クラウドファンディングのMakuakeがアリババ傘下の「造点新貨」と連携、中国でのテストマーケや越境ECが容易に

クラウドファンディングやテストマーケティングのプラットフォーム「Makuake」を運営するマクアケは12月18日、中国の大手ネット企業のアリババグループに属するAlifishとの提携を発表した。AlifishはMakuakeと同様のプラットフォーム「造点新貨」を運営しており、マクアケとの連動で、日本と中国の事業者の相互紹介を進め、各国へ進出する際のサポートを行う。マクアケの今回の取り組みは、韓国の大手のクラウドファンディングサービス「Wadiz」との業務連携に続くもの。

具体的には、中国でのビジネス展開を希望するMakuakeのプロジェクト実行者に対して造点新貨を紹介する。プロジェクト実行者は造点新貨を利用した製品やサービスのテストマーケティングが可能になるわけだ。テストマーケティングが成功すれば、アリババグループの巨大ショッピングサイトサイトである「淘宝網」(タオバオワン)での出店も可能になるとのこと。その逆の、造点新貨のプロジェクト実行者をMakuakeに紹介する作業も担う。

マクアケは12月11日に東証マザーズに上場し、公開価格1550円のところ初日終値は2980円と順調に株価が上昇。その後も順調に推移し、12月18日14時48分に値幅制限の上限である4690円に達して本日はストップ高となっている。

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