NTT西日本がスタートアップ・自治体・大学とのオープンイノベーションのエコシステム構築と共創施設QUINTBRIDGE発表

NTT西日本がスタートアップ・自治体・大学などとのオープンイノベーションのエコシステム構築と共創施設QUINTBRIDGE発表

西日本電信電話(NTT西日本)は10月25日、企業・スタートアップや自治体、大学とともに地域課題解決や新事業共創を行うエコシステムの構築およびオープンイノベーション施設「QUINTBRIDGE」(クイントブリッジ)を創設することを発表した。QUINTBRIDGEは2022年2月、大阪府京橋エリアへの本社移転に合わせて創設される。

今後は2021年11月にQUINTBRIDGE会員の募集開始、2022年2月にQUINTBRIDGEの運用開始、同年4月から社会課題解決に向けた共創プログラム開始を予定している。

他企業とのアライアンスによる事業創出やジョイントベンチャー設立を通じて地域課題の解決に取り組んできたNTT西日本は、社会を取り巻く環境変化がもたらす課題をICTで解決する「ソーシャルICTパイオニア」を目指す。より複雑化する社会・地域・産業の課題に対して独創的なアイデアを採り入れ、同社が保有する開発人材、検証に必要なネットワーク環境、自治体と連携した社会実装のフィールドを活かしつつ地域課題・業界課題などの解決をさらに強化するため、今回の「QUINTBRIDGE」の創設に至った。

NTT西日本がスタートアップ・自治体・大学などとのオープンイノベーションのエコシステム構築と共創施設QUINTBRIDGE発表

QUINTBRIDGEは、会員に向けて、ビジネスアイデアの構想プログラム、NTT西日本の技術者による開発支援、50以上のICTに関する連携協定を活用し「社会実装までできるエコシステム」を提供。事業共創の用途に合わせたコワーキングスペース、プロジェクトルーム、オフィススペース、検証スペース、ピッチスペース、イベントスペース、映像配信スペースなどを備えた施設(地上3階・約4000㎡・大阪市都島区東野田町4丁目15番82号)を創設する。

NTT西日本がスタートアップ・自治体・大学などとのオープンイノベーションのエコシステム構築と共創施設QUINTBRIDGE発表

また、他のオープンイノベーション施設やコンソーシアムとの連携、社会課題解決やオープンイノベーションの実績を持つ人材をアドバイザーに招くことで、多様な社会課題の解決や事業共創を推進したいという。

kemuri venturesがフードテック特化型「食の未来ファンド」設立、ファンド規模は総額10~30億円

kemuri venturesがフードテック特化型「食の未来ファンド」設立、ファンド規模は総額10~30億円

独立系ベンチャーキャピタル「kemuri ventures」は10月1日、国内ベンチャーキャピタルとしては初となる「フードテック特化型ファンド」を設立した。ファンド名称は、「食の未来1号投資事業有限責任組合」(食の未来ファンド)。主な投資対象はフードテック領域のスタートアップ(日本国内)で、ファンド規模は総額10~30億円。

丸井グループ、バリュークリエイト、レオス・キャピタルワークスなどがすでに加入。1次募集を完了しており、今後は投資活動と並行して、食領域の大手事業会社向けに、ファンド総額の上限を30億円として2次募集を始める。また、食の未来ファンド加入会社向けに、オープンイノベーションやCVC設立・運営のサポートも行う。

kemuri venturesがフードテック特化型「食の未来ファンド」設立、ファンド規模は総額10~30億円

  • 名称: 食の未来1号投資事業有限責任組合
  • 設立日: 2020年10月1日
  • 無限責任組合員(GP):kemuri ventures
  • 運用期間: 2020年10月~2030年9月(10年間)
  • ファンド規模: 総額10~30億円
  • 主な投資対象: フードテック領域のスタートアップ(日本国内)

「食」は、日本の基幹産業のひとつになるポテンシャルがあるものの、人材不足やDX化の遅れをはじめ多くの課題を抱えており、それらが解決されなければ衰退の道をたどるリスクもあるという。kemuri venturesは、アフターコロナを見据えると、現在は、数十年続いた20世紀型の食ビジネスの大きな「転換期」を迎えていると指摘している。

また同社は、多層的な共創(日本と海外、スタートアップと大手企業、官と民、6次産業化、SDGs)を通じて、食領域で日本は「リーダーシップ」を示すべきと考えているという。食ビジネスの課題を解決し、新しい食の可能性にチャレンジする起業家を支え、共に苦悩しながら「食文化・食ビジネスの未来を創る」ために、食の未来ファンドを設立したとしている。

ミッション(使命)

  • サステナブルな世界を次世代に(SDGs)
  • 食ビジネスを日本の基幹産業のひとつに
  • 明るい未来を創ることにチャレンジする起業家を応援
  • スタートアップとの共創による大企業の変革(オープンイノベーション)
  • 食ビジネスの人材不足を解消
カテゴリー: VC / エンジェル
タグ: kemuri ventures、SDGsオープンイノベーション日本フードテック