Twitterは今日(米国時間3/27)、画像機能の追加をいくつか発表した。貴重な文字数を割くことなく写真に最高10人までダグ付けする機能もある。また、1件のツイートに4枚まで写真を添付できるようになり、Twitterが自動的にコラージュまで作ってくれる。
人物タグ付け機能によって、Twitterのソーシャルグラフが拡大することは間違いない。人々を特定の写真に結びつけることによって、Twitterはその写真に関する情報を得るだけでなく、ユーザー間の新たな関係も知ることができる。
文字数を食うことなくタグ付けできることで、この機能を使うユーザーが多くなることは明らかだ。これはTwitterが、各ツイートに含まれるメタデータの「目に見えない」荷台を使って追加データを運搬する方法の一例だ。古いユーザーなら、かつてTwitterが「ノート」フィールドを提供しようとしたことを覚えているだろう。このメタデータを使っていたであろう機能だが、代わりにTwitterは、現在写真を含むマルチメディア機能の中核をなすCards機能を作った。
なお、タグ付けされたユーザーには通知が送られるため、アプリの設定にはこれをオフにする機能が追加されている。Twitter社の誰かには、ツイートに付加されるメタデータがユーザー名の格納場所にも最適であることに気付いてくれることを私は熱望する。あれがツイートの文字数を食う正当な理由は見当たらない。もしこれがうまくいけば、いずれはそれも実現するかもしれない。
顔のタグ付け ― つまり人物のタグ付け ― は、Instagramの主要機能の一つだ。Facebookがこの写真アプリを買収したのは、Facebook自身よりもはるかに保存写真数を増やしていたからだ。
複数写真のサポートは嬉しいし、実装方法の見た目もいいい。これでTwitter上でシェアされる写真の数は劇的に増えるだろう。Twitterでニュースを発信する人にも役立つ。Twitterにとって、より多くの人々がより多くの写真をシェアすることは何の問題もない。
タグ付けは、Twitterがユーザーを維持し、頻繁にアプリを開いてチェックするよう仕向けるという意味でも重要なアップデートだ。あなたがタグ付けされれば、それはTwitterがアプリを開かせるためにあなたの肩をたたく、より「正当」な理由になる。同様の試みに、フォローしている人がテレビやその他のイベントについて話している時の通知がある。
Twitterはこれらの機能をAndroidのベータアプリで実験してきたが、その結果に満足したとみえ、今回全ユーザーに提供を開始した。
新機能は、はじめにAndroidおよびiOSアプリで提供される。いずれはウェブにもやってくるに違いない。また、TwitterのDevアカウントによると、これらの機能はテベロッパーや、サードパーティーアプリのユーザーも利用可能になるようだ ― このところしばらく起きていなかったことだ。
Image Credit: Joshberglund19
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)