Apple、既存の第4世代iPadに128GBストレージモデルを投入か?

hero_slide1新たなApple製品の噂は、ここしばらく途絶えていた。しかしなかなか信頼性の高い9to5macから、新しいiPadモデルの話が聞こえてきた。新しい機種というのではなく、レティナ搭載の第四世代iPadの新ラインアップ(SKU)であるようだ。9to5Macによるとブラックモデルとホワイトモデルがあり、Wi-FiモデルおよびCellularモデルがあるそうだ。従来モデルのリプレイスではなく、追加ラインアップとして用意されるものだとのこと。

従来のモデルとの差別化がどうなっているのかについて、情報源は明らかにしていないとのこと。しかし128GBモデルであるらしいとの情報が出回っているようだ。これは、開発者に渡っているiOS 6.1のベータ版およびiTunes 11に該当デバイスが存在することによる。尚、本機種が教育機関ないし政府関係のみに提供されるものであるという可能性もあるようだ。教育機関向けにまとめ売り価格の設定もあるそうなのだ。

ちなみに、大容量かモデルについてはAppleにとっても確かにメリットのあるものであると噂されてきた。すなわち128GBモデルの投入により、iPad mini以外のiPadにも人びとの注目を集めることができる。それぞれのモデルに対する需要を掘り起こしていくために、大容量モデルを準備するというのは確かに意味のあることだと言える。また、iPadの新機種は昨年10月に登場したものだ。すなわち過去のiPadリリース間隔を見れば、新モデルが早々に登場するということはなさそうなことだ。そのような時期に128GBモデルを投入すれば、秋に予定されているという話の新モデルまでの間、消費者の注意を惹きつけておくことができるかもしれない。また、128GBモデルの投入は、価格面でも意味のあることだ。新たなモデルを最上位機種と位置づけて、現行のモデルよりも高値で販売することができるようになるわけだ。

9to5MacはAppleの小売チェーンと密な繋がりを保っている。そうしたところから判断するに、今回の噂は現実性の高いものと考えることができる。しかし大容量モデルを追加するということに、どれほどの意味があるかということはまだよくわからない。新モデルのリリースによって、売れ行きが活性化するのかどうか、注目してみたいところだ。

Update:価格についても新情報が9to5Macで流れている。Wi-Fiオンリーモデルが799ドル、Wi-Fi + Cellularモデルが929ドルだとのこと。従来モデルと整合性のある価格設定であると言えよう。

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(翻訳:Maeda, H)

AppleのTim Cook:Macとの共食いはiPadにとって「膨大なチャンス」

AppleのCEO Tim Cookは、今日の決算報告会見でMacとiPadの共食い問題の可能性について質問に答えた。当四半期のMac売上が大幅に落ち込んだことから、実にタイムリーな質問だった。彼は、供給不足が売上減を招いていることを強調したが、一般論として共食いについても言及し、そこにはiPadにとって、いくつかの重要な意味でチャンスがあることを指摘した。

CookはAppleが「決して共食いを恐れない」こと、なぜなら自社製品を共食いする方がよその誰かにやられるより常に望ましいからだと再度強調した。しかし次に彼は、もっと広くパソコン市場全般の観点から語った。「iPadに関して言えば、ここにはあらゆるチャンスの源がある。なぜなら、Windows市場はMac市場よりはるかに大きいからだ」とCookは言った。「過去に私は、タブレット市場はある時点でパソコン市場より大きくなると信じていると言ったが、今もそれを信じている」

もう一点彼が念を押したのは、iPhoneが持つと言わてきたいわゆる「ハロー効果」で、これはApple製品を初めて購入した利用者は、他のApple製品を買う傾向があるというものだ。iPadにも、この現象を引き起こす潜在力が十分にある。

「もし誰かが初めてのApple製品としてiPad miniかiPadを買えば、われわれは数年にわたってすばらしい体験を得ることになる。彼らが別のiPad製品を買う確率は極めて高いことを知っているからだ。それが起こることに関してわれれは強い自信を持っている。そしてわれわれはiPadでもそれが起きるという証拠をいくつか見てきたので、共食いは膨大なチャンスだと考えている」

共食いは、Appleが常に受け入れてきたことだ。ただしそれは、取って代わる製品の方が追いやられる製品よりも、はるかに大きい売上を得るのが常だからだ。たとえMacが下り坂だとしても、iPadが輝き続ける限り、Appleと上層部にとってそれが限定的な問題であろういうのは真実だ。


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(翻訳:Nob Takahashi)

Apple、2013年Q1:iPhoneとiPadが共に売上新記録を達成。それぞれ4780万台と2290万台

先ほどAppleは、昨年12月末締め2013年第1四半期決算を報告し、全般的にハードウェア販売が好調だった。中でもiPhoneは四半期に4780万台を売り、前期比、前年比共に伸び、iPadも2290万台で新記録を達成した。

当期は全期間にわたってiPhone 5が販売された初めての四半期であり、年末商戦も大きく後押しした。今月アナリストらは、需要の鈍化によってiPhone 5の生産が削減されたことを示唆していた。

iPadの販売台数2290万台は、昨期の1400万台から大きく伸びた。前年同期の1540万台からも33%増加した。昨期のiPadは、予測を下回った

Appleはモデル毎の内訳を公表していないが、同四半期の大部分に販売されていたiPad miniが、年末商戦と共に売上増に貢献したと見るのが妥当だろう。またAppleが、改訂版のLightningポート塔載第4世代iPadをミニ版と共に発売したことも忘れてはいけない。

しかしながらiPad miniは、利幅が他の製品と比べて著しく小さいことから、埋め合わせるにはもっと売る必要がある。

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Appleはこの3ヵ月間に、4780万台のiPhone販売した。昨期は2690万台、前年同期は3700万台で、対前年比は23%増だった。

アナリストらは、Appleがその最も強い市場である米国、英国などの先進国で飽和状態になり、そのために生産が削減されたと考えている。

しかし、Appleは次世代iPhoneを2種類作っていると噂されており、その一つは新興国市場向けの廉価版だと言われている。

iPodに関しては、カラフルなiPod製品がAppleの減退気味の事業に、なんとかわずかな生命を吹き込むことに成功した。iPhoneの登場によって、明らかにこの事業は食われているが、それでもAppleは1270万台を売り、昨期を530万台上回ったが、対前年比は18%減だった。

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(翻訳:Nob Takahashi)