Googleは仮想現実環境でのコンテンツ制作が誰でも簡単にできるようにしようとしている。
たとえばGoogleの成功を収めたTilt Brushは非常に洗練されたVRペイント・ツールだ。今日(米国時間7/6)、 GoogleはVRプラットフォーム中で3Dオブジェクトを構築する新しいツールを公開した。
Blocksは無料で今日から利用可能だ。HTC Vive版とOculus Rift版が選択できる(GoogleのDaydream版はない)。使い方はTilt Brushを受け継いで非常にシンプルで、3Dモデリングが簡単にできる。ユーザーは作成したクールなオブジェクトをエクスポートしたりウェブで共有することも可能だ。
現在のVRタイトルに関していちばん多く聞かれる不満はリアルさに欠ける点だ。これはごく単純な形状のオブジェクトであっても3Dモデルをレンダリングするために膨大なコンピューティング・パワーを必要とするためだ。Blocksはこの点の改善も狙っている。デベロッパーはポリゴン・オブジェクトを手軽に作成し、ARないしVRプラットフォームにそのままエクスポートできる。
ただしBlocksはOculusの3Dツール、Mediumが狙っているほどのリアルさには及ばない。BlocksのターゲットはMediumを使いこなせるような上級デベロッパーではなく、どちらかといえばエントリーレベルのユーザーのようだ。Mediumは優れたツールだが、初心者には難しそうだとして敬遠されることがある。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)