ハードウェアメーカー御中:視線を外したら自動的に一時停止する機能など欲しくはない!

どうやらMicrosoftが、見ていないときは自動的にビデオ映像をポーズする機能をXboxに実装しようとしているようだ。SamsungがGalaxy S4で採用したものと同様の機能だ。

こんなものに一所懸命になって欲しくないと思うのだが如何だろう。

こんな機能を欲しいと思う人などいないと思うのだ。

ふむ。確かに人によっては喜ぶのかもしれない。広告業界の人にとってはもしかすると福音と受け取られる可能性はある。ドラマの途中に流れる広告の最中にも、電子レンジでおやつを温めてくるなんてことができなくなってしまうわけだ。しかし一般の利用者にとっては、まさに「無駄の典型」と思えるのだがどうだろうか。

持っているXboxで「ちゃんと見ていないから」という理由でビデオが停止してしまったりするのなら、ともに過ごした素晴らしい日々を思い出しながら涙を流し、そしてXboxをゴミ箱に叩きこんでしまうことになるだろう。

そこまでする人は少ないかもしれない。しかしいずれにせよ、この「一旦停止」機能を考えだした人は、人びとがどんな風にテレビと付き合っているのかを「全く理解していない」のではないかと思う。

読者の皆さんにも考えていただきたい。テレビに映像が流れているとき、どのくらい画面を見つめているだろうか。

真剣に画面を見るケースというのは3種類くらいしかないのではないかと思う。すなわち大好きな続き物の最新話を見る時、あるいはずっと見たいと思っていた映画が放映されているとき、そしてあとはポルノだ。

それ以外の場合(それ以外、の方が多いように思うが)は、ただ単に映像を「流している」だけのことが多いと思うのだ。そう、BGMのような扱われ方をしていることが多いのだ。とくに何度も見たドラマの再放送などは、完全に気を抜いてただ流すことになりがちだ。意識は手元のノートパソコンやiPadにあり、そしてごくたまに視線をあげてみるといった具合だ。

「そんなに心配しなくて大丈夫だよ。どうせオプションなのだから」。

そんな風に言う人もいるだろう。しかしオプションであれなんであれ、とにかく馬鹿げた機能であるということは間違いない。オプションではあるにしても、そうした機能を実装することでUIをおかしくしてしまったりすることもある。他にやることが満載のはずの開発者から時間を奪ってしまうことにもなる。オプションがオンになってしまったり、あるいはそのオプションの周辺にバグが入り込むことだってあり、そうなると使い勝手も大いに低下することになる。

それに、こうした機能にはどうしても不具合が入り込んでしまうものなのだ。

個人的には、Xboxが大好きで、これまでに3台を買い換えてきた。持っているデバイスの中ではもっとも利用頻度が高いものとなっている(スマートフォンは別だ)。うちにきた人にはKinectを見せびらかしてあげることにしている。面白いモノなのだが、このKinectもきちんと動作しなくなることがある。

たとえばうちのKinectは、ビデオの音声をコマンドだと誤解して動作することがある(あるいはもしかするとそこらを浮遊している霊的存在がマイクに向かって「止まれ」などと命令しているのかもしれない)。さらに1日に2、3度は、こちらがじっとしているのに何かしらジェスチャーコマンドを発したと誤解してしまう。また、こちらが懸命にボイスコマンドを発しているのに、徹底的に無視されてしまうこともある。

SamsungのGalaxy S4のハンズオンデモを見ても、搭載されたビデオポーズ機能は少々動作が怪しいものであるようだ。

迷惑な機能だと思っているが、もしこうした機能を便利に使えるケースがあるにしても、「きちんと動作」することが非常に大事になる部分だと思う。画面に集中しているのに勝手に一時停止してしまったり、あるいは逆に目をそらしても流れ続けるようなことがあってはならない。

ちなみに、画面を見ているかどうかを検知するメカニズム事態が使い物にならないと言っているわけではない。画面から目を離した時に、画面にCMが何分くらい続くのかを表示してくれたり、あるいは見たくないものを簡単にスキップする仕組みを実装してくれるのなら大歓迎だ。

一時停止や早送りに関する、こちらの自由を奪わないで欲しいのだ。

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(翻訳:Maeda, H)


Samsungが3/14にも発表のGalaxy S IV、視線スクロール機能をサポートという情報

GalaxySIV

Samsungは来る3月14日に予定されているイベントで同社のフラグシップ機の新モデルを発表するものと見られている。新機種に関してはこのところ情報リークが続いているが、NewYork TimesのBrian X. Chenが今日(米国時間3/4)書いた記事によると、Galaxy S IVには視線スクロール機能が含まれるという。

Chenの情報源はSamsungの社員で、「今回のプレスイベントで中心になるのはハードウェアではなく、ソフトウェアだ」と述べたという。

情報源によれば、Galxy S IVはユーザーの視線の動きをモニタし、それに応じてウェブページなどのコンテンツを自動的にスクロールさせる。たとえばユーザーがウェブ・ページを読んでいいて、視線が画面下端に来た場合、自動的にコンテンツを上にスクロールさせる。ただし、この機能がプレスイベントのステージ上でデモされるかどうかは不明ということだ。

Androidのハイエンドの新デバイスのセールスポイントがソフトウェアだというのはこれが初めてではない。HTCのフラグシップ、Oneが先月ニューヨークでお披露目されたときにも、時間の大部分はSense 5.0ソフトウェアの紹介に充てられた。最近、Androidの各メーカーはソフトウェアによる独自機能を他社製品との差別化のキーポイントとしているようだ。Androidデバイスのハードウェア・コンポネントがますます画一化してきている以上、これは賢明な戦略だろう。

New York Times記事によればSamsungはすでに視線スクロール技術を“Eye Scroll”という名称で商標登録しており、スマートフォンだけでなくタブレットやカメラにも利用していく計画らしい。商標登録というのは現実の製品を市場に出す意図があることを推測させる。

ただし、視線スクロールが成功するためには、動作がほぼ完璧でなければならない。間違った自動スクロールがたびたび起こるようならユーザーはわずらわしがって、すぐに機能をオフにしてしまうだろう。しかし正しく動作するなら確かに1つの差別化要因となり得る。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+

最新情報:Galaxy S IVはどうやら3月15日のイベントにて発表か?!

