デジタルのSuper 8カートリッジNolabは懐かしい8ミリムービーカメラをデジタル化する

nolab1

写真家のHayes Urbanが、昔のSuper 8カメラを生き返らせたい、と思った。それはフィルムがカートリッジに入っていて、映画の再生には映写機というものを使った。どこにも、デジタルな部分はない。人類は長年、このアナログの圧政に苦しめられていた。

しかし時代は変わり、Super 8は歴史の灰塵の中へと葬り去られた…かな? Urbanは元のフィルムカートリッジに代わるものとして、デジタルカートリッジを作ろうとしている。そのデジタルシステムが完成したらSuper 8のフレームレート(18, 24fps)と4:3のアスペクト比、5メガピクセルで撮影できる。Urbanは途中、放棄しかけたが、パートナーが現れてクラウドファンディングすることになった。

Ortho-Hero

HolgaやLomosなどと同じく、Super 8カメラも市場は明らかにニッチであり、一部のアーチストや懐古趣味の人しか使わないだろう。でも、機械式カメラで撮る画像や映像には予測不可能なおもしろさがあり、しかも今では、本物の写真や映画はフィルムだ、という風潮もある。だからこれも、数百から数千台ぐらいは売れるだろう。深い映像表現はフィルムでないと無理、という説すらある。でも、一こまずつ撮ったLegoのムービーや、クリスマスのどんちゃん騒ぎの映像も、今見るときっと感動するだろうね。

出典: Petapixel

[原文へ]。
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

天然のランダム・イフェクト・カメラHolgaがデジタル化の波に抗しきれずついに廃業へ

holga3

Holgaは中判でアナログ式(フィルム方式)のトイカメラ(toy camera)だが、1981年の発売以来、熱心なファン層が形成された。34年経った今、今でもそのカメラを作っていた企業がついに閉鎖し、製造設備もすべて売却することになった。同社は、“もう何もお売りするものがありません”、と言っている。

Freestyle Photographic Suppliesが、その死をブログ記事で発表している。

その記事によると: “Freestyle Photographicは今日(米国時間11/25)、Holgaカメラを作っていた工場が操業を停止し、そのカメラとアクセサリをもはや生産していないことを発表いたしました。Holgaは、そのほかの多くのカメラよりも長生きしましたが、われわれがここ数年、ほかの製品で見てまいりましたように、やはりデジタル時代には勝てませんでした”。

Holgaは最初、中国の消費者向けの安価なプラスチック製カメラだった。ローンチ直後からさまざまなコピー製品に悩まされ、廃業寸前まで追い込まれたが、熱心なファンに支えられて生き延び、ハイエンドの35mmカメラの対極にあるローファイ(lo-fi)カメラとして愛された。Holgaで撮った写真は、コントラストのずれや、奇妙なぼけなど、画像のさまざまな‘欠陥’に不思議な魅力があった。

出典: petapixel

[原文へ]。
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。