拝啓。世界のデジタル広告の約半分はGoogle様が支配しています。

ネット広告。少し拡げてデジタル広告。その市場を過去10年でほぼ制覇してきたGoogleとそのライバル達の現状を改めて数値で見る。 — SEO Japan

私は暇を見つけると、株式会社の財務報告書を読む。大きなトレンドだけでなく、小さなトレンドが、この文書の中にハッキリと表れている。世界のデジタル広告への支出の55%は、グーグル、ヤフー!、マイクロソフト、フェイスブック、アマゾン、そして、AOLに集約されている。そして、コムスコア社によると、この6つの企業は、トラフィックが多いウェブサイトのトップ 6に該当する。

先日のアドエクスチェンジャーの記事は、GroupMが世界全体のデジタル広告への支出を1135億ドルと算出している点を指摘していた。その他のデータは、この6つの企業のフォーム-10k(年次報告書)を調べたララ・フィッシャーゼーニン氏の情報をベースにしている。

Ad Spend Chart

2011年にも同じようなレポートに遭遇していた。興味がある方はこのページで確認し、比較してもらいたい。

2013年、グーグルが目覚ましい勢いで成長する一方、ヤフー!は後退している。グーグルは、デジタル広告の41%を独占しており、2位のヤフー!は4%に留まっている。グーグルは、最大のライバルになんと10倍の差をつけているのだ。

アマゾンとフェイスブックが広告ビジネスを確立しているのは良い兆候と言えるだろう。しかし、どこから広告マネーは出ているのだろうか?そして、両社の代わりに、どこがシェアを失ったのだろうか?(もしくは広告への支出が全体的に増加しているのだろうか?)


この記事は、Darren Hermanに掲載された「These 6 Companies Controlled 55% of Worldwide Digital Ad Spend in 2012」を翻訳した内容です。

元記事の原題は「6社がデジタル広告の55%を独占する」というタイトルでしたが、そのうち40%がGoogle先生な状況に思わずタイトルも変えてしまいました。日本では圧倒的な存在の天下のD様も日本の広告市場のシェアは25%程度ですし、Googleの余りの圧倒的存在感が改めて浮き彫りになる数字ですよね。現状はあくまで「デジタル広告」と「広告」がわかれていますが、全てにおいてデジタル化が進む今日、数十年後の世界では一体どうなっているのでしょうか。。。 — SEO Japan [G+]