Match Groupは、昨秋IACから独立して以来初めての四半期決算を発表した。傘下にMatch.com、Tinder、OkCupid等の出会系サイトを持つ同社の売上は、12%増の2.68億ドルだったがアナリスト予測の2.77億ドルには届かず、株価は時間外取引で3%下落した。
同社の調整後四半期利益は1株当たり24セントで、アナリスト予測の20セントを上回ったものの、前年同期より26%低かった。利益の減少は、マーケティングおよびその他運営費の増加による。
有料ユーザー1人当たりの売上は53セントで、昨年の62セントから減少した。純利益も4800万ドルから3600万ドルに下がった。
「Match Groupにとって大きな四半期だった。初めてのIPOを終え、PlentyOFFishを買収し、益々国際化する事業を反映して経営組織を改革した」とチェアマン・CEOのGreg Blattが声明で言った。「同時に、当社は堅実な売上と利益の成長を達成し、2016年には大きな勢いをもって臨み、一年を通じて前進していくつもりだ」。
オンライン出会い業界は競争が非常に激しい ― Matchは45種類のブランドを所有し、他にBumble、Hinge、Coffee Meets Bagel、Happn等のライバルがいる。
Tinderは「ダブル・オプトイン」と呼ばれる方式を広めた。これはユーザーが会話を始めるためには、双方が同意する必要があるという意味だ。しかしこのコンセプトは多くの、いや殆どの出会いサービスアプリが模倣している。
収益化も課題だ。無数の無料出会いアプリが利用できることから、多くのユーザーはMatch.comやOkCupidのようなサイトにプレミアム料金を払いたがらくなっ。そして、もっともアクティブなユーザーたちの殆どは相手を見つけると出ていってしまう。
ライバルであるZooskは、Tinderの出現によって苦戦を強いられ、IPOまでも中止した。JDateとChristianMingleを所有するSpark Networksは、Tinderか人気を得た2013年から大きく株価を下げている。
Match Groupの終値は12.19ドルで、同社が昨年11月にIACから分れらた際の12ドルをわずかに上回った。株価は時間外取引で11.80ドルまで小刻みに下がり続けた。同社の時価総額は30億ドル。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)