ドコモが猫型ドローン「にゃろーん」発表、プロペラを使わず超音波振動活用し空中移動

ドコモが猫に愛される猫型ドローン「にゃろーん」発表、プロペラを使わず超音波振動活用し空中移動

NTTドコモ

NTTドコモは猫の日の2月22日、猫を愛し、猫に愛されるために生まれたという猫型ドローン「にゃろーん」のプロモーション動画を公開しました。

にゃろーんは、ドコモが2019年に発表した「羽根のないドローン」の技術を活用したもの。というより、風船に耳が付いただけでほぼ同じもののように見えます。プロペラを利用する一般的なドローンは、音が大きく、また人に接触した際に思わぬけがに繋がることもあります。しかし、羽根のないドローンは、ヘリウムガスを充填した風船を利用。風船に取り付けた小さな機械が微少な振動を起こし、それによって発生する風を利用し、移動を制御する仕組みです。

移動速度は秒速20cm(時速0.72Km)と非常にゆっくりですが、その分しずかで、音に敏感な猫の側まで近づくこともできます。プロペラがなく、基本的には風船なので人や猫などの近くで運用しても安全性が高いのも特徴です。ちなみに、飛行時間は1時間~2時間ほど。

なお、単に猫と戯れるためだけに開発されたわけではなく、今後はこれまでドローンでは難したかった屋内での活用が検討されているとのこと。たとえば、搭載したカメラで迷子特有の動きを検出しる迷子パトロールや目的地までの案内、人が集まる場所での空飛ぶ広告などの利用例が挙げられています。

(Source:NTTドコモEngadget日本版より転載)

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カテゴリー:ドローン
タグ:NTTドコモ(企業)ペット(用語)日本(国・地域)

首輪型猫用バイオロギングデバイス「Catlog」がのべ約3億件の行動データ蓄積、水飲みラベルの実装も予定

RABOは9月25日、首輪型猫用バイオロギングデバイスCatlog(キャトログ)の販売開始およびリリースから1周年を迎え、Catlogが保有する猫の行動データがのべ約3億件を突破したことを明らかにした。これら行動データを基に近日中に7つ目となる新しい行動ラベル「水飲み」を追加することも明らかになった。

同製品は、加速度センサーをはじめとする各種センサーを内蔵し、現在3000匹の猫で利用されている。同社ではセンサーが取得した数字をAIが解析することで、現在の猫の状態を把握している。

具体的には、寝ているのか、歩いているのか、走っているのか、くつろいでいるのか、毛繕いしているのか、食事をしているのかの6種類の猫の行動を、専用のスマホアプリで遠隔から確認できるのが特徴だ。

首輪(ペンダント)とは別料金となるが、利用スタイルに応じて月額無料と有料のプランを用意。無料プランは、今日の猫、前日のみ猫日誌、当日を含む週のみ猫グラフのデータを閲覧できるのみ。有料プランは、「みまもりプラン」の月額380円と「親バカプラン」の月額580円を2種類を用意している。みまもりプランで参照できるデータは無料プランと同じだが、付加機能として「飼い主追加」機能を利用可能だ。親バカプランでは、参照できるデータが無制限となる。

付加機能については、現在は両プランとも飼い主追加機能しか利用できないが、近日中にみまもりプランでは「行動ラベル」、親バカプランではそれに加えて「他猫比較機能」が搭載される予定だ。ちなみに有料プラン加入者の88%は親バカプランを選んでいるとのこと。

また同社では1周年を記念し、「猫鈴ゴールド」「キトンブルー」のペンダントに加え、「黑猫ブラック」「白猫ホワイト」の2つの新色を投入。本日より公式ストアでの予約販売を開始する。ペンダントの通常価格は税別1万4800円。初回購入のみとなるが、月額有料プラン「猫バカプラン」の継続加入を条件として税別9800円で購入することも可能だ。

なお同社はアニコムグループとの共同研究などで、病気が疑われるような行動(痒み、嘔吐、けいれん、長期的な活動量の低下など)を検出するための機能開発も進めている。将来的には、未病レベルの行動を検知・通知する「次世代の疾病予測モデルの確立」を目指すという。

猫の飼い主同士をマッチングするnyansが複数のエンジェル投資家から3000万円調達

猫の飼い主同士をマッチングする「nyatching(ニャッチング)」を提供するnyans(ニャンズ)は3月22日、複数のエンジェル投資家を引受先とする総額3000万円の第三者割当増資を実施した。

2月22日の猫の日にサービスローンチしたnyatchingは、猫の飼い主限定のマッチングサービスだ。近所に住む猫の飼い主を探し、家を留守にする際の猫の世話を他のnyatchingユーザーに依頼することなどを目的としている。

サービスローンチ時には本社のある福岡県在住のユーザーを限定に事前登録を開始していたnyatching。ローンチからちょうど1ヶ月の現在、事前登録には数百人のユーザーが登録済みだという。同社は今回の資金調達を期に、東京23区在住のユーザーからの登録を受け付ける。

地域限定で事前登録を実施する意図について、nyans代表取締役の谷口紗喜子氏は「サービス自体がご近所さんでのマッチングを重要視しているため。地域を絞らないと会員が分散されてしまい、ご近所さん同士でのマッチングが図りづらくなることを懸念しており、まずは地域を絞ってサービスを展開する」と話す。全国での展開の時期は未定だという。