LINEモバイルがソフトバンク傘下に。戦略的提携に向け基本合意

eng-logo-2015LINEモバイルとソフトバンクが、戦略的提携についての基本合意に達したことを発表しました。

基本合意の内容は、LINEモバイルが実施する第三者割当増資をソフトバンクが引き受ける形での資本提携と、MVNO事業推進のための業務提携の2つ。詳細は今後の協議により決定するとのことです。

本取引は2018年3月頃に完了予定とされており、取引完了後の出資比率はLINE49%、ソフトバンク51%。LINEモバイルはこれまで、LINEの100%子会社として、ドコモ回線を使ったMVNO事業を展開していましたが、実質的にソフトバンク傘下の企業となります。

LINEモバイルは、2017年12月にはユーザー1人あたりの平均月額サービス利用料(Average Revenue Per User/ARPU)が前年同月比約1.3倍に、サービス開始からこれまでの平均月間解約率は0.92%と順調に成長を続けてきたとのこと。しかし、多角化したユーザーニーズに対応し、ユーザーの生活に寄り添ったモバイル通信サービスの提供を拡大させていくため、ソフトバンクとのパートナーシップを決めたとのこと。

なお、現在契約中のユーザーはこれまで通りサービスを利用可能とのことです。

Engadget 日本版からの転載。

“ソーシャル使い放題”のLINEモバイルがいよいよローンチ——本日より2万台限定で先行販売も

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3月に開催したプライベートカンファレンス。「LINE CONFERENCE TOKYO 2016」においてMVNO事業への参入を発表していたLINEだが、いよいよサービスが始まる。LINEは9月5日、「LINEモバイル」の詳細を発表した。正式ローンチは10月1日。これに先駆けて本日から2万台限定の先行販売を開始した。

LINEモバイルはLINEの子会社であるLINEモバイルを通じて提供されるMVNO事業。今回の発表では「LINEモバイル1.0」——つまり第1弾の取り組みであるとして——「LINEフリープラン」「コミュニケーションフリープラン」の2つの料金プランを発表した。各プランの概要は以下の通り。なおSIMカードのみでの販売に加えて、端末(8機種19バリエーション)とSIMカードとのセット販売も行う。本日9月5日午後2時より、LINEモバイルの公式サイトにて2万台限定の先行販売を開始している。

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  • LINEフリープラン
    月額500円(データ通信のみの金額。データ通信とSMSの場合月額620円、音声通話を加えると月額1200円)、LINEの通話およびトークが使い放題となるほか、1GBのデータ通信に対応する。
  • コミュニケーションフリープラン
    LINEに加えてTwitter、Facebookが使い放題となるプラン。データ通信とSMSの利用で月額1110円、音声通話を加えると月額1690円(いずれも3GBまでのデータ通信が可能)から。

いずれのプランでも0.5GBにつき500円からデータ通信容量の追加購入が可能。また、年齢認証やID検索に対応。支払いはLINE Payでも可能で、月額基本料の1%がLINEポイントとして付与される。LINE上の友人になっているLINEモバイルのユーザーに対してデータ容量を送りあうことも可能。フィルタリングサービスも無償で提供する。またLINE上にLINEモバイル公式アカウントを提供。トークを使ったデータ残量の問い合わせなども行う。

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ちなみにLINEモバイルではこのLINEやTwitter、Facebookの使い放題を「カウントフリー」と呼んでいるのだが、このカウントフリーの実現のために、LINEはNTTコミュニケーションと協力。IPやパケットの一部(テキスト、動画、画像等の内容は含まないとしている)をモニタリングすることになる。これについては、利用申込時に個別で同意を得るとしている。また今後は音楽ストリーミングサービスの使い放題プランなどを提供していく予定だ。

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