webOSで痛い失敗をしたHP、Androidスマートフォンとタブレットを開発中との報道

ReadWriteの最新の記事によると、HPはモバイル・ハードウェア市場に再参入しようとしているという。Vergeもこの報道を別の情報源から確認したとしている。HPはwebOSを買収してPalmプラットフォームを搭載するタブレットの製造に乗り出し、TouchPadをリリースした。しかしこの製品は無残な失敗に終わり、HPはモバイル・ハードウェア事業から早々に撤退した。

HPはwebOSを使ったスマートフォンVeer 4Gも売りだしたこともある。 しかしこれも消費者の関心を呼ぶことはできなかった。HPはこの失敗後もモバイル・ハードウェア市場への復帰を狙っていたようだ。ReadWriteの情報源によると、NVIDIATegra 4チップを搭載したAndroidタブレットが間もなくリリースされるという。またAndroidベースのスマートフォンも計画されているらしい。Vergeは「順序ほぼそのとおりだが、スケジュールはまだ変更の可能性がある」としている。

Meg WhitmanはHPのCEOに就任した際に、「途上国の多くの人々にとってスマートフォンが入手しうる唯一のコンピュータとなっている事実をも考え合わせ、HPは最終的にこのような人々をも助けるようなスマートフォンを提供していく」と語った。しかし、しかし後にWhitmanは製品のリリースは2013中には行われないと述べた。

しかし2011にWhitmanは「HPはwebOSベースのタブレットを2013年に再リリースする」という意味の発言をしている。HPがWhitmanのスケジュールに合わせるために、自社の独自OS(webOSは現在オープンソースになっている)ではなく、Androidベースの製品の開発に方針を転換した可能性は十分ある。

最初に痛い失敗を経験したとはいえ、HPがモバイル・ハードウェア市場に復帰を試みるのは不思議ではない。モバイルはまさにコンピュータ産業の未来であり、AppleのiPadは一夜にしてほとんど独力でノートなどの既存のモバイル・コンピュータを圧倒して巨大なタブレット市場を成立させた。HPは2012年第4四半期の業績が予測を下回るなどハードウェア事業の不振が続いている。

しかしタブレットもHPにとって救いの神となるかどうかは不明だ。Android版タブレット市場にはまだiPad’シリーズに対抗できるような人気機種が出ていない。しかも市場にはライバル製品は無数に出まわって消費者の注意を分散させている。HPであろうと誰であろうとAndroidタブレットで成功するには既存のライバルよりはっきり高性能で価格にも魅力がある製品を開発しなければならない。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+

HPからもChromebook, 最大で最重で最高値

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HPさん、どういうつもりかな。

同社が今日(米国時間2/4)、同社初のChromebook、Pavilion 14 Chromebookを発売した。しかし以前からのHPの伝統に従って、でっかくて高い。その329ドルというお値段は、今出回っているChromebookの中ではいちばん高く、Samsungのより80ドル、Acer C7より130ドルも高い。

その高いお値段がもたらすものは、14インチの画面と、SamsungのようにARMではなくx86のチップセットだ。3タイプあり、いずれもRAMは2GB、1.1GHzのCeleron 847は、ARMのチップよりやや速いかもしれない。でも、これはChromebookだ。Chromeが動くのであって、Photoshopではない。安い価格で、シンプルにすっきりまとめたSamsung Chromebookの方が、正解ではないか?

HPのは、高いだけでなく重い。Samsungの2.5ポンドに対して4ポンドもある。しかも電池寿命はSamsungの6.5時間に対し4.25時間と短い。

この新しいHPのChromebookに、何か良い点を見つけるのは難しい。待って…Ethernetポートがある! うーん…。

〔原文コメントより: Web上にもCPUパワーを必要とするゲームなどがある、ARMが低電力消費なのは当たり前、Acerもx86だ、Samsungにも450ドルのChromebookがある、LenovoのChromebookはもっと高い、EthernetポートはAcerなどにもある、子どもや高齢者は大型画面が必要、Samsungの安いChromebookは遅くて苦痛、…、…。(現時点(2/5午前)でコメントが33もあるので、かなりの人気記事。)〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))