイウォール方式を採用するのが通例であるため、定期購読を利用していないユーザーはコンテンツにアクセスできません。ペイウォールの向こう側に良質なコンテンツがあっても、そのことを知らないユーザーは、無料コンテンツを提供する別のサイトに移ってしまう傾向が強いことが評価を行う中で明らかになっています。定期購読コンテンツの有益さがユーザーに認識されていなければ、定期購読を申し込んでもらうことは容易ではありません。実際、定期購読が必要なサイトを敬遠するユーザーが一定数いることが、Google が行った調査の結果からわかっています。したがって、定期購読コンテンツが有益であることをユーザーに知ってもらうために、コンテンツの一部を無料サンプルとして提供することが不可欠なのです。

Google ウェブ検索(英語)ニュース(英語)に適用される First Click Free(FCF)ポリシーは、この問題に対処するために作成されました。FCF は、サイト運営者様には定期購読コンテンツのプロモーションとユーザー獲得の機会を、Google ユーザーには質の高いコンテンツに出会える機会を提供するものです。Google はこの一年にわたり、サイト運営者様にもご協力をいただいて、ユーザーの満足度や情報提供エコシステムの持続可能性といった面から FCF の効果を調査してきました。その結果、FCF そのものは妥当なサンプル提供モデルであるものの、効果的なサンプル提供モデルの選択は、各サイトで独自にご判断いただく方が良いということがわかりました。そこでこのたび、検索に含める要件から FCF を除外し、最新のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)に違反しない限りは、無料サンプルをさまざまな方法で提供できるようにすることにしました。この方式を「Flexible Sampling(フレキシブル サンプリング)」と呼ぶことにします。

そもそも FCF の導入に至った理由の 1 つは、クローキングの問題に対処することでした。クローキングとは、ユーザーに配信するコンテンツと Googlebot がクロールするコンテンツを異なるものにする行為です。スパマーがよく使う手は、検索結果の掲載順位を操作する目的で、検索エンジンに対してはその評価が高そうなコンテンツ(たとえば健康に良い料理のレシピ)を表示する一方、ユーザーに対しては別のコンテンツ(たとえばダイエット薬の販売ページ)を表示するという方法です。こうした「おとり」手法は、期待していたのと違うコンテンツを見せられるという不快感をユーザーを与えます。ペイウォール方式を採用するサイトには、ページに新しい構造化データを追加することを強くおすすめしています。この構造化データを追加していないと、ペイウォールがクローキングの一種と解釈され、ページが検索結果から削除される可能性があるためです。

Google では、今回の調査結果に基づいて、フレキシブル サンプリングを実装するためのおすすめの方法(英語)を解説したガイドを作成しました。Google が提案するサンプル提供方法は 2 種類あります。1 つは、ユーザーに一定数の記事を無料で提供し、その後にペイウォールを提示する「メータリング」、もう 1 つは記事を完全には公開せず、一部だけを無料で見せる「リードイン」です。

メータリングについては、1 日単位ではなく 1 か月単位で設定する方が柔軟性が高く、安定した環境でテストできると考えています。たとえば、1 日に 3 件のサンプルを提供するよりも 1 か月に 10 件提供する方が、件数の変更がユーザーに及ぼす影響が小さく、件数を柔軟に調整できるからです。最適な無料サンプル数は、それぞれのサイトやそのユーザー層によって異なりますが、Google では、無料サンプルの数を 1 か月あたり 10 件から始めることを推奨しています。これは、定期購読の可能性があるユーザーに、サイトのコンテンツを十分に体験してもらうためです。まずは 10 件からテストしてみて、コンバージョンを最大化できるサンプル件数を特定することをおすすめします。

リードインの場合は、記事の一部(たとえば冒頭の数文)のみを表示します。これによりユーザーは、定期購読コンテンツの質の高さを体験できます。完全にブロックされているページとの比較で考えれば、リードインの方がコンテンツの有用性や価値を実感しやすいことは明らかです。

今回の変更が、良質なコンテンツを提供するサイト運営者様のさらなる成長を可能にし、ユーザーにより質の高いコンテンツを提供することにつながるものと期待しております。

Advanced Hosting Meetup プログラム、その後の経過報告と新規参加企業のお知らせ

ホスティング サービス運営者のみなさまと、Google 検索と相性の良いサービス運営や、サービス上のスパムサイト対策について情報交換、対策実施を進める Advanced Hosting Meetup プログラム。本プログラムについて前回のご報告から 1 年が経過しました。その間、参加メンバーも増え、スパムサイト対策もさまざまな進展がありました。そこでこの 1 年間の活動報告と新規参加企業についてご報告いたします。


2016 年 Advanced Hosting Meetup プログラムの成果

昨年 1 年間を通し、スパム対策手法の情報交換やスパムサイト情報の相互共有にとどまらず、共同でスパム手法の分析やスパムサイト対策を実施するなど参加メンバーの力を合わせさまざまな対策を実施しました。その結果、それぞれのサービス単独では実現できないような成果が、それぞれのホスティングサービスや、Google の検索結果上で確認できました。個々の取組み詳細については、スパム対策のための手の内を明かすことになってしまうので、ここで詳細を語ることはできません。ただ、参加企業が運営するブログサービス上ではスパム行為はやりにくくなっており、そして今後もますますやりにくくなっていくということです。今後も共同でのスパム対策を継続していきます。

新規参加企業のご紹介


前回のアナウンス以降、エキサイト株式会社、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社、LINE 株式会社の 3 社が新たに参加されました。そこで改めて現在の参加企業をご紹介します。

※ プログラム参加企業一覧 (敬称略・50 音順、カッコ内は主な提供サービス名)
プログラム参加メンバー

Google とプログラム参加企業は、情報を探す検索ユーザーと情報を発信するウェブマスターのどちらにとってもより良い、より健全なウェブ エコシステムの維持、発展を目指して、Advanced Hosting Meetup プログラムを 2017 年も継続して実施していきます。

大規模な記事キャンペーンのリンクに関する注意点

最近、サイトに投稿された記事にスパムリンクが含まれているケースが増えています。投稿者からの投稿、ゲストやパートナーによる投稿、シンジケーション提供された投稿などの形で、あるウェブサイトの名前で書かれた記事が別のウェブサイトに掲載されるケースが一般的です。

こうした投稿記事が好ましくないというわけではありません。他のサイトのユーザーに情報を提供したり、ご自身の活動や企業への認知度を高めたりするうえで効果的な方法の 1 つと言えます。ただし、投稿元のサイトへのバックリンクを大量に獲得することを意図している場合は、リンク プログラムに関するウェブマスター向けガイドラインに違反します。極端な例ですが、問題となるのは以下のような場合です。

  • 大量のキーワードを含んだリンクが、記事の中で乱用されている
  • 記事が大量のサイトに公開されている、または少数の大規模サイトに大量の記事が公開されている
  • 対象分野の知識が乏しい人に記事を書かせている
  • 複数の記事で同じかよく似たコンテンツを使用している、またはサイトに掲載されている記事の内容を完全に複製している(このような場合は、rel=”nofollow” に加えて rel=”canonical” を使用することを推奨しています)

スパムリンクが設定された記事を公開しているサイトが見つかった場合、Google はそのサイトの品質に対する認識を改め、その認識を掲載順位に反映します。サイトへの投稿を許可し、記事として公開している場合は、寄せられた投稿をしっかり吟味する必要があります。その投稿者は知り合いか、投稿の内容がサイトのユーザー層に合っているか、役に立つ内容が含まれているかなどを確認してください。記事内に疑わしいリンクがある場合は、投稿者が rel=”nofollow” を使用しているかどうかを確認するとよいでしょう。

リンク獲得を目的として記事を作成しているウェブサイトについては、ウェブ全体への悪影響を防ぐためにも厳正に対処します。リンク獲得を最優先にすれば、記事の品質は二の次になり、ユーザー エクスペリエンスが低下することは目に見えています。こうしたサイトから記事掲載リクエストがしつこく繰り返し届く場合は、スパム報告フォームから報告してください。最後に、ユーザーからの支持のほとんどはサイト管理者自身が築いていくものであり、リンクはその一形態にすぎません。スパムリンクをなくすことが、サイトの印象を改善する最適な方法ではないでしょうか。リンク獲得に関してアドバイスするとすれば、サイトのコンテンツをより魅力的にすることが最も効果的です。リンクを含め、他のものはみな後からついてきます。

日本語検索の品質向上にむけて

Google は、世界中のユーザーにとって検索をより便利なものにするため、検索ランキングのアルゴリズムを日々改良しています。もちろん日本語検索もその例外ではありません。

その一環として、今週、ウェブサイトの品質の評価方法に改善を加えました。今回のアップデートにより、ユーザーに有用で信頼できる情報を提供することよりも、検索結果のより上位に自ページを表示させることに主眼を置く、品質の低いサイトの順位が下がります。その結果、オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトが、より上位に表示されるようになります。

今回の変更は、日本語検索で表示される低品質なサイトへの対策を意図しています。このような改善が、有用で信頼できるコンテンツをユーザーに提供する皆さんを、正当に評価するウェブのエコシステム作りの助けとなることを期待しています。

この変更で、Google が認識する日本語検索の問題すべてを解決できるとは考えていません。検索品質向上のために、継続的にサイトの品質評価アルゴリズムのさらなる改善を行って参ります。

ユーザー生成スパムからサイトを守るには

所有するウェブサイトのコメント欄やフォーラム内のスレッドに、自動生成されたコンテンツが書き込まれているのを見かけたことはないでしょうか。このようなコンテンツは、サイトを訪れた人々にとって迷惑なだけでなく、Google などの検索エンジンによって、望ましくないコンテンツがサイトに関連付けられるおそれがあります。

この記事では、サイトやフォーラムでこのタイプのスパムが見つかった場合にどう対処すればよいかについて紹介します。

ユーザー生成スパムとは、スパマーが自分のサイトへのトラフィックを増やす目的で、他人が所有するサイトに不正なコンテンツやリンクを投稿する行為です。いくつか例を挙げましょう。



コメント欄やフォーラム内のスレッドは、とても良い情報源であり、サイトを訪れた人々との交流を通じてユーザーを引き付ける効果的な方法になります。この貴重なコンテンツが、スパマーによって自動生成されたキーワードやリンクで埋め尽くされるのは、避けなければなりません。

サイトのフォーラムやコメント欄を保護し、スパマーに狙われにくいサイトにする方法は多くあります。例えば:
  • フォーラム ソフトウェアを常に最新の状態に保つ。定期的に時間を取り、ソフトウェアを常に最新の状態に維持します。セキュリティに関連する重要な更新には特に注意を払うようにしてください。スパマーは、古いバージョンのコンテンツ管理システム(ブログや掲示板など)のセキュリティの問題を悪用してきます。
  • キャプチャを追加する。キャプチャを使用すると、投稿しようとしているのが自動化されたスクリプトやロボットではなく、人間のユーザーであることを確認できます。このようなサービスとしては、reCAPTCHASecurimageJcaptcha などがあります。
  • 疑わしい動作をブロックする。多くのフォーラムでは、投稿と投稿の間隔を十分に空けるための時間制限を設定できます。また、プラグインを使用して、トラフィックが極端に多い IP アドレスやプロキシを特定したり、人間ではなくボットが実行していると思われる一般的な動作を検出したりできます。たとえば phpBBSimple MachinesmyBB など、多くのフォーラム プラットフォームがこのような設定に対応しています。
  • フォーラムの上位投稿者を毎日確認する。最近参加し始めたユーザーの投稿数が極端に多い場合は、そのプロフィールをチェックし、投稿内容がスパムでないか確認します。
  • 特定の種類のコメントを無効にすることを検討する。たとえば、フォーラムのスレッドが非常に古く、返信が期待できない場合は、そのスレッドを閉じることをおすすめします。今後フォーラムに手を入れる予定がなく、フォーラムを利用しているユーザーがすでにいない場合は、投稿を完全に無効にすることでスパマーによる悪用を防ぐことができます。
  • コメントの管理機能を活用する。コメントの管理機能を使用すると、一定の評価を得ているユーザーのみがリンクを投稿できるようにする、リンク付きのコメントの投稿を承認制にする、といった対応が可能になります。 さらに設定を変更することで、匿名での投稿を無効にすることもできますし、新しいユーザーからの投稿は承認後に一般公開されるようにすることも可能です。 管理者の負担が大きすぎる場合は、同僚や友だち、信頼できるユーザーの協力を仰ぎ、投稿の確認や承認などの管理作業を分担することもできます。フォーラムに新たに参加したユーザーの投稿や言動には十分注意を払いましょう。
  • スパム用語のブラックリスト作成を検討する。スパムであることが明らかな用語(違法なストリーミング、薬物関連の用語など)のブラックリストを使用して、不適切なコメントをブロックします。自分のフォーラムや他のフォーラムでよく見かけるスパム投稿から、スパマーしか使わないような不適切な用語やトピックと無関係な言葉を抜き出してブラックリストに追加します。フォーラム プラットフォームによっては、該当するコメントを自動でマークまたは削除できる機能やプラグインを備えている場合もあります。
  • コメント欄のリンクに「nofollow」属性を使用する。こうすることで、スパマーがこのサイトをターゲットとしなくなります。Blogger を含む多くのブログサイトでは、投稿されたコメントにこの属性がデフォルトで自動追加されます。
  • 自動化されたシステムを利用してサイトを保護する。たとえば Akismet は、多くのブログやフォーラム システムに対応するプラグインを備えた包括的なシステムです。インストールも簡単で、スパムコメントの大部分を自動的に分類してくれます。
これらのトピックについてさらに詳しく知りたい方は、ヘルプセンターにあるユーザー生成スパムに関するガイドラインコメントスパムを防止する方法をご覧ください。ウェブマスター ヘルプ フォーラムもぜひご利用ください。

