Facebookは反響の芳しくないストーリー機能を強化した。本日(米国時間8/15)Facebookは、同サービスのフルスクリーンカメラに、ライブ中継、2秒間のGIF動画撮影、および背景色付きフルスクリーンテキスト作成機能を追加した。作品はFacebookストーリー、メッセージ、あるいは通常のニュースフィードで公開できる。
新機能によって、FacebookカメラはInstagramのストーリーカメラとほぼ同等になり、用途が広がるとともに、ビジュアルにシェアする方法を求めるティーンのユーザーを引き付けることが期待できる。カメラに内蔵されたARフェイスフィルターをライブ中継と組み合わせることで、顔を見せることなく安心してライブ放送することもできる。
背景色付き投稿機能は、Facebookの近況アップデートで以前から提供されている。カメラのGIFクリエーターは先月テストを行った。そして今月Facebookは、カメラによるライブ中継をテストした。ニュースフィードの投稿エディターでは2016年から同機能を提供している。そしてこのたび、iOSおよびAndroidの全ユーザーに上記の機能が正式提供されることになった。
今年3月にFacebookは、カメラ機能および24時間で消滅するストーリー機能を全世界で公開し、昨年来のInstagramによる代理戦争に続き、Snapchatとの直接対決を宣言した。
しかし、SnapchatクローンのInstagramストーリーとWhatsApp Statusが、いずれもオリジナルを上回る1日当たりユーザー2.5億人を記録している一方で、Facebookはカメラとストーリーの利用者数を公表していない。SnapchatとInstagramが人気を博している欧米では、Facebookカメラを「余分」だと批判する人もいる。フィード画面のトップにあるストーリーのアイコン表示が邪魔だと言う人もいる。現在ストーリーで配信されているコンテンツはごくわずかであり、私の友達でも投稿しているのは4人だけだ。
しかし、ARエフェクト付きカメラを4月に公開し、今回新機能を加えたことで、Facebookが躍起になってカメラ機能を広めようとしていることが見てとれる。Facebookは、いつでもカメラ機能を畳んでInstagramストーリーにユーザーを誘導することができる。しかし、もしMark Zuckerbergがビデオとビジュアルコミュニケーションが未来を担うと信じ、Snapchatに欠けているAR開発プラットフォームを提供することでリードを奪うことに賭けているなら、みんながFacebookカメラを使うトレンドが生まれるまで、批判に耐え続ける覚悟ができているのかもしれない。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )