出会いサイトTinderの親会社Match Group、IACから独立後初の決算を発表

NEW YORK, NY - NOVEMBER 20:  (L-R) Gary Swidler, chief financial officer of Match Group, Greg Blatt, chairman of Match Group, Sam Yagan, CEO of Match Group and co-founder and CEO of OkCupid and Nelson Griggs, vice president of Nasdaq, pose for a photo in Times Square after celebrating Match Group's initial public offering (IPO) at the NASDAQ stock exchange on November 20, 2015 in New York City. The company began trading on the NASDAQ yesterday morning with an IPO of $12 per share.  (Photo by Andrew Burton/Getty Images)

Match Groupは、昨秋IACから独立して以来初めての四半期決算を発表した。傘下にMatch.com、Tinder、OkCupid等の出会系サイトを持つ同社の売上は、12%増の2.68億ドルだったがアナリスト予測の2.77億ドルには届かず、株価は時間外取引で3%下落した。

同社の調整後四半期利益は1株当たり24セントで、アナリスト予測の20セントを上回ったものの、前年同期より26%低かった。利益の減少は、マーケティングおよびその他運営費の増加による。

有料ユーザー1人当たりの売上は53セントで、昨年の62セントから減少した。純利益も4800万ドルから3600万ドルに下がった。

「Match Groupにとって大きな四半期だった。初めてのIPOを終え、PlentyOFFishを買収し、益々国際化する事業を反映して経営組織を改革した」とチェアマン・CEOのGreg Blattが声明で言った。「同時に、当社は堅実な売上と利益の成長を達成し、2016年には大きな勢いをもって臨み、一年を通じて前進していくつもりだ」。

オンライン出会い業界は競争が非常に激しい ― Matchは45種類のブランドを所有し、他にBumble、Hinge、Coffee Meets Bagel、Happn等のライバルがいる。

Tinderは「ダブル・オプトイン」と呼ばれる方式を広めた。これはユーザーが会話を始めるためには、双方が同意する必要があるという意味だ。しかしこのコンセプトは多くの、いや殆どの出会いサービスアプリが模倣している。

収益化も課題だ。無数の無料出会いアプリが利用できることから、多くのユーザーはMatch.comやOkCupidのようなサイトにプレミアム料金を払いたがらくなっ。そして、もっともアクティブなユーザーたちの殆どは相手を見つけると出ていってしまう。

ライバルであるZooskは、Tinderの出現によって苦戦を強いられ、IPOまでも中止した。JDateとChristianMingleを所有するSpark Networksは、Tinderか人気を得た2013年から大きく株価を下げている。

Match Groupの終値は12.19ドルで、同社が昨年11月にIACから分れらた際の12ドルをわずかに上回った。株価は時間外取引で11.80ドルまで小刻みに下がり続けた。同社の時価総額は30億ドル。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook