Brave groupがバンダイナムコアーツと提携、RIOT MUSICのコンテンツ開発・海外展開強化

Brave groupがバンダイナムコアーツと提携、RIOT MUSICのコンテンツ開発・海外展開強化

VTuberを軸としたIP開発事業を展開するBrave groupは12月22日、同社の構想「エンタメ(IP)3.0構想」の「タイバン!」「virtualtalk」に続く第3弾発表として、バンダイナムコアーツとの事業提携契約を締結したと発表した。

今回の提携により、Brave groupの強みである、「VTuberの再生数No.1(2018年6月同社実績)を獲得した企画・制作技術」および「YouTubeマーケティングのノウハウ」と、バンダイナムコアーツの強みである「映像・音楽・ライブという立体的な総合プロデュース力」を活かし、事業連携していく。具体的な取り組みに関しては、随時発表予定。

エンタメ系スタートアップBrave groupと、多数の映像・音楽コンテンツ企画・制作を生み出してきたバンダイナムコアーツがタッグを組むことでスマホ発のBIG IPの創出を目指す。

またBrave group代表取締役 野口圭登氏は、同社バーチャルアーティストプロダクションRIOT MUSICについてコメント。RIOT MUSICは、プロダクション全体の視聴ユーザーの5割が海外ユーザーとなっていること、今後海外の音楽ファンやオタク文化に向けて発信を強めたいと考えている中で、同社の力だけでは足りないとしていたことを課題として挙げた。

短期的な取り組みでは、同社規模では実現が難しいライブイベントや様々な事業開発。中長期的は、グローバル市場に向けたRIOT MUSICの海外展開。最終的な目標としては、同社の世界一のバーチャルアーティストプロダクションの地位を築き、豊富なアニメ製作委員会経験を持つバンダイナムコアーツとの協力のもと、アニメ映画の主題歌に同社アーティストが起用されることを目指すとしている。

「エンタメ(IP)3.0構想」とは、「スマホ発のBIG IPの創出」と「BIG IPが生まれやすい環境を作る」ことを目指すもの。接触デバイスの主流がスマホに変わってきた中で、YouTubeやライブ配信プラットフォームをはじめとするSNSを起点としながら、ユーザーとの相互創作により、キャラクターを一緒に育て、エンゲージメントを高めていくことでBIG IPを生み出すという考え方という。また、BIG IPを生み出す過程で必要な、彼らが活躍する土壌となるサービスの創出も積極的に行っていくとしている。

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