今日(米国時間3/27)Uberは、少数の自動運転車による路上試験をサンフランシスコで再開したことを正式に認めた。Uberは、先週土曜日にアリゾナ州で無人運転中の車が衝突事故に巻き込まれた後、米国での無人運転テストを全面的に中断していた。
「今日午前にサンフランシスコにおける試験運用を再開した」とUberの広報担当者が本誌に伝えた。
広報担当者によると、Uberのアリゾナ州およびピッツバーグ市の自動運転車は今も休止中で、近日中に路上に戻る予定であることも語った。
Uberはアリゾナの事故の後、自動運転車の試験を全面的に中止した。まずアリゾナ州で、続いてサンフランシスコとピッツバーグの2都市でもテスト走行を中止して調査結果を待った。
Uberの自動運転車は無人で運転する能力を持っているが、試験車では人間ドライバーが助手席に座り、必要があれば運転を代われるようにしている。
現在サンフランシスコで試験中の2台は、ほかの場所で試験中のそれぞれ12台の車両とは開発段階が異なっているようだ。これが他の都市に先駆けてサンフランシスコで路上試験を再開した理由だと思われる。
アリゾナでの事故に関するこれまでの報道によると、Uberテクノロジーの責任は回避されているように見える。地元警察は、通常の(=人間が運転する)自動車がその時自動運転モードだったUber車に進路を譲らなかったために事故が起きたと言っている。
しかし同社の自動運転試験計画は、安全性に関して以前批判を受けたことがあり、信号無視と思われる事例もあった。これについてUberは、その時車は自動運転モードではなかったと主張したが、 New York TimesはUber関係筋2人の情報に基づきこれに反する事実を示唆した。
自動運転技術の安全性に関する疑問以外にも、Uberは企業カルチャーについて様々な批判を浴びてきた。元従業員による性差別に対する告発によって経営陣への圧力が続いている(社長のJeff Jonesが騒動の中今月辞任した理由でもある
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)