イーロン・マスク氏がフル電動トラック「Cybertruckの窓ガラス破壊の原因を説明

Tesla(テスラ)のCEOであるイーロン・マスク氏によれば、 Cybertruckの防弾ガラスにものの見事にヒビが入ったのは、先だって大ハンマーでボディー を叩いたのが原因だったそうだ。

我々が目撃したとおり、Cybertruckの窓ガラスに鉄球をぶつける実験は期待された結果にならなかった。ガラスには派手にヒビが入りステージ上の人間は皆動転した。マスク氏は思わず「オーマイガッ」と漏らした。

リアウィンドウも同じ結果だった。プレゼンが終わるまでトラックは窓ガラスにはヒビが入ったままの姿をさらした。マスク氏は後になって「順序を間違えた。まず鉄球をぶつけてから大ハンマーでドアを叩くべきだった」と述べた。

こちらがそのツイートだ。

そう、大ハンマーで叩いたことで窓ガラスの下部が割れてしまった。鉄球を跳ね返せなかったのはそれが原因だ。まず鉄球、それからハンマーという順序にすべきだった。この次は必す。

しかし順序がどうでも窓ガラスは保たなかったのでは?大ハンマーで叩いたのはフロントドアで、あれでリアウィンドウの窓ガラスが壊れたとは思えない。もっとも本当のところはテスラの社内のエンジアでないとわからないだろう。

マスク氏は発表イベントの後で社内テストの模様を収めたビデオを公開した。これは「イベントの直前」のもので、たしかに窓ガラスは何事もなく鉄球を跳ね返している。

イベント直前にフランツがCybertruckの窓ガラスに鉄球を投げつけているところ。量産までにさらに改良する予定。

また事後のコメントには「この事前のテストがステージ上での失敗の原因だ」と指摘するツイートもあった。つまり(ビデオのトラックがステージ上のトラックと同一個体だとして)鉄球を投げつけたときに窓ガラスに目に見えない微小な欠陥が生じたというのだ。.

理由はともあれ、ガラスは2回ともヒビが入り、トラックは(文字どおり)ダメージを受けてしまった。もちろんトラックの割れた窓はかっこうのインターネットミームの素材を提供したものの、この電動トラックへの高い関心は続いた。Cybertruckは2021年にならなければ生産を開始しないというのに、米国時間11月14日夜現在、20万人が返金可能な100ドルの予約金(総額2000万ドル)を支払ったという。テスラのことだから量産開始前に窓ガラスについてもなにか驚きの改良を加えてくることだろう。

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新型電気自動車「Honda e」は運転が楽しくなりそうな車

ホンダが2020年春に発売予定のコンパクト電気自動車、Honda eの情報が徐々に聞こえてくる。ポップアウト式ドアハンドルや車内サイドミラーからタッチスクリーン画面までさまざまだ。

米国時間6月13日にわかった最新情報は、35.5kWhのバッテリー容量、さらには、一部の人たちを興奮させそうな 50対50の重量配分だ。これは床下のホイールベース内中央に設置されるバッテリー位置のおかげだ。

結論として、この電気自動車は安定性が高く、カーブをみごとにこなすだろう。つまり、すべての条件が同じだとすると、eのステアリングはナチュラルでオーバーステアでもアンダーステアでもない。それに後輪駆動とハイトルク電動モーターが加わることで、Honda eはその小さな車体から数多くのワクワク感を生み出すことを約束している。

50対50の重量配分が理想的と考えられている理由を詳しく知りたい人は、この技術者が説明しているビデオを見てほしい。

ホンダは、同車の35.5kWhリチウムイオン大容量バッテリーを、Type 2 ACコネクターとCCS2 DC高速チャージャーのどちらでも充電できることも明らかにした。バッテリーパックは効率と充電状態を最高に保つために水冷される、と同社は語った。

ホンダは、1回の充電で約125マイル(200km)走れるという前回の予測を変えていない。

充電ポートには、ガラスパネル越しに見えるLEDライトがあり、ポートの位置を知らせるとともに充電状態を表す。

Honda eの生産モデルは今年中に公開される予定。

英国、ドイツ、フランス、およびノルウェーではネット予約が可能。その他のヨーロッパ諸国では各国のホンダ公式サイトに登録すれば情報を受け取れる。そう、Honda eは米国にはやってこない。

ホンダは、ヨーロッパで発売する新車種すべてを電気化、すなわちハイブリッド、プラグイン、または全電動にする計画だ。2025年までにヨーロッパで販売する自動車の3分の2を電気化することを目指している。

【Japan編集部追記】Honda eは2020年に日本でも発売される。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook