TwitterのCEO、ディック・カストロが辞任、共同ファウンダーのジャック・ドーシーが暫定後任に―株価は7%アップ

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数年前からユーザー数が伸び悩んでいたTwitterだが、先ほど、CEOのDick Costoloが7月1日付で辞任すると発表した。ただしCostoloは取締役としては留まる。新CEOが選定されるまで共同ファウンダーでSquareのCEO、Jack Dorseyが暫定CEOを務める。投資家に対して辞任の経緯を説明する カンファレンス・コールこのあと予定されている

Costoloの辞任のニュースに市場は好感し、Twitterの株価は時間外取引で7%アップした。6週間前の第1四半期の決算報告で売上が予測に届かなかったことが明らかになった後、Twitterの株価は18%も急落した。ユーザー数も3億200万人と直前の四半期から4.86%伸びに留まった。

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内心は不機嫌だったかもしれないが、若いころスタンダップ・コメディアンを経験したこともあるCostoloは「お帰り、ジャック」とツイートした。一方Dorseyは「両親を訪問」とツイーしている。

DorseyはTwitterの暫定CEOを務める間もSquareのCEOを続ける。Dorseyは2008年に共同ファウンダーのEv WilliamsらによってTwitterのCEOを降ろされ、Williamsが後任のCEO となった経緯がある。Dorseyは2011年にCostoloが就任したときにエグゼクティブ・チェアマンに就任した。

新CEOの選定委員会は、Twitterの筆頭社外取締役、Peter Currieが委員長で、最初期からの投資家Peter FentonとEv Williamsがメンバーとなる。

Costoloの投資家向け声明を下に全文エンベッドした。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Twitter CEOのDick Costolo: “Twitterでまごつく人がいるのは分かる”と認める

TwitterのCEO Dick Costoloはこのところ、インタビューラッシュこなしている。今日(米国時間12/6)は、Today ShowのMatt Lauerに順番が回ってきた。

朝のテレビ番組なので一般視聴者を意識したのか、Costoloは、慣れてない人はTwitterにまごつくかもしれない、と認めた。

“Twitterを訪ねてみたけど、この国の言葉がよく分からない、という人が多いだろうね。足場の部分は隠して、メディアや写真やビデオなど、コンテンツを前面に出す必要がある”。

Costoloは、Twitterはコンテンツを前面に出すことに注力する、とインタビュアーに答えた。

Twitterは今の月間アクティブユーザ数2億3000万をベースとして今後伸びなければならないのだが、ほかのソーシャルネットワークに比べると、Twitterには一般大衆にとってとっつきにくい部分があるのかもしれない。Twitterは、昨年ユーザ数が10億を超えたFacebookほどの大衆性を、まだ獲得していない。

もちろん、Twitterが広汎な大衆性をねらって試みていることは、コンテンツへの注力だけではない。

最近Twitterは、ちょっと前のツイートにも応答できるために、タイムラインの切り替えという機能を導入した。これによって、ユーザのストリームがランダムで脈絡のない応答の羅列になることを防ぎ、ストリームに会話の筋道をつけよう、というのだ。

Costoloは、最良のツイーターになるためのコツのようなものを述べた。彼によると、結局のところ、最後にものを言うのはあなたの人間性、人間としての魅力であり、あの悪名高き140文字の制限の中でそれを表現することだ、と。

また、こういうツイートはしてはならないという点については、より具体的に述べた:

“それを本気で言っている、というトーンが重要だ。今日のコミュニケーションの氾濫の中で、人びとは偽物を敏感に嗅ぎ分けるようになっている。誠実で信用できること。これが重要だ”。

わずか5分というTwitterサイズのインタビューの終わりにCostoloは、彼がTwitterの上にいちばん欲しいと思っている人たちは、“女性コメディアンの集団”だ、と言った。Amy Poehler、Tina Fey、Melissa McCarthy、といった人たちのことだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))