AppleがNokiaに対して、特許紛争の和解金として20億ドルを支払った模様

AppleとNokiaは特許で争っていたが、先の5月に素早く和解した。しかし、両社は和解金額についてはコメントしていなかった。内容の詳細はまだ公表されてはいないが、Nokiamobサイトが、NokiaがAppleから20億ドルのキャッシュ(17億ユーロ)を受け取ったことを発表したことを記事にしている

これは非常に高額のように見えるが、Nokiaはこの金額をこの先四半期ごとに受け取るわけではない。これは1回限りの過去分を含んだ支払いだ。Nokiaはこのキャッシュを用いて何をする計画なのかについては何も述べていない。

訴訟は昨年末に始まった。Nokiaは当初、AppleがNSNとAlcatel-Lucentの特許だけでなくNokiaの特許の一部を侵害していると訴えた。NokiaはNSNとAlcatel-Lucentを所有しており、それぞれの特許も保有している。

Nokiaによれば、AppleはiPhone 3GSのときから、Nokiaの特許の一部に頼り続けており、長年に渡る侵害が続いていたということだ。それらの特許はソフトウェア、ビデオコーディング、チップセット、ディスプレイ、UI、そしてアンテナに関連したものだ。

AppleがWithings(WithingsはNokiaの一部門)の製品をストアから取り除いたので、この戦いは当初、激しいもののように思われた。しかし、両社はすぐに合意に達し、AppleストアではWithings製品を再び見ることができる。

通常の特許ライセンス契約に署名するのではなく、AppleとNokiaはさらに一歩先に進んで、技術と研究開発について協力することを望んでいる。言い換えれば、Appleはデジタルヘルス、光ネットワーク、IPルーティングに関してNokiaの協力を得る対価として支払いを行うのだ。

この契約のためにAppleがどれだけの金額を支払ったのかを知るために、Nokiaの今後の四半期決算発表を見るのが楽しみだ。しかし確かなことが1つある。Nokiaはこの新しい収益源に対してとても満足しているに違いない。

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(翻訳:Sako)