ディズニーがマンダロリアンのベビー・ヨーダ・グッズが大人気

スター・ウォーズのグッズとはいえ、ギョロ目のエイリアンの赤ん坊のぬいぐるみが大人気のアイテムなると予想したものは少なかっただろう。ともかくディズニーは予想しなかったようだ。日本ではDisney Deluxeで12月26日に配信が始まる「マンダロリアン」に登場するナゾのベビーのグッズが米国時間11月26日から発売が開始された。

このドラマは、賞金稼ぎであるマンダロリアンを主人公とする「スター・ウォーズ」のスピンオフだが、「ベビー・ヨーダ」と呼ばれる謎のキャラクターが登場する。グッズは、Tシャツ、バッグ、コーヒーマグ、携帯ケース、その他で、あまりの人気にディズニーは増産に必死だという。

TechCrunchのスタッフの一人は「グッズの品ぞろえが少なすぎる」と不平を言っていた。実際「スター・ウォーズ」グッズが登場して40年たつ間に、ヨーダ関係はすでに10億アイテムくらい売れている。ところがベビー・ヨーダのベビー服、幼児・ペット向けの噛んでも安全な人形、オリジナル絵コンテの複製などは、まるで見当たらラない。ディズニーは、定額ストリーミングサービスのDisney+を立ち上げるのに忙しくて、グッズのことまで頭が回らなかったに違いない。ヨーダ・テーマのリュックサックは何十年も前からヒットを続けている。

もっとも「マンダロリアン」の登場キャラクターはいくら見た目がヨーダに似ていてもあのヨーダではないという。このシリーズは「ジェダイの帰還」でヨーダが死んだ後の世界が舞台だからだ。「ヨーダ」という単語を使えば検索でトップに出るだろうが、ディズニー自身はそう呼んでいない。このキモかわいいクリーチャーは、グッズ販売のページでも一貫してザ・チャイルド(The Child)と呼ばれている。

ディズニーがグッズの需要を予測し損なったのはこれが初めてではない。「アナと雪の女王」では世界中が「レット・イット・ゴー」と歌っていたのにグッズが売り切れでしばらく入手できなかった。ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのグルート(下の写真)も売り切れが続いた。近く、グルート人形同様、クリップパッドが付属して肩乗りができるようになるかもしれない。そのスタイルで歩きまわればボバシッターに見えることだろう。

【Japan編集部追記】日本の公式ストアにはまだ見当たらないが、リンク先で注文すれば日本にも配送可能だ。「ボバシッター」は「ベビーシッター」のもじり。グッズのバリエーションが少ない理由は「1年前から準備する必要があるのでネタバレを防ぐために品揃えは最小限となったとディズニー自身が書いている」というコメントあり。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook

Disney+が、「スター・ウォーズ」の実写ドラマ「ザ・マンダロリアン」の初トレーラー公開

ついにやってきた!

ジョン・ファブロー監督が、ディズニーが近日開始するサービスDisney+でスター・ウォーズの新ドラマシリーズ「ザ・マンダロリアン」を指揮すると聞いてから10カ月、初めてのトレーラーが出来上がった。米国時間8月23日夜のD23カンファレンスのDisney+パネルで紹介された。

関係者の誰もがこれまでシリーズについて沈黙を続けており、発表でもごくわずかな詳細が語られただけだ。「ジェダイの帰還」の5年後(つまり「フォースの覚醒」の数十年前)が舞台であることは知っている。ファブロー監督は「銀河系の彼方の孤独なガンファイターの苦難」の物語であることも話した。その後、我々はPedro Pascal(ペドロ・パスカル)が演じることを知った(おそらく「ゲーム・オブ・スローンズのオベリン・マーテルとしてよく知られている人物)。

New York Timesによると、ディズニーは最初の10話の製作に「約1億ドルを投じる」とのこと。

ザ・マンダロリアンは、2019年11月12日にDisney+とともにデビューする。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook