iMac 5K Retinaモデルは(当然ながら)画面が素晴らしすぎる

Appleの新iMacは5180×2880ピクセルという、実用性という観点を超えたほどの解像度を備えている。もちろんこれほどの解像度を持つマシンというのは他に存在しない。プロダクトは内部的にもいろいろと進化しているのだが、やはりこのスクリーンの存在が圧倒的だ。

木曜日に行われた発表イベントでも、触ってみることのできるデモ機は用意されていた。しかし大混雑でほんの少しの時間しか触れることのできない中では、なかなか新iMacの魅力を感じ取ることができなかったのが正直なところだ。しかし自分用の評価機を入手し、じっくり落ち着いて触ってみると、改めて本機の凄さを感じることができた。

以前の機種と並べてみれば、より一層わかりやすい。下の写真では左が2011年版27インチiMacで、右は27インチThunderboltディスプレイだ。こうしてみると、Retina 5Kディスプレイを備えたiMacの凄さが本当によくわかる。これまでのコンピューターディスプレイを凌駕しているのはもちろん、あらゆるAVデバイスを圧倒するものだといっても過言ではないと思う。5フィートほど離れて綺麗に見える大画面というのはよくあるが、iMacは長くても数フィートというコンピューターの利用距離で見ても美しい。数インチのところまで目を近づけてみても、その美しさに驚くことになるだろう。

さらに、この美しさが何者をも犠牲にすることなく実現していることが素晴らしい。画面は明るく、コントラストも色調も、現在使っているいずれのマシンを上回るものだ。もちろんパフォーマンス的に不満を感じる部分もない。これまでMacBook ProのRetina画面でやや表示に時間がかかったようなページでも、問題なく画面を表示してくれる。まだあまり一般的ではないが4Kビデオが手元にあれば、その美しさを存分に楽しむことができるだろう。もちろん従来のHDビデオも非常に美しく表示される。

もちろん、新iMacの魅力はビデオや写真にのみあるわけではない。文字もくっきり表示され、読みやすさにも驚きを感じる。実際のところ、内容よりも表示される文字の美しさのせいで、画面に表示されるテキスト記事に見入ってしまうこともたびたびあるのだ。

CPUパワーなどについてはまた改めてレビューすることにしたいと思う。しかしともかく、このディスプレイ性能だけで、新iMacは十分にペイするマシンであることは、ここに記しておきたい。

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(翻訳:Maeda, H


ハンズオン:新しいiMacのRetina 5Kディスプレイは圧倒的

最新のiMacのRetina 5KディスプレイはAppleによると「世界最高の解像度」だという。新しいスクリーンは一目見ただけで美しさに圧倒される。しかも長く見ていれば見ているほど賛嘆が深まる。私のように日頃Retina MacBook Proをメインマシンとしているユーザーにそう思わせるのだからただごとでない。

スクリーンには5K解像度の写真が表示され、一部分をクロップして拡大するデモが行われたが、相当に拡大した部分でも普通のデジタルカメラのオリジナルの表示より美しかった。新しいiMacもくさび形のデザインを受け継いでおり、いちばん薄い部分は5 mmしかない。Appleの工業デザインが長く色あせないのにも感心するが、iMacの目玉はやはりスクリーンだ。スクリーンの存在感があまりに強いので、正直、他の部分には目が向かなくってしまう。

毎日仕事で写真とビデオを扱っている人間として、Retina 5K iMacの優位性は議論の余地ないものと思われた。画面表示に関してはもっと強力なMac Proより上かもしれない。 iMacは4Kビデオを処理するのに十分なパワーを持っていたはずだが、Appleはプロセッサーとグラフィックカードの能力をさらに向上させた。その結果、フル解像度で画像を表示しながらFinal Cut Proの操作と設定のウィンドウも出せるようになっている。

新iMacの2499ドルという価格からしてもAppleが一般ユーザーをターゲットにしていないことは容易に想像できる。しかし同サイズのハイエンド4Kテレビよりは安い。しかもこちらはハイエンド・コンピュータなのだから、決定的にお買い得である。とはいえ高価な買い物であることは間違いない。単にオールインワンのコンピュータを求めているだけの層に向く製品ではない。

Retina MacBook Proと同様、iMacのターゲットはプロ、セミプロのユーザーだろう。しかしこの点は強く注意しておきたいが、将来コストが下がってくれば(そしてこういう製品の常として必ず下がる)、Retinaはデスクトップ・コンピュータの主流になるはずだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+