GoGoを訴えていたAmerican Airlines、機内WiFiサービスでViaSatと契約

2016-06-06-american-airlines

American AirlinesはWiFiをGogoからViaSatに乗り換えるようだ。AAは来年11月までに100機の導入を予定している新鋭機、ボーイング737 MAXの機内WiFiサービスについて南カリフォルニアの衛星コミュニケーション企業、ViaSatと契約したことを明らかにした。

この契約はAAがGogoを訴えるという緊張した状況の中で行われた。フライト内WiFiの有力プロバイダー、GoGoの接続速度が遅いことにAA(と乗客)は苛立ちを募らせていた。

GoGoとAAは控えめに表現しても友好的ならざる関係だが、Gogoは依然アメリカの多くの航空会社にWiFiサービスを提供している。134機のAirbusの機体はGoGoの2Ku衛星通信セットを装備している。

現在のアメリカの国内便のWiFiはメールをチェックするのがやっとというスピードがほとんどだが、ViaSatでは各座席に12Mbpsの接続を約束しており、「家庭と同様のマルチメディア・ストリーミングを可能にする」としている。AAの新鋭機はViaSat-1とViaSat-2を採用し、さらに高速のViaSat-3が2019年に登場すればそれに切り替える。

参照  The Los Angeles Times

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

遅い機内Wi-Fiが不評だったAmerican AirlinesがGogoの契約打ち切りを訴訟、衛星ベースのWi-Fiを指向

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飛行機の中でWi-Fiが使えるようになったときのことを、おぼえておられるだろうか? 実にすばらしかった! でも、あれから10年近く経った今では、多くの国内線で使われている、あのGogo社のWi-Fiの遅さに、多くの乗客がうんざりしている。

しかし幸運にも、少なくとも一社の航空会社が、この問題に対して腰を上げた。

先週の金曜日(米国時間2/12)に、American Airlinesはテキサス州の裁判所に訴状を提出し、今の機内Wi-FiのプロバイダGogoとの契約を切れるようにしてほしい、と訴えた。

基本的には、航空会社とGogoとの契約には、航空会社が現在のGogoの提供物よりも格段に優れたプロダクトを見つけた場合にはプロバイダを変えてもよい、という条項がある。

Star-Telegramに、この訴訟の詳細が載っている。それによると、“Americanは現在市場にある新しいい技術やサービスを入念に調べた結果、契約にある権利を実行することを決意し、最近Gogoに対して、ViaSatがGogoの空対地システムより格段に優れた機内接続システムを提供している、と告げた”。

競合サービスであるViaSatは、すでにUnitedとJetBlueとVirgin Americaが採用しており、その、衛星を利用するWi-Fiシステムは、これまでの機内Wi-Fiシステムに比べて“8倍から10倍は速い”、と言われている。

Gogoが今American Airlinesに提供しているのは、地上局を使うシステムで、提供帯域が一機全機に対して10Mbpsにも満たない。

Gogoにも、衛星を使う一機あたり70Mbpのサービスはあるが、2Kuと呼ばれる新しい技術を、アメリカの航空機に対してはまだ採用していない。

今後は、法廷がこの訴訟に対して裁定を下すか、または両社が示談に持ち込むか、だ。でも一つだけ確かなのは、今後はAmeficanの機内でも速いWi-Fiを使える、ということだ。

 

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa