AdobeのInkとSlideを使ってみた…プロの道具だが操作が難しい面も


 
 

InkはSlideAdobeの初めてのハードウェア製品で、特殊なスタイラスとデジタル定規のセットだ。

これらを使用するためのアプリがAdobeのLineで、これを使うことによって図形や直線などをきれいに描くことができる。

スタイラスのInkはアルミ製で、ルックスも手触りもよろしい。しかも、立派な仕事ができる。わずかなディレイ(遅延)はあるが、Bluetoothで接続するスタイラスとしては上出来だ。

一方Slideは、使いづらい。Adobeは磁気ビットを使って人間の容量性のタッチをシミュレートするやり方を選んでいるので、Slideを正しく使うためにはそのビットに圧力を加える必要がある。iPad miniのような小さなデバイスでは、この‘正しく’が難しい。

スタイラスのInkには、あるデバイスの上で描いた図を、ほかのデバイスに落とすなど、便利な機能がいくつかある。

InkとSlideには、そのほかにも、プロのグラフィックデザイナーにふさわしいお利口な機能がいろいろある。それらを本気で使いたい人にとっては、199ドルは高くないだろう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))