オフィス家具のコーディネートを無料提案、そのまま購入できる「Kaggコンシェル」スタート

オフィス家具通販サイト「Kagg.jp」を手がける47インキュベーションは5月8日、オンライン完結で、無料で家具のコーディネート、レイアウト提案を受けられるサービス「Kaggコンシェル」を開始した。

Kagg.jpは、オフィス家具通販サイトとしては国内最大級の55万点以上の商品をそろえる。2018年8月には月額レンタルサービスの「Kaggレンタル」もスタートし、利用の幅も広がっているという。

豊富な商品ラインアップでさまざまなニーズに応えてきたKagg.jpだが、はじめてオフィス家具をそろえようという総務担当者や、オフィスを新設するスタートアップ経営者など、オフィス家具に不慣れな顧客からは「どの商品を選んだら良いのか分からない」「カラーコーディネートや商品の組み合わせに悩む」といった声も。そこで、新たに提供することにしたのが、オンラインコーディネート・レイアウトサービスのKaggコンシェルだ。

Kaggコンシェルでは、フォームから好みの雰囲気やメーカーの指定、利用目的や3Dイメージ画像が欲しいかどうかなどの設問に答え、図面PDFをアップロードすることで提案を依頼。専任の家具コンシェルジュが、チャットツールなどを使ってオフィス家具を無料で提案してくれる。

Kaggコンシェルでプロが選んでコーディネート、レイアウトした家具は、そのままKagg.jpで購入することができる。また1都3県(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)で展開するKaggレンタルサービスも利用することが可能だ。

「対面でのヒアリング・打ち合わせは行わず、図面ファイルのやりとりにより現地調査を省略。Kagg.jpで蓄積してきた販売データを活用し、商品選定を効率化することでサービスを無料で提案する」という47インキュベーション。将来的には、アルゴリズム構築によりコーディネートの無人化・自動化も検討しているという。

家具のサブスクリプションサービスでは一足先に、subsclife(サブスクライフ)が2月に法人向け無料コーディネート提案サービスを開始している。Kaggコンシェルの場合は無料提案からワンストップで、レンタルだけでなく購入にも対応するのが特徴となっている。

購入やレンタル前にオフィスチェアを無料で1カ月試せる「Kaggフィット」がローンチ

オフィス家具通販サイト「Kagg.jp」やオフィス家具の月額レンタルサービス「Kaggレンタル」などを手がける47インキュベーションは4月24日、オフィスチェアを試しに使えるサービス「Kaggフィット」を新たにスタートした。

2018年8月にKaggレンタルをリリースしスタートアップを中心に人気を集めているというが、同社は「どのチェアにするのかを『決める』段階でのサポートを十分にご提供できていないことが課題となっていた」と今回のKaggフィットのリリースに至った経緯を説明する。

確かに、チェアは長い時間座るものだし、座り心地はもちろん、机との相性も気になったりする。ショールームでちょっと試しに座ってみて良い感じでも、長時間座ってみないと自分との相性はわからないはずだ。

Kaggフィットの利用料金は無料。中古品・在庫品と自社配送網を活用することで利用料なしのサービス提供を可能とした。送料も今なら期間限定で無料となっている。

対象商品はKagg.jpで取り扱う対象のオフィスチェア。1脚を最大1カ月間、じっくりゆっくりと試すことができる。エリアは東京23区内、対象は法人限定のサービスとしてローンチするが、今後は順次拡大していく予定だ。

家具レンタルの「airRoom」がオフィス家具レンタルの「Kaggレンタル」と提携

月額制家具のレンタルサービス「airRoom」を運営するElalyは1月24日、オフィス家具のレンタルサービス「Kaggレンタル」を運営する47インキュベーションとの業務提携を発表した。家具をシェアリングする文化の形成と活性化をより促すという目的での業務連携となる。

「airRoom」と「Kaggレンタル」が業務提携

2018年10月に正式ローンチした「airRoom」は現在、個人ユーザーが8割を占めており、引越しや模様変えに最も多く利用されているという。一方、2018年8月にリリースされた「Kaggレンタル」は、法人ユーザー数が伸長。

両社ともユーザー数の伸長に伴い、配送の効率化やユーザーが期待する商品ラインアップの拡充といった問題が生じていたが、業種が近いことから解決すべき課題に類似性が見られたことも業務提携につながったようだ。

業務提携の第1弾となる取り組みは、配送のシェアリング。配送対象の地区や日程が共通している場合に、両社の配送網をフル活用してユーザーに家具を届ける仕組みを構築するという。

ElalyでCEOを務める大藪雅徳氏は「『Kaggレンタル』との提携を通じ、より一層『家具を所有するだけではなく、利用する事』を通じ、新しい物の所有の形に様々なあり方を持てる文化の形成、活性化に努めてまいります」。47インキュベーションで取締役を務める梁原立寛氏は、「所有から利用への変化や、必要な数を必要な期間だけ使うという利用形態の普及を、共に促進していきたいと思います」とコメントしている。

【関連記事】
家具の一時預かりサービス「airRoomトランク」
最低月額500円で約600種類の家具をレンタル「airRoom」が資金調達
オフィス家具の月額レンタル「Kaggレンタル」サービス開始、中古品取り扱いも視野に
月額500円からの家具レンタル「CLAS」リリース
ビジネスのサブスク化を後押しする「サブスク振興会」が発足