ナノ・ユニバースで物々交換できるバンクの「モノ払い」をGardiaが全力サポート

Gardia(ガルディア)は6月12日、バンクが始めた新しい決済手段「モノ払い」に対する、独自の与信審査サービスと債務不履行リスクに対する保証サービスを提供開始した。

Gardiaは、飲食店などでの予約に対する無断キャンセルや代金後払いなどのリスク保証サービスを展開している2017年設立のスタートアップ。光本勇介氏が率いるバンクは、品物の写真を撮るだけで査定額が即時算出されて現金化できる「CASH」、航空券やホテル宿泊などの費用で後払いで旅行に行ける「TRAVEL Now」などのサービスを展開している。

今回バンクが始める新決済手段「モノ払い」とは、購入したい商品の決済時に現金やクレジットカードではなく、手元にある品物を使って決済できる。前述のCASHのシステムが利用されており、手元にある商品の写真を撮れば査定額が判明するので、その査定額ぶんで新しい買い物ができるという仕組みだ。

本日から、エボラブルアジアが運営する総合旅行プラットフォーム「エアトリ」と、nano・universe(ナノ・ユニバース)が運営するオンラインストアで「モノ払い」を利用できる。

CASHが“モノでモノが買える”新決済手段「モノ払い」をリリース

即時買い取りアプリ「CASH」などを提供するバンクは6月12日、不要なアイテムをオンラインストアでの決済に使える“物々交換”の新サービス「モノ払い」をリリースした。

CASHはファッションアイテムやガジェットなどのブランド、カテゴリー、コンディションを選択して写真を撮るだけで査定が行われ、アイテムを発送する前に現金化できる買い取りアプリだ。

モノ払いは、CASHの買い取り査定の仕組みを利用して、オンラインストアなどで商品を購入する際の決済手段として利用できるサービス。今までであれば「不要なアイテムを売る」「換金する」「新しいアイテムを買う」といったステップを踏んでいたところを、「モノでモノを買う」ことができる。

オンラインストア側はモノ払いを導入することで、新たな決済手段を顧客に提供でき、売上金は通常通り受け取ることができるという。

リリース時点ではエボラブルアジアが運営する旅行予約サイト「エアトリ」が、モノ払いを導入。次いでアパレルブランドのナノ・ユニバースが運営する自社オンラインストアで、6月末ごろをめどに導入が予定されているという。

バンクではモノ払いリリースにあたり「私たちにとって『モノ』は『価値あるお金』。私たちが決済手段として購買機会に関わらせていただくことで、『お金』を介さない新しい購買機会を提供していければと考えている」とコメントしている。