Posted by Anouar Bendahou, Search Quality Strategist, Google Ireland

ウィジェット リンクについて覚えておいて頂きたいこと

Google では、サイトの PageRank を操作することを目的としたリンクに対して、これまでも厳しい態度で臨んできました。本日は、そのようなリンクに関しての Google のポリシーを改めて確認したいと思います。特に、大量のキーワードを含むリンクや、隠しリンク、低品質のリンクが、ウィジェットに埋め込まれたまま様々なサイトへ配布されているケースについて確認します。

ウィジェットをうまく活用すると、ウェブサイトにおける体験をより価値あるものへと高め、ユーザーを引きつけることができます。しかし一部のウィジェットは、ウェブマスター自身が配置した覚えのないリンクを、アンカー テキストが編集できないような形で、勝手に配置することがあります。これらのリンクは自然に配置されたものではないため、Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)の違反と見なされます。

以下に、Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)を違反しているリンクを含んだウィジェットの例を紹介します。

Google のウェブスパム 対策チームでは、不自然なリンクに対して手動による対策を実施することがあります。手動による対策を行う場合は、Search Console を通じてサイト所有者にその旨通知しています。サイトを宣伝するためにウィジェット リンクを使用していて、サイトへの不自然なリンクに関する警告が届いた場合は、問題を解決して再審査をリクエストすることをおすすめします。

不自然なリンクの問題を解決するには、リンクから PageRank が転送されないようにします。そのためには、ウィジェット リンクに rel="nofollow" 属性を追加するか、リンクをウィジェットから完全に削除します。ウィジェット リンクを修正または削除し、サイトへの不自然なリンクの問題をすべて解決したら、そのことを Google に伝えるため、Search Console から再審査リクエストを送信してください。Google で審査を行い、リクエストが承認されたかどうかをお知らせします。

サイトでウィジェットを使用している場合は、それらに不自然なリンクが含まれていないかどうかも確認してください。不自然なリンクが見つかった場合は、rel="nofollow" 属性を追加するか、リンク自体をウィジェットから完全に削除します。

ウィジェット リンクについては、こちらの動画リンク プログラムに関するウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)で詳しく解説しています。ご不明な点はウェブマスター ヘルプ フォーラムで気軽に質問してください。経験豊かなウェブマスターたちが力になってくれるはずです。

2015 年に Google が実施したウェブスパムへの対策

検索は強力なツールです。場所やデバイスの違いを気にすることなく、いつでも、どこからでもユーザーが様々なコンテンツにアクセスする手助けをします。Google サーチ クオリティ チームでは、関連性が高く、そしてスパム サイトの表示されない、高品質な検索結果をユーザーに提供できるように日々取り組みを進めています。Google ではアルゴリズムと手動によるスパム対策を組み合わせて、ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)に違反するようなスパム サイトが検索結果に表示され、ユーザーが誘導されたり、損害を受けたりすることがないように対策しています。
今日は、2015 年にどのようなスパムのトレンドが見られたか、そうしたスパム サイトに対して Google がどのような対策をおこなったか、そしてウェブマスターのみなさんと共に健全なウェブエコ システム構築のために進めてきた取り組みについてご紹介します。

2015 年のウェブスパム トレンド

  • 2015 年は、不正なハッキングの被害に遭うサイトが非常に多く見られました。– 前年に比べ 180% の増加が観測されました。ご自身のサイトがハッキングの被害に遭わないようにぜひ予防策を実施してください。
  • 価値のない質の低いコンテンツを含むスパム サイトについても増加が見られました。こうしたサイトは、ほとんど、あるいは、まったく価値の無いコンテンツを掲載していたり、他のサイトからコンテンツを盗用していたりします。こうした手法は、ユーザーに意味のある付加価値をもたらしません。

2015 年に実施したウェブスパムへの対策

  • スパム対策、そしてユーザーの利便性を高めるための検索結果の改善の大半は、アルゴリズムによって実施しました。例えば、不正なハッキングが行われたサイトへの対策としてアルゴリズムの変更を実施しました。
  • アルゴリズムで対処できないスパムについて、手動による対策を実施しました。2015 年、430 万通以上のメッセージをウェブマスターに送信し、手動による対策がサイトに実施されたことをお知らせし、問題の解消をサポートしました。
  • ウェブマスターが、再審査リクエストのプロセスを通じて、スパムとなっていた箇所のクリーンアップを実施し、問題を解消したサイトの数は、前年と比較し 33% 増加しました。

検索ユーザーとウェブマスターのみなさんと共に

  • 40 万通以上のスパム レポートを世界中のユーザーのみなさんからお送りいただきました。レポートに優先順位を付けた後、65% のレポートに対して調査を実施し、その内 80% をスパム サイトと判定しました。クリーンなウェブ エコ システムを築いていくため、スパム レポートを送ってくださったみなさん、ありがとうございました!
  • 17 言語にて、のべ 200 回以上のウェブマスター オフィスアワーやイベントを実施しました。Google にとって、ウェブマスターのみなさんと直接お話しする場は、ウェブマスターのみなさんをサポートをしたり、ウェブマスターのみなさんから多くの貴重なフィードバックをいただく重要な機会です。
  • ウェブマスター ヘルプ フォーラムはウェブマスターへのサポート チャンネルとして、さらに成長を続けました。トップレベル ユーザーのみなさんが実に 35,000 以上の質問に回答してくださったりと、参加者同士によるディスカッションで膨大な数の問題が解決しました。また、2015 年 10 月に実施された 「トップレベル ユーザー サミット 2015」では、全世界に 56 人いるウェブマスター ヘルプ フォーラムのトップレベル ユーザーのみなさんに参加いただき、より良いサポートのあり方やツールの改善について積極的な議論がなされました。トップレベル ユーザーのみなさん、いつも多大な貢献どうもありがとうございます!

Google ではこれからもスパム対策の技術を向上させていきます。また、ウェブマスターや検索ユーザーのみなさんと共に、健全なウェブのエコ システムの構築に貢献していきます(Google サーチ クオリティ チームでは、スパム対策以外にも、より良い検索結果提供のための改善を続けています)。共にスパマーと戦い、多くのユーザーが、探している情報に瞬時に辿り着ける Google 検索の提供にご協力いただきありがとうございます。これからも Google 検索をどうぞよろしくお願いします!


Advanced Hosting Meetup プログラム : 結果のご報告

ホスティング サービス運営者のみなさまと、Google 検索と相性の良いサービス運営や、サービス上のスパム サイト対策について情報交換、対策実施を進める Advanced Hosting Meetup プログラム。このプログラムでは、健全なウェブ エコ システムの構築を目指して活動を続けています。開始から 3 か月経ち、進展がありましたので、ここでご紹介します。

プログラムの様子

1 月にスタートした当プログラムは、月一回のミーティングと、メーリングリストでの日常的な情報交換によって進行されました。
1 月のミーティングでは参加者の自己紹介、このプログラムで目指すゴール設定を行いました。どのサービスもスパム対策に共通して悩んでいることが確認でき、協力してより効果的な対策ができないか検討を進めていくことになりました。
第 1 回ミーティングの様子

2 月のミーティングでは、アメブロを運営する株式会社サイバーエージェントさんから、どのようにスパム サイトの検知を行っているかプレゼンテーションを行って頂きました。その後、各社での対策状況の共有、当プログラム内で共同して実施できる取り組みの検討を行いました。実に 2 時間以上に及ぶ活発な議論が行われました。

事例紹介をしてくださった株式会社サイバーエージェントのお二人
第 2 回ミーティングの様子

3 月は各社内で検討結果を調整、4 月の第 3 回ミーティングでは、共同で実施するスパム サイト対策について以下のように合意しました。

プログラムの結果ご紹介

本プログラムの参加企業 8 社は、健全なウェブ エコ システムの構築のために、以下のアクションを実施することを決定しました。
  1. 【スパム サイト情報の相互共有】本プログラムに参加したホスティング サービスを運営する企業(以下、プログラム参加企業 ※)は、各サービス上のスパム サイトに関する情報(例えば Google が Search Console 上の手動対策ビューアで提供しているスパム サイトの情報等)をプログラム参加企業間で共有します。情報を相互に共有することで、各サービス上のスパム検知や対策の精度向上を目指します。また、スパム サイトの情報に加え、各社で発見したスパムの最新の傾向や対策法などについても知見を共有します。
  2. 【アフィリエイト プログラムの悪用抑止】アフィリエイト プログラムを悪用したスパム サイトの作成抑止および、より迅速な対策を目指し、プログラム参加企業は、アフィリエイト プログラムを悪用したスパム サイトについて調査、情報交換を強化していきます。今回、その第一歩として、健全なアフィリエイト プログラムの活用という共通のゴールのもと、楽天アフィリエイトさんとの間で情報交換をスタートすることとしました。具体的には、悪用したスパム サイトを発見した場合、その情報を、楽天アフィリエイトに提供します。楽天アフィリエイトは、提供された情報をもとに調査を実施し、必要に応じて悪質なアフィリエイト サイトに対する対策を実施します。
なお、当プログラム内で相互共有する情報は、スパム サイトの URL やスパムの種類、手法等が対象であり、個人情報は含みません。
※ プログラム参加企業一覧 (敬称略・50 音順、カッコ内は主な提供サービス名)
(株式会社サイバーエージェントさん、楽天株式会社さんは「班長」さんとして、プログラム内で議論をリードしてくださいました。ありがとうございました!)

その他にも、当プログラムをきっかけに、参加企業独自のスパム対策が始まりました。
  • JUGEM でのブログ作成時に reCAPTCHA 認証が導入されました。
  • はてな匿名ダイアリー上で(エイプリル フール企画と兼ねて)「はてラボセンター試験認証」が試験的に導入されました。クイズへの回答を求める形式のスパム サイト作成防止策は、以前のホスティング向けイベント内でシーサー株式会社さんから実践例を共有頂いたことで、JUGEM 上での導入が実現、そして今回はてな匿名ダイアリー上での試験導入に至りました。

プログラムの今後 - 参加企業を募集します

プログラム参加メンバー
Google とプログラム参加企業は、より健全なウェブ エコ システムの構築に貢献することを目指して、Advanced Hosting Meetup プログラムを継続して実施していきます。
新規の参加希望者も随時受け付けておりますので、ご興味のあるサービス運営者の方はこちらのフォームからお知らせください。
  • 次回は 5 月 18 日(水)にミーティングを実施予定です。
  • 参加対象者はホスティング サービス(ユーザーがコンテンツを投稿できるブログ等のサービス)を運営している事業者となります。
  • 当プログラムは参加企業によるディスカッションを中心に運営されます。Google はプログラム運営を担当しますが、プログラム参加企業に対して検索エンジン上のパフォーマンスに影響するような特別なアドバイスやサポートを提供しません。
情報を探す検索ユーザーと情報を発信するウェブマスターどちらにとってもより良い、健全なウェブのエコ システムを維持、発展させていくため、多くの方々とご一緒できることを楽しみにしています。

企業から無料で提供された商品をブログでレビューする際のベスト プラクティス

オンライン マーケティングの手法の一つとして、企業がブロガーに無料で商品を送付してレビューしてもらったり、ブログ投稿で言及してもらう代わりに商品を贈呈したりする場合があるようです。今回は、商品を提供する企業や投稿を記述するブロガーの皆様に向けて、そのようなコンテンツがユーザーにとって有益で、同時に Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)にも準拠するためのベスト プラクティスをご紹介します。

  1. 必要に応じて nofollow 属性を使用する

    商品やサービスを受け取る見返りとして、PageRank を転送するようなリンクを設置することは、リンク プログラムに関する Google のガイドラインに違反しています。例えば、次の場所にリンクするように企業がブロガーに要請する場合があります。

    1. 企業のサイト
    2. 企業のソーシャル メディア アカウント
    3. 商品を販売しているオンライン ストアのページ
    4. 商品のレビューを掲載しているレビュー サービスのページ
    5. アプリストアに掲載されている企業のモバイルアプリ

    このようなリンクは自然に生じたものではありません(つまり、企業がリンクと引き換えに無料の商品やサービスの提供を申し出なければ存在しなかったリンクです)。したがって、ブロガーはこうしたリンク全てに対して nofollow 属性を設定してください。企業や協力しているマーケティング会社は、リンクに対して nofollow 属性を使用するようブロガーに働きかけることで、役割を果たすことができます。

  2. 関係を開示する

    ユーザーは、スポンサー付きのコンテンツを表示している場合は知らせてほしいと考えています。また、国によっては、スポンサーの開示を義務付けた法律も存在します。開示情報は投稿のどこに表示してもかまいませんが、ユーザーが投稿全体を読まない場合もあるので、上部に配置するのが最も有効です。

  3. 魅力的でユニークなコンテンツを作成する

  4. 成功しているブログには、ユーザーにまたアクセスしたいと思わせる確かな魅力があります。自分のテーマとする分野で頼れる情報源になったり、他の人が注目していない有益なニッチ情報を紹介したり、独自の専門知識や情報源に基づいて自分だけが作り出せる、他にはないコンテンツを提供しています。ブロガーの皆様も、そんな魅力的でユニークなコンテンツの制作を心がけてみてください。

より詳しい情報を知りたい場合は、Google ウェブマスター ヘルプ フォーラムをご覧ください。

Advanced Hosting Meetup:参加企業が決定しました

ホスティング サービス運営者のみなさまと、Google 検索と相性の良いサービス運営や、サービス上のスパム サイト対策について情報交換、対策の実施を進める Advanced Hosting Meetup プログラムプログラム発表後、多くのサービス運営者様からお申し込みを頂きました。この度プログラムに参加して頂くサービス運営者のみなさまが決定し、早速第 1 回のミーティングを開催、プログラムがスタートしました。

プログラム参加者のみなさま
参加企業のみなさま(敬称略・順不同、カッコ内は主なご担当サービス名)
ミーティングの様子

第 1 回目のミーティングでは、互いの自己紹介の後、早速参加者同士での活発なディスカッションがおこなわれ、3 か月間に渡るプログラムのスタートを切りました。今後、月 1 回のミーティングおよびオンライン上でのディスカッションを続け、スパム対策や大規模サービス運営上の工夫などについて情報交換や実験等を進めていきます。

プログラムの内容および結果は、プログラム終了後、当ブログでご紹介します。

プログラム参加者のみなさま、健全なウェブ エコシステムを実現していくために、皆で頑張りましょう!よろしくお願いいたします。

「Advanced Hosting Meetup」を実施します

この度、ホスティング サービス運営者のみなさまを対象にしたプログラム「Advanced Hosting Meetup」を開催します。このプログラムでは、3 か月間にわたってサービス運営上の工夫やスパム対策について情報交換、アイディア交換、共同での実験や調査等を行います。

ブログなどのホスティング サービスは、無料または低コストで簡単に利用できることから広く利用されています。一方で、サービスの運営においては、大規模サービスであるが故の運営上の工夫や、サービス上でのスパム行為への対処等、専門的なノウハウが求められることも多いでしょう。

Google サーチ クオリティ チームでは、これまでもホスティング サービスを運営するみなさまと、大規模サービスの運営、特にスパム サイト作成に利用されず、Google 検索と相性の良いサービスとするにはどうすればいいか等について考える場を設けてきました(ブログ記事 ハングアウト)。

こうしたイベントを通じホスティング サービスの方にお会いする中で「他のサービス運営者との情報交換は非常に役立つので、さらに続けたい」、「大規模サービス運営ならではの疑問をさらに解消する場が欲しい」というお声をたくさん頂きました。そこで今回、当プログラムを開始することとしました。

このプログラム では 2016 年 1 月から 3 月までの 3 か月間、Google サーチ クオリティ チームおよびプログラムに参加する他のホスティング サービス運営者のみなさまで、月に 1 回程度のミーティング(参加者のニーズに合わせて回数は変動します)、日常的なメール等でのコミュニケーションを通して、Google 検索と相性の良い大規模サービス運営やスパム サイト対策といったトピックについて、参加者同士の情報交換やディスカッションを実施します。プログラムを通して、参加者が具体的な成果(サービス運営上の改善、サービス上のスパム サイト減少等)を達成することを目指していきます。

参加のメリット 

  • ノウハウの具現化:普段のサービス運営の中でなかなか手がつけられないサービスの改善アイディアや効率的なスパム対策について、参加者同士で知見を持ち寄り、共同で実験や調査を行うことで、一サービスで取り組むよりも効率的、効果的に実際の施策に結びつくような場になればと思っております。
  • サービスの信頼性向上:検索エンジンと相性の良いサービスであること、スパム サイトの存在しないサービスであることは、ユーザーからの信頼や高い評価を得る上でも良い影響があると思われます。参加者のプログラム内での取り組みについては、後日当ブログ等でご紹介させて頂けたらと思っています。

お申込み

参加を希望するホスティング サービス運営者の方は、こちらのフォームから 2016 年 1 月 21 日(木)23:59 までにお申し込みください。プログラムの性質上、申込多数の場合は選考によって参加企業数を絞らせて頂く場合もありますので予めご了承ください。参加企業が決まり次第、当ブログにて発表いたします。

Advanced Hosting meetup プログラム概要

開催概要

ホスティング サービス間で Google 検索と相性の良い大規模サービス運営やスパム サイト対策といったトピックについて情報交換、ディスカッションを行う場を設ける。具体的アイデア、アクションプランが生まれ、各サービスのさらなる改善につながるきっかけを提供することを目指す。

スケジュール

  • 本日:プログラム開催の発表、参加企業の募集開始。
  • 2016 年 1 月:プログラム参加企業の決定。プログラム開始。
  • 以降、月 1 回程度のミーティングを実施。各ミーティングでは以下のような内容を想定しています(参加者のニーズに応じてミーティングの内容は変更する可能性があります)。
  • 1 月:プログラム キックオフ、参加者の自己紹介、プログラムの目標設定 
  • 2 月:参加者からのベストプラクティスの紹介(1)、Google team からの最新スパムトレンドのご紹介、ディスカッション
  • 3 月:参加者からのベストプラクティスの紹介(2)、Google team からの大規模サービス運営に関する Tips ご紹介、ディスカッション、プログラムの振り返り 期間中、ミーティング以外にもメール等を通して日常的に情報交換、ディスカッションを行います。
  • 2016 年 3 月:プログラム終了。
  • 2016 年 4 月:実施内容および成果の公開。
  • ご参加にあたって(参加要件)

    プログラムの性質上、以下の参加要件を設定させて頂きます。
    • ホスティング サービスを運営していること。
    • 期間中月に 1 回、2~3 時間程度のミーティングへの参加、およびメール等での日常的なコミュニケーションが可能であること。
    • Google 検索と相性の良いサービス運営およびスパム対策を目的としたサービスの仕様変更、機能の改善・追加等を実施できる可能性があること。
    • 自社で実施している Google 検索と相性の良いサービス運営およびスパム対策等の内容について可能な範囲でプログラム内で紹介頂けること。
    • プログラム中の取り組み内容について、当ブログ等 Google のサポート チャンネル上で後日公表することに同意頂けること(会社、サービス名を含む)。

    みなさまと実りある 3 か月を過ごせることを楽しみにしております!

    First Click Free のポリシー変更のお知らせ

    10 年ほど前に「First Click Free」というポリシーを導入した当時は、現在のような常時接続、マルチスクリーン、マルチデバイスの環境がコンテンツの利用形態をこれほど急速かつ劇的に変化させるとは想像できませんでした。First Click Free(FCF)の目的は、ユーザーが質の高いニュースに最小限の手間でアクセスできるようにする一方で、有料の定期購入モデルを提供するサイト運営者のコンテンツが Google 検索や Google ニュースで発見されやすくすることでした。そしてそのコンセプトは今も変わりません。

    2009 年、Google は FCF ポリシーを変更(英語)し、無料で読める記事を 1 日あたり 5 本までとする制限を設けました。これは、一部のユーザーによって FCF ポリシーが悪用されていると感じているサイト運営者を保護するためでしたが、さらに最近になって、現在のモバイルやマルチデバイス環境をこのポリシーに反映させる必要があるとの声がサイト運営者から寄せられました。そこで Google では本日、FCF の制限を 1 日あたり 3 本までに変更いたします。この変更は Google 検索と Google ニュースの両方に適用されます。

    Google では、ユーザーと質の高いニュースを、そしてコンテンツを提供するサイト運営者とユーザーを結び付けるという役割を担いたいと考えており、その目標を達成するうえで FCF を重視しています。今後もポリシーの見直しを定期的に行い、必要に応じて変更し、引き続きユーザーにもサイト運営者にもメリットを提供できるように努めてまいります。いつでもお気軽にフィードバックをお寄せください。

    First Click Free に関するよくある質問
    Q: 以前のガイドラインのその他の部分は引き続き適用されますか?
    A: はい。詳細については、Google ニュースのガイドラインウェブ検索のガイドラインと、関連するブログ記事(英語)をご覧ください。

    Q: First Click Free を、サイトの一部のセクションのみ、または Google ニュース向け(またはウェブ検索)のみに適用することはできますか?
    A: もちろん可能です。Googlebot とユーザーのどちらにも、適切な検索結果から必要に応じてコンテンツを表示できるようにしてください。なお、Googlebot にページのコンテンツ全体を表示する一方で、ユーザーに登録ページを表示する行為は「クローキング」と見なされますので、ご注意ください。

    Q: First Click Free の使用には登録が必要ですか?
    A: Google ニュースで使用する場合は、First Click Free を使用するという判断を Google にお知らせください(英語)。Google ウェブ検索については、First Click Free のステータスをお知らせいただく必要はありません。

    Q: ユーザーのアクセスをカウントするおすすめの方法は何ですか?
    A: サイトのアーキテクチャは多種多様なため、この点についてはサイト運営者のご判断にお任せしたいと思います。
    Google ニュースでの First Click Free の詳細については、関連するブログ記事(英語)をご覧ください。)