GalaxySIVサムスンの情報管理能力は称えるべきだろう。次期Galaxy S IVのリーク情報が全く入ってこないのだ。ただ、SamMobileの情報によると、新機種のアナウンスが3月15日に行われるらしい。

但し、今回の情報は以前より出ていた噂を否定するものではない。Galaxy S IVが4月半ばにリリースされるというのは、まだイキの情報のようだ。SamMobileによると、ヨーロッパおよびアジアでは、S IVは4月初めにリリースされるということのようだ。但しアメリカ、オーストラリア、およびアフリカ地域では5月ないし6月にずれこみそうだとのこと。

昨年発売されたGalaxy S IIIも、アメリカでの発売を前にヨーロッパ、中東、およびアジアで発売が開始された。さらにその前のGalaxy S IIについても同様だった。すなわち、今回の噂はこれまでの「事実」に沿ったものであり、どうやら確からしいものと思われる(アメリカ在住の人にとっては少々残念な話だ)。

TechCrunchでは、3月15日に行われるイベントにつき、まだサムスンからの招待を受けていない。ただ、それなりの時間がある次期であり、招待を受けていないからといって、イベントそのものが行われないなどと言うことはできない。サムスンはMWC(Mobile World Congress)にも参加するが、そこではGalaxy Note 8.0タブレットがお披露目される見込みだ。

それでもMWCでGalaxy S IVのリリースがあるのではないかと思う人もいるかもしれない。しかしサムスンにとっても、世界をリードするデバイスという意味があり、おそらくは特別のイベントを企画するのが普通の考えだと思われる。サムスンの地位を大いにおしあげたGalaxy S IIIについても昨年、London Unpackedと名付けられた発表イベントがわざわざ開催されている。

知り得る限りのところでは、Galaxy S IVは最高のスペックを実現したものとなるようだ。主だったところを挙げれば、プロセッサは1.8GHzのExynos 5という8コアで、ディスプレイは5インチで440ppi、そしてワイアレス充電規格であるQiをサポートして、カメラは1300万画素を搭載するものと思われる。

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(翻訳:Maeda, H)

高精細度競争激化へ―Samsungも次世代Galaxy S IVにRetinaを超す440PPIディスプレイ搭載のもよう

GalaxySIV

最新の情報によると、SamsungのAndroidスマートフォンの次世代フラグシップ・モデル、Galaxy S IVには4.99インチ 440ppiスーパーAMOLEDディスプレイが搭載されるという。一言でいえば、Samsungとして過去最高品質のディスプレイが投入されるわけだ。

これに加えて、部品の情報に詳しいDigiTimesの記事によれば、 SamsungのAMOLED液晶パネルには新しいピクセル・レイアウトが用いられているという。この情報は確認されていないし、どのみちGalaxyS IVが(多分4月に)発表されるまで確認されないだろう。しかし、Galaxy S IVが440ppiのディスプレイを備えるという情報はそうとう前から出まわっている。次世代Glaxy Sにはスーパー高精細度ディスプレイが搭載されると期待してもがっかりしないですむのではないか?

Samsungの新しいピクセル・レイアウトは六角形あるいはダイヤモンド型だという。従来の正方形の格子型よりも単位面積あたりのピクセル密度を高められるのだそうだ。

快適に見ることができるスクリーンサイズでは440ppiが在来型(正方形)のピクセル配置の限界だという(もっとも5インチというサイズが「快適」かどうかは主観の問題だが)。

しかしこの記事によるとSamsungが開発した新レイアウトでは、小型のスクリーンで440ppi以上の表示密度が可能になるという。新テクノロジーでスマートフォンの希少な表示スペースを拡大できるとなればディスプレイをめぐる競争は一層激化することになるだろう。

しかしピクセルの密度はディスプレイのパフォーマンスを測る一要素にすぎない。平均的なユーザーの視力では300ppi程度が視認できる限界だと言われているiPhone4が326ppiのRetinaディスプレイで初めてこの限界を破ったとされる。〔日本版:Wiredの記事によれば、視認性の限界は「12インチの距離で477ppi前後」というのが正しいという〕。

それ以来、スマートフォン・メーカーはディスプレイの高精細度競争を繰り広げてきた。ピクセル数を増やすためにディスプレイを大型化するという方法も採られた。しかしディスプレイを大型化すればピクセル密度は下がる。悪循環だ。

Galaxy S IVに事実440ppiディスプレイが搭載されるなら、上述の限界をはるかに超えたスーパー高精細度だ。しかしこのクラスのディスプレイを搭載するのはGalaxyだけではない。すでに発表されたSonyのXperia ZHTCのDroid DNAはどちらも5インチ440ppiディスプレイを搭載する。

GS4はライバルの5インチ・スマートフォンに比べてだいぶ後発となるが、なにしろ人間の目には限界があるわけで新ピクセル・レイアウトが一般消費者の目にどれほどの差となって映るか注目だ。

スマートフォンの大画面化は少々行き過ぎとおもわれるが、ピクセル数の競争も同様の傾向ではなかろうか?

[via UberGizmo]

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