半減期が来た!!!
つい先ほどBitconはその短い寿命の大きな節目を迎えた。ブロック(トランザクションデータの集合単位)を採掘する報酬が、25 bitcoinから12.5 bitcoinへと半分になった。
これは、コインの価値を650ドルと仮定すると、今後採掘者たちはブロック当たり8125ドル程度を得ることになる。半減する前は1万6250ドルだった。
でも問題ない!これは起こるべくして起きたことだ。説明しよう。
Bitcoinのコードが書かれた時、2100万bitcoin以上の通貨が出回ることがないように設計された。そして人々が採掘すること(これがbitcoinネットワーク全体の価値を立証し維持している)を奨励するために、Satoshiはブロック毎に報酬を与えるしくみを作った。
設立当初、報酬は採掘された1ブロック当たり50 bitcoinだった。そしてプログラムは、21万ブロック採掘される毎に報酬を半分にし、64回の半減期の後、ゼロになるように作られた。
この指数的半減は、最後の半減期が来るのは100年以上先だが、全bitcoinの75%が既に採掘され流通していることを意味している。
そして今日は、Bitcoinの歴史上2回目の半減期だ。最初の半減期(報酬が50から25 bitcoinsに切り下げられた)は2012年11月のことで、当時の価値は12ドルくらいだった。
しかし、それは〈私〉にとって何を意味するのか?
オーケー、歴史の講義は十分だ。おそらく知りたいのは、bitcoinの価格がどう影響を受けるかだけだろう。
完全市場では、米ドル/bitcoinが単純に2倍になり、報酬のbitcoinが半分になったのを補償する。これは論理的だ、なぜなら採掘にかかるコストは変わっていないのだから、価値を倍にしなければ収入が直ちに半分になってしまう。
しかし市場が完全ではないことをわれわれは知っている。そのため、われわれはせいぜい予想することしかできない。そして最も論理的な結論はこうだ。半減による価格への影響は、市場が予測していたことによって既に起きており、過去6ヵ月間の大きな値上がりの主たる理由はおそらくそれだ。
今日はここまで。みんなで半減パーティーを楽しもう。もし祝う機会のない人は、まだあと62回半減期が来ることを忘れないでほしい。
[原文へ]
(翻訳:Nob Takahashi / facebook)