Googleの自分のアカウントは一つあれば十分、という人がほとんどだと思うが、いろんな会社の仕事でGoogleのサービスを使っている人などは、複数のアカウントを使い分けたいと思っている。8月にリリースされたChromeのベータはAccount Switcher(アカウントスイッチャー)を実装して、ユーザが使用するアカウントを変えられるようにし、ブックマークもタブも履歴なども、アカウントごとに違えるようにした。それは一つのコンピュータを複数の人が共有しているような場合にも便利だし、さらにそのコンピュータをゲストに無難に使わせることもできる。そのアカウントスイッチャーが今日(米国時間1/14)から、Chromeのデスクトップバージョンの安定バージョンで使えるようになった*。〔*: このリンク先に使い方のガイドがある。Chrome OSには前からあった。〕
Chromeを最新バージョンにアップデートすると、あなたが正規のユーザなら、画面右上のコーナー、通常なら右端のタブが現れるべき場所に、ちいさな、[△あなた]という、タブに似たアイコンがある。別の人が使っている場合は、小さな横顔のアイコンが出る。そしてそのアイコンをクリックすると、ユーザ切り替えパネルが表示される。そこで別のアカウントに切り替えたり、匿名ユーザやゲストとしてブラウズできたりする。ゲストは、正規ユーザのタブや履歴やブックマークにアクセスできない。またゲストがサインアウトすると、その人のブラウズセッションに関する記録は完全に消去される。
Account Switcherはブラウザの機能としてとても便利だ。正規のユーザ以外の人でも、あるいは複数の人が、一つのChromeを気楽に使えるようになる。
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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))