Instagramが新機能「Rage Shake」とカルーセルから投稿を削除するオプションの提供開始

Instagram(インスタグラム)は、ユーザーがスマホを振ってアプリの問題を報告できる新機能「Rage Shake(レイジ・シェイク)」を導入した。InstagramのトップであるAdam Mosseri(アダム・モセリ)氏は、Twitterの動画でこの新機能の開始を発表し、その仕組みを説明した。

「Instagramを使っていて、想定どおりに動作しなかったことはありませんか?ストーリーが読み込めなかったり、音声が聞こえなかったり、写真をアップロードできなかったりして、本当に困った、本当に腹立たしい思いをしたことはありませんか?そんなとき、文字通り携帯電話を振ると、問題を報告するための小さなオプションが表示されるようになりました」と、モセリ氏は説明した。

問題を報告するために電話を振ると、そのアプリで何が起こったかを説明し、問題を報告することができる。モセリ氏によると、この機能は、同社がバグに優先順位をつけたり、アプリで修正すべき点を知ったりするのに役立つ。今のところ、この機能は、iOSとAndroidの両方のユーザーに対して、米国でのみ提供されている。

また同社は、少なくとも3つの画像または動画をアップするカルーセル投稿の中から、1つのアイテムを削除する機能を開始する。カルーセルフィードの投稿では、1つの投稿に最大10枚の写真や動画を組み合わせることができる。今回のアップデートでは、既存のカルーセルからアイテムを削除できるようになった。ただし、カルーセルにアイテムを追加したり、あるアイテムを別のアイテムに置き換えたり、カルーセル内のアイテムを並べ替えることはできない。

画像クレジット:Instagram

モセリ氏によると、この新しいオプションはしばらく前に提供されるべきだった、要望の多い機能だという。Instagramは、ユーザーが誤った操作をした場合、特定の写真をグリッドに表示したくないがカルーセル全体を維持したい場合、特定の投稿を変更したかったりする場合があると指摘している。

カルーセルから画像や動画を削除するには、投稿の右端にある3つの点をタップして「編集」を選択する。その後、削除したい写真や画像のところまでスワイプして、左上の「削除」アイコンをクリックする。この新機能は、現在のところiOSでのみ利用可能で、Androidへの対応は近日中に予定されている。

この2つの新機能は、Instagramがここ数週間でいくつかの新機能を導入しているなかで展開された。先週、10分、20分、30分のいずれかの時間が経過したときに、ユーザーがInstagramを休むように自分自身にリマインドすることができる「Take a Break(テイク・ア・ブレイク)」と呼ばれる新機能のテストを開始した。また、同社は最近、ストーリーに公開スレッドを作成する新しい「Add Yours(アド・ユアーズ)」ステッカーを展開した。この新機能により、ユーザーは、フォローしているトピックについて、他のユーザーのストーリーに反応することができる。

画像クレジット:Bryce Durbin / TechCrunch

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(文:Aisha Malik、翻訳:Yuta Kaminishi)

Twitter Blueがその新機能にいち早くアクセスできる新機能「Labs」を導入

Twitter(ツイッター)は、プレミアムサブスクリプションサービスであるTwitter Blue(ツイッターブルー)向けに「Labs(ラボ)」と呼ばれる新機能を展開する。Labsは、Twitter Blueの加入者に、Twitterがそのバンドルの一部としてテストしている機能への早期アクセスを提供するもので、現在はカナダとオーストラリアでのみ提供されている。


現在、Labs加入者は、デスクトップから10分以内の動画をアップロードすることができるようになった。スタンダードユーザーの方は、現在、2分20秒までの動画しかアップロードできない。また、iOSユーザーは、お気に入りの会話をスワイプしてダイレクトメッセージの受信トレイの一番上に固定できるようになった。

Twitterによると、Labsで公開された機能は、最終的に残りのTwitterに展開されたり、Twitter Blueの固定機能になったり、利用者からのフィードバックに基づいて完全に廃止される可能性があるとのことだ。

「また、Labsは、他の社内製品チームが機能を提供し、初期の量的・質的データを得て、その後、より多くの人に公開する機会を提供します。Labsで紹介される内容は、新機能の開発に合わせて変更されます」と同社は声明で述べた。

Twitterは、新製品をリリースする際には、より実験的になることを計画していると2021年9月に述べ、最近のFleets(フリート)のように、途中で進捗状況を公開し、うまくいかなかったアイデアは破棄するとしていた。

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Twitterのコンシューマープロダクト部門の責任者であるKayvon Beykpour(カイヴォン・ベイクプール)氏は「もし、私たちが全然失敗をしないとすれば、それは、私たちが十分に大きな賭けをしていないということだと考えています」と述べている。

カナダとオーストラリアでは、Twitter Blueのサブスクリプション料金は、それぞれ3.49カナダドル(約320円)、4.49オーストラリアドル(約380円)となっている。このサブスクリプションに加入すると、ブックマークを整理するツールや、長年要望されてきた「編集」ボタンに最も近いものと思われる「Undo Tweet」機能などのプレミアム機能を利用することができる。また、Twitter Blueにはリーダーモード機能が搭載されている。

画像クレジット:Nina Riggio / Bloomberg / Getty Images

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(文:Aisha Malik、翻訳:Yuta Kaminishi)