税込1628円、USB-A端子搭載・マイク付きのM5Stack製IoT開発キット「ATOM U」をスイッチサイエンスが発売開始

税込1628円、USB-Aコネクター搭載・マイク付きのM5Stack新製品「ATOM U」をスイッチサイエンスが発売開始

スイッチサイエンスは1月6日、M5Stack新製品として、USB-Aコネクター搭載・マイク付きIoT開発キット「ATOM U」(M5STACK-K117)の発売開始を発表した(開発元のM5Stackと同日)。同社ウェブショップにおいて、直販価格1628円(税込)で購入できる税込1628円、USB-A端子搭載・マイク付きのM5Stack製IoT開発キット「ATOM U」をスイッチサイエンスが発売開始

ATOM Uは、デュアルコアおよび最大240MHz動作のESP32チップを搭載。USB-Aコネクター、デジタルマイク、赤外線エミッター、RGB LED、Grove互換 PORT.Aコネクターを採用している。USB-Aコネクターを介し電源を供給できるほか、PCに直接挿すことでプログラムの書き込みが行える。ESP32による無線通信機能(Wi-FiとBluetooth)、デジタルマイクSPM1423による音声機能も利用可能。サイズは52×20×10mm、重量は10.6g。

開発環境については、UIFlowプログラミングをサポート。Arduino、MicroPython、ESP32-IDFなどの開発プラットフォームにも完全対応している。

「ATOM U」の仕様

  • ESP32-PICO-D4 240MHz
  • マイク:SPM1423
    ・マイク感度94dB SPL@1kHz 代表値:-22dBFS
    ・マイクS/N比94dB SPL@1kHz、A特性代表値:61.4dB
    ・スタンバイ電流40.4mA
    ・対応入力音声周波数100Hz~10KHz
    ・PDMクロック周波数1.0~3.25MHz対応
  • サイズ:52×20×10mm
  • 重量:10.6g

スイッチエデュケーションが佼成学園と高校「情報Ⅰ」向けmicro:bit用教材を開発、2022年3月販売へ

スイッチエデュケーションが佼成学園と高校「情報Ⅰ」向けmicro:bit用教材を開発、2022年3月販売へ

スイッチサイエンスの子会社として科学技術分野の教育・教材開発・販売・出版などを行うスイッチエデュケーションは10月21日、教育向けマイコンボード「micro:bit」(マイクロビット)を使った車型ロボット教材を、佼成学園と共同で開発していることを発表した。佼成学園の「情報の科学」授業に試験的に導入し、教材の最終調整を行った後、高校での「情報」必修化に合わせ、2022年3月中の発売を目指している。

同製品は、micro:bitを搭載した車型のロボットで、高校の「情報Ⅰ」の学習に対応している。別売りのセンサーやサーボモーターなどのオプションパーツが追加可能。授業で使える説明書が付属する。暫定価格は税込4980円(micro:bitは別売)。

佼成学園では、これを使って以下のカリキュラムを実施している。

佼成学園で導入中のカリキュラム

  • 題材として、飲食店で今後普及するであろう「配膳ロボット」を設定
  • 配膳システムに必要な機能(店内を周回する、指定されたテーブルにモノを運ぶなど)を課題として設定
  • 実際にレストランのミニチュア模型内で動かし、設計した通りに動作するか確認する
  • 課題を1つずつクリアしていくことによりプログラミング的思考を身に着ける
  • micro:bitのプログラミングにはMicroPython(Python 3の一種)を利用

上の動画では、オプションパーツのラインセンサーとサーボモーターを使用している。下の写真はラインセンサーとサーボモーターを装備したもの。