アドビがクラウドアプリ開発プラットフォームFireFlywo発表、を強化へ

Adobe(アドビ)は従来もデベロッパー向けにAdobe.ioを運用してきたが、Adobe Developers Liveバーチャルカンファレンスでいくつかの新しいツールを発表した。いずれもAdobe Experience Cloud上でデベロッパーが独自のクラウドアプリを作成することを助けるものだ(Adobe Developers Liveページ)。

Adobeのデベロッパー・エクスペリエンス・ビジネス担当バイスプレジデントのJason Woosley(ジェイソン・ウーズリー)氏は「アドビは新型コロナウイルスの感染蔓延の影響によりデジタル化の推進を従来よりもさらに急ぐ必要があると考えた」という。発表された新しいツール、少なくともその一部はオンラインサービスの開発を促進することを目指している。

TechCrunchに対してウーズリー氏は「我々は優れたオンライン体験を生み出すビジネスに力を入れている。この分野はデベロッパーにとって魅力的でありかつ参入しやすい。アドビはこの分野で新しいツールを発表した」と述べた。

これは広告やマーケティング業務向けのExperience Cloudのツールとデータソースを利用してオンラインアプリケーションを作成することを容易にする総合的なフレームワークを作ることが狙いだ。第一弾として発表されたProject Fireflyは、一歩進んだ高度なオートメーション機能により、デベロッパーがアプリケーションを従来に比べて素早く作成することを支援する。

「Project Fireflyは多数のテンプレートを用意しており、デベロッパーがExperience Cloudを利用して総合的なフレームワークを構築することを助けまし。本日、店舗やウェブサイトなど顧客がビジネスと接する場所はますますデジタル化が進んでいます。アプリケーションは顧客にとって魅力的な差別化のためのカスタマイズを必要とすることになるでしょう」とウーズリー氏。

こうした新しいクラウド体験を幅広いユーザーが使えるようにするため、アドビではReact Spectrumと呼ばれるオープンソースのライブラリと一連のツールを提供する。

ウーズリー氏によれば「セールスやマーケティングのアプリでは、公開を急ぐためにアクセシビリティの観点が後回しになることが多いのです。新しいツールを利用すればターゲットとするユーザーのハンディキャップも含めてさまざまな条件を考慮することができます」とのこと。

Experience Cloudの重要なポイントの1つは、アプリケーションのカスタマイズのために、顧客データなどビジネスが持つすべての情報資産を活用できることだ。アドボではこの観点からウェブアプリ、モバイルアプリ構築のためのデベロッパー向けツールキット(SDK)を発表した。このSDKを利用することで、Experience Cloudのデータをアプリケーションに統合することが容易になる。

Project Fireflyはデベロッパープレビューの提供が始まっている。Adobeアカウントが必要だが、React SpectrumとSDKについても一部が公開された 。今後数カ月かけて内容は拡充される。

画像:Maskot / Getty Images

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(翻訳;滑川海彦@Facebook