スマートフォンの驚くべき点の一つは、カメラとコンピュータを常時持ち歩けるコンパクトなパッケージに収めただけでなく、以前だったらPhotoshopのような高価なソフトウェアを使わなければできなかった高度な画像処理がだれでもできるようにしたところにある。
今日(米国時間7/10)、App Storeで公開されたGroopicがまさにそういったアプリで、集合写真を撮ったときに撮影者もその写真内に合成してくれるという。
7月4日、独立記念日の週末に私がビーチでリラックスしていると、近所でテイーンエイジャーたちが海を背にiPhoneを手から手に渡しながら写真を撮っていた。耳をすますと、1人が「私はあなたと一緒に写りたいの」言っている。するともう1人も同じことを言う。そういうわけでこのグループは際限ない順列組み合わせで写真を写しあっていた。
Groopicはまさにこういう問題を解決するアプリだ。 誰か見知らぬ相手にiPhoneを渡して写真を撮ってくれと頼む気恥ずかしさも、相手が大切なiPhoneを岩の上に落としやしないかとひやひやすることもなくてすむ。
撮影者も含めた集合写真が手軽に合成できるのだ。
開発したのはEyedeus Labsという総勢5人のスタートアップで、Groopicのテクノロジーについて特許を申請中だ。CEO Ali Rehanによれば「博士はほとんど2人いる」(1人は論文の仕上げにかかっているという)。この5人のコンピュータビジョン研究の経験年数を合計すると25年になるという。このスタートアップはコンピュータビジョンを応用した新しカメラアプリの開発に専念している。
最初のプロダクトがiPhone向けアプリのGroopicだ。アプリの使用法はごく簡単で、撮影者が2人交代で2枚の写真を撮り、それぞれの写真で撮影者をタップして指定するだけでよい。するとGroopicが魔法のように撮影者を含めた写真を合成してくれる(もちろんこの場合、写真に写る人物は立つか座わるかじっとしている必要がある)。
Eyedeus Labsでは現在GroopicのAndroid版を開発中だ。現在はGroopic is App Storeで1.99ドルで販売中。
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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+)