ホログラフィー(ないし“ホログラム”)によるデータの保存や転送に関心のある人に、おいしい朝のニュースを進呈しよう。ヨハネスブルグのヴィトヴァーテルスラント大学の研究者たちが、ホログラフィーによるSpatial Light Modulators(空間的(三次元的)光変調器)のペアを使って送信のエンコードとデコードを行うことにより、光のストリームにこれまでの100倍のデータを詰め込むことに成功した。
Nature誌に掲載された彼らの論文は、アルゴン・イオンのレーザーと小さなホログラムスクリーンを使う方法を詳述している。レーザーがパターンをSpatial Light Modulatorへペイントし、別のSpatial Light Modulatorがそれを拾ってカメラへ送る。その結果パターンは、大量のデータをきわめて高速にエンコードできる。
もちろんこれは、とても謎めいた技術だが、彼らが何をやっているのかを理解することが重要だ。最大100までのさまざまなパターンをエッチングすることにより、彼らはあらゆる種類の情報を一つの光線にエンコードできる。現在までのやり方では単純なon/offの信号を送るだけだが、この技術はもっと複雑なものを送る。Forbes誌はこう紹介している:
これは、このようなデバイスの上で作られ検出されるパターンの数としてはこれまでで最多であり、これまでの最高の技術をも超えている。
未来のわれわれは、お互いにレーザー光線を射ちっこするのかな? それはないだろうけど、技術が実用化されたら、ネット上のすごい帯域で、光速のデータ転送が可能になるかもしれない。