CorsairがiPhoneやiPadをウェブカメラに変えるアプリのEpocCamを買収

Corsair Gaming(コルセア・ゲーミング)は米国時間10月29日、社名を冠したiOSソフトウェアを開発したEpocCam(エポックカム)を買収したと発表した(GlobeNewswire記事)。なぜゲーム企業が2020年にそうした企業の買収に関心を示したのかについては想像に難くない。新型コロナウイルスのパンデミックにより世界中でリモートワークが増え、その結果、多くの人がこれまでになくビデオ会議をしている。

EpocCamのアプリはiPadやiPhoneを、macOSとWindows PCのためのウェブカメラに変えるものだ。このソフトウェアはZoom(ズーム)、Skype(スカイプ)、Google Meet(グーグルミート)、Microsoft Teams(マイクロソフト・チームズ)など数多くの人気ビデオ会議アプリで使える。

今回の買収で、EpocCamブランドはCorsairのElgato傘下に入る。Corsairは自社のゲーミングブランドを2018年半ばに買収した。これによりElgatoの残りはEve Systemにブランド名を変えた。Eve Systemはスマートホームとホームオートメーションにフォーカスしていた。

デスクトップパソコンにはビルトインされたウェブカメラを備えていないモデルもあるが、iPhoneは大きな進化を遂げてきた。ゆえに、iPhoneの映像パワーを利用するというのは理に適っている。もちろん、EpocCamがゲーミングブランドの所有となることで、ビデオゲームのライブストリーミングが今後存在感を増すようになるのは明らかだ。

EpocCamは既存プロダクトに統合されるなど、すでにElgatoブランドでリローンチされた。同社は更なる発表についても「すでに準備中」だとしている。

カテゴリー:ソフトウェア
タグ:CorsairEpocCam買収

画像クレジット:EpocCam

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(翻訳:Mizoguchi

CorsairのTBT100 Thunderbolt 3ドックは豊富な拡張性と優れたデザインで在宅ワークの中心になる、価格は約2万7500円

ゲーミング用周辺機器のエキスパートであるCorsairが、新しいThunderbolt 3ドッキングステーションを発売した。便利なポートを多数備え、Apple(アップル)のスペースグレイのハードウェアとともに使えば完璧にマッチするだろう。このTBT100 Thunderbolt 3 Dockは、Macを臨時の在宅オフィスの中心として使えるようにする豊富な拡張性や、デスクトップコンピュータをもっとパワフルにする優れた利便性と接続のオプションを提供する。

基本的なポイント

ConsairのTBT100には、コンピュータから1本のThunderbolt 3ケーブルで接続するだけで電源を供給するポートが揃い、専用の電源アダプタも付属している。ディスプレイ用としては、4K、60Hz出力でHDRカラーレンダリングのHDMI 2.0ポートが2つある。USB 3.2 Type-Cポートは前面に1つと背面に1つの合計2つ、USB 3.1 Type-Aポートは背面に2つあって、すべてデバイスの充電とデータ接続の両方に使える。ネットワーク用としてギガビットEthernetポート、ヘッドフォン出力とマイク入力の両方を兼ねた3.5mmジャックもある。さらにUHS-IIに対応したSDXCカードリーダーも備える。

TBT100はホストのノートブックと接続したThunderbolt 3ケーブルだけで85Wの電源を利用でき、USB-Cポートは最大15W、USB-Aポートは最大7.5Wでデバイスをスマートに充電できる。

デザインと特徴

Thuderbolt 3ドック製品の中でも、外観は明らかに優れている。ドックは一般にだいたい同じような金属とプラスチックの直方体で前面と背面にポートが配置されているカテゴリーの製品であるため、際立ったデザインにするのは難しい。Corsairのドックはそうした標準的な外観からかけ離れて冒険しているわけではないが、グレイのアルミニウム仕上げで、そのアルミニウムが曲線的な四隅を覆い、他にはないほどデスクトップ製品よりも魅力的だ。

ポートの配置もよく考えられている。前面にはUSB-Cポートが1つ(モバイルデバイスを充電したい時にすぐに接続できて便利)、SDカードリーダー(頻繁に使うので本当に助かる)、3.5mmジャック(これもヘッドセットなどを頻繁に差し替える)がある。それ以外はすべて背面にあり、いつも接続しておくケーブルを使いやすいところに差してデスクトップで邪魔にならないように取り回すことができる。

HDMIポートを採用したCorsairの選択も、おそらく大半のユーザーにとって最もバランスの良いオプションだろう。DisplayPortを採用している製品も多いが、最近の平均的な消費者にはHDMIケーブルとHDMI対応ディスプレイが広く使われているだろう。4Kの解像度をサポートする仕様で、最近のテレビやモニターの画質を最大限に生かすHDRにも対応している。

結論

Thunderbolt 3ドックにはさまざまな製品があるが、CorsairのTBT100は接続性、デザイン、利便性のバランスがほぼパーフェクトだ。価格は259.99ドル(約2万7500円)で、安価ではないが高すぎるというほどでもない。信頼できて、不足なく家でずっと使えるソリューションを求めるなら、このドックはおすすめだ。

カテゴリー:ハードウェア
タグ:CorsairThunderbolt 3

画像クレジット:Corsair

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(翻訳:Kaori Koyama)