GoogleのGallery Goはオフラインで使える写真編集アプリ

今週ナイジェリアで行われたイベントでGoogle(グーグル)は、写真をオフラインで管理し編集できるアプリとしてGallery Goを紹介した。これはインターネットの接続が常時安定しているとは限らない途上国市場向けにGoogleが提供している、一連のアプリのひとつだ。

Gallery GoはAndroid 8.1(Oreo)以上が動いている機種で利用でき、モバイルデバイス上でわずか10MBのストレージスペースしか使わない。それでもこのアプリは、Google Photosと同じような機械学習のツールを使って写真を整理し管理する。しかも、インターネットに常時接続していなくてもよい。ユーザーはフォルダーを作ってSDカード上の画像にこのアプリから直接アクセスできる。

またこのアプリには、フィルターや強調、簡易修正、回転、トリミングなど、いくつかの基本的な写真編集機能がある。Facebookなども同様のアプリを提供しており、スマートフォンがパーソナルなコンピューターである地域にサービスを提供しようとしている。それらの地域はネットの接続が高品質でないから、そのための配慮が必要だ。

このアプリは今すでにPlay Storeから入手でき、来月以降は一部の機種でデフォルトのギャラリーアプリとして提供されるだろう。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

Android 8の軽量バージョンAndroid GoがAndroid Oreo(Go Edition)と改名して公式リリース

Googleは、5月のI/Oカンファレンスで発表したAndroid Goに、これまでいろいろ手を加えてきた。そしてこの軽量OSはこのほど、やや名前を変えてローンチすることになった。ベースはAndroid 8.1だが、そのお名前は、前よりも印象の薄いAndroid Oreo(Go edition)となった。〔OreoはAndroid 8.xの愛称〕

名前が示しているように、このGoバージョンはAndroidのメインバージョン(8.x)となんら変わりはない。むしろソフトウェアのタイプは多くの点で目立つ違いはなく、アップデートのサイクルも標準バージョンと合わせるために、専属のチームを配置している。

Googleが今夜(米国時間12/4)発表の場として選んだのは、インドのイベント会場だ。つまりこの軽量OSの、ねらいどころである市場だ。同社は最近のブログ記事で、Androidユーザーは今やインドの方がアメリカより多い、と言い、そのほかの途上国と共に巨大な市場であることを示唆した。この急成長市場にはかつてMozillaやNokiaも挑戦したが、Google(==Android)ほどには、うまく行かなかった。

今、アクティブなAndroidデバイスは世界中に20億以上ある。すでに、確固たる市場地位だ。Go Editionは、それらの中に多い、機能的性能的にいまいちのデバイスでも、今後の製品ではできるかぎり最良のAndroid体験が得られるよう作られている。たとえばメモリ搭載量は、512MB-1GBを想定して構成されている。

Googleによると、Oreo(Go Edition)がエンドユーザーにもたらす利点は、数えきれないほど多い。まず立ち上がり時間は30%はやくなる。ストレージスペースは最大で2倍まで最適化している。それは、Goのアプリ側の最適化努力によるところも大きい。主なものを挙げると、Google Go, Google Assistant Go, YouTube Go, Google Maps Go, Gmail Go, Gboard, Chrome, Files Goなどなどだ。Filesは、新たに登場したファイル管理アプリである。Play StoreのGoバージョンもあり、軽量アプリを揃えている。

総じて、標準版のOreoから変えたところは最小限だ。最近プレビューした機能やマルチユーザー設定などを除けば、完全版のAndroidを大きく端折(はしょ)った部分はない。また、提供地域も限定していない。明日、グローバルに可利用になる。そして互換機は来年早々発売されるだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa