3000社導入のクラウド受付システム「RECEPTIONIST」がMicrosoft 365との連携強化

RECEPTIONIST Microsoft 365 Outlook Teams

RECEPTIONISTは7月27日、クラウド受付システム「RECEPTIONIST」(レセプショニスト)、会議スペース管理アプリ「RECEPTIONIST For Space」において、Microsoft 365との連携機能を強化したと発表した。

Microsoft 365利用中の企業の場合、RECEPTIONISTを導入することでTeamsで通知(メンション)し、アポイントメントや会議室の管理はOutlookカレンダーと連携して管理できる。日程調整・受付・会議室の予約や管理までの来客業務をすべてRECEPTIONISTが引き受けるとしている。

また、会議室の空予約(予約しているのに使われない)を防ぐための予約リマインドメールや、会議が長引くこと防止するための終了前通知などの機能もリリースした。

RECEPTIONIST Microsoft 365 Outlook Teams

RECEPTIONIST For Spaceは、従来カレンダー連携できるサービスはGoogleカレンダー(G Suite)のみだったが、今回のリリースによりMicrosoft 365 Outlookカレンダーもサポートを開始した。

また新たに追加された予約状況のリマインドメールでは、事前に会議室の利用予定を予約者にリマインドすることで、開催されなくなった会議予定を事前にキャンセルするように促し、会議室の空予約を未然に防ぐことで会議室の有効活用を実現できる。

2017年1月サービス開始のRECEPTIONISTは、来客の日程調整から会議室予約、来客受付までの業務を効率化するクラウド受付システム。ビジネスチャット、スマホアプリ、メール、SMSを使って直接担当者を呼び出すため、担当者への取次は不要。打ち合わせの前に必ず行う日程調整もWeb上で行えるため、わずらわしいメールのやりとりも必要ない。アプリ「RECEPTIONIST 調整アポ」「RECEPTIONIST For Space」を併用することで日程調整→会議室予約→来客受付→会議室管理までをワンストップで効率化できる。

受付システム・受付方法において特許(第6429965号)を取得。日程調整機能「調整アポ」においても特許(第6671727号)を取得済み。2020年6月には導入企業が3000社を突破した。

またRECEPTIONIST For Spaceアプリをインストールしたスマホ・タブレットを会議室に設置することで、会議室の入退室を把握し、実際にどの会議室が使れているのか、今すぐ使える会議室はどこなのかがWebの管理画面から把握可能。会議室だけでなく小規模な商談ブースやオープンスペースのソファ席など、あらゆるスペースに設置し利用状況を確認できるようになる。

RECEPTIONIST Microsoft 365 Outlook Teams

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Microsoftが双子のCMでOffice 2019をけなしまくった理由

今日(米国時間2/6)、Microsoftは新しいOffice生産性ツールのキャンペーンを開始した。それだけなら特にわれわれの興味を引くようなニュースではない。しかし今回は意表を突いたCMだった。

単にWordやExcelの新機能を強調したのではなく、クラウドのOffice 365とパッケージのOffice 2019を比較してみせた(機能自体は同一であることを強調するためにCMでは双子の兄弟を起用している)。しかしMicrosoftはこの比較でOffice 2019をけなしまくっていた。

その理由ははっきりしている。Office 365はサブスクリプションでOffice 2019は売り切りのライセンスだ。つまり売上は販売の時点で1回しか発生しない。サブスクリプションであればユーザーは契約期間中継続的に料金を支払う。Microsoftは長期的な経営ビジョンに基づいてクラウド化、サブスクリプション化を強力に進めている。OfficeからWindows、セキュリティー、モバイル・アプリまで同社の多数のプロダクトをパッケージにしてサブスクリプションで提供するMicrosoft 365をスタートさせたのがよい例だろう。

長年、売り切りのOfficeは毎年1回しかアップデートされてこなかった。Office 365の登場でこれが根本的に変わった。Office 365は常にアップデートされるだけでなく、多様なAIベースのツールを始め、その時点でMicrosoftが提供するあらゆるオンライン機能を利用できる。CMはOffice 2019がそのような機能を欠いていることを描いている。

Office 365のサブスクリプション料金は個人の場合年額70ドルから、企業の場合、1アカウントごとに月額8.25ドルからだ。Office Home、Businessのパッケージは250ドルとなっている。

新しいCMで双子 俳優 はExcel、Wordなどで各種のタスクに挑戦する。当然ながらOffice 365は圧倒的な差をつけてOffice 2019を打ち破る。正直このCMの出来栄えにはあまり感心しない点(もちろn2009年に作曲ソフトのSongsmithのCMが大炎上したのに比べればずっと上出来だ)。ともかくユーザーにOffice 2019を買わせたくないことはよくわかる。MicrosoftはOffice 365をサブスクリプションしてもらいたいのだ。Office 2019の次のアップデートは2025年くらいになるかもしれない。

(日本版)日本のOffice 365サイトによれば、年間契約の場合、個人は月額900縁、ビジネス・プレミアムは1ユーザー月額1360円などとなっている。

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滑川海彦@Facebook Google+