Sansanのオンライン名刺がMS Teamsと連携、カレンダー機能から名刺交換を実行可能に

Sansanのオンライン名刺がMS Teamsと連携、カレンダー機能から名刺交換を実行可能に

Sansanは10月28日、法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」のオンライン名刺機能がMicrosoft Teams(Teams)と機能連携したと発表した。

Teamsユーザーは、同サービスのカレンダー機能からSansanのオンライン名刺を送信可能となり、オンライン商談やミーティングの前にオンライン名刺交換を実行できる。

Sansanは、社内外とのコラボレーションに強みを持つTeamsと、オンライン上で誰とでもシームレスな名刺交換が可能なSansanのオンライン名刺が連携することで、多くのビジネスパーソンがこれまでと変わらない働き方が実現できると考え、機能連携にいったという。

Teamsユーザーは、Teamsのカレンダー上から、社外とのミーティング予定を抽出可能。「社外との予定」から、オンライン名刺を送信していない相手や、一度オンライン名刺を送ったものの、参加者が変更され、再送の必要がある相手を抽出できる。

Sansanのオンライン名刺がMS Teamsと連携、カレンダー機能から名刺交換を実行可能に

また、社外出席者を選択し、自分および同僚のオンライン名刺を送信可能。その際に、オンライン名刺を設定していない同僚には、リマインドの連絡を送れるようになっている。オンライン名刺送信企業が複数いる場合でも、同時に送ることができる。

Sansanのオンライン名刺がMS Teamsと連携、カレンダー機能から名刺交換を実行可能に

オンライン名刺送信画面では、オンライン名刺の送信相手と、送信するオンライン名刺を確認したのち、オンライン名刺を送信できる。オンライン名刺は、Sansanのメールアドレスから、Eメール形式で送信相手のメールアドレスに届く。

Sansanのオンライン名刺がMS Teamsと連携、カレンダー機能から名刺交換を実行可能に

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カテゴリー: ネットサービス
タグ: SansanMicrosoft Teams日本

マイクロソフトがTeamsに小会議室、カスタムレイアウト、仮想通勤などの新機能を追加

新型コロナウイルスの影響で、Microsoft(マイクロソフト)がTeamsに力を入れているのは自然なことだ。そのため、同社が2020年のIgnite ITカンファレンスでTeamsの新機能の数々を発表したのも当然の流れだ。

米国時間9月22日に発表された新機能は、夏の初めに登場したTogetherモードダイナミックビュー(Microsoftリリース)に続くものだ。

Togetherモードは、会議参加者の画像を仮想セットの中に配置できるようにするものだが、本日、ちょっとしたアップデートがあり講堂、コーヒーショップ、会議室など、新たなシーンが追加された。さらに以前と同じく、会議の主催者はシーンを選択できるが、今回のアップデートにより、機械学習を使って参加者が仮想のイスの真ん中に座れるように自動調整され、画像全体が少しだけ自然な感じに近づく(だが私には、マイクロソフトの調査結果とは裏腹に、どうも滑稽な感じに見えて仕方がない。『マペット・ショー』のオープニングを思い起こさせるからかも)。

画像クレジット:Microsoft

また、カスタムレイアウト機能もTeamsに加わった。プレゼンを行う際に、自身の姿や、自身で用意した動画をカスタマイズできる。これを使えば、たとえば自分で用意した動画に自分の姿をスーパーインポーズしながらプレゼンが行える。

画像クレジット:Microsoft

Breakout rooms(小会議室)は、今ではZoomでも人気となっている機能だが、ついにTeamsにも導入される。マイクロソフトは、これがTeamsで最も要望の多かった機能だと話している。他の同種の製品と同じく、会議の主催者は参加者を小さなグループに分けることができ、主催者は分割された小会議室の間を行き来できる。いうまでもなくこの機能は、特に教師たちの間で人気が高いのだが、企業の間でも、たとえばブレインストーミングを行う際などによく使われている。

画像クレジット:Microsoft

小会議室でのブレインストーミングで力を使い果たし会議を締めくるときには、Teamsでは録音データ、書き起こしメモ、共有ファイルなどを含む会議の要約を自動生成して配ることも可能になる。この要約は、Outlookのカレンダー内に自動的に配布される。マイクロソフトは将来、SharePointで会議の録音データを自動保管できるようにするという。

定期的に大きな会議を開く企業のために、マイクロソフトは近い将来、最大1000人の参加者にも対応できるようにする。参加者全員が、Teamsの機能をフルに利用できると同社は約束している。さらにその後には、2万人が閲覧のみで参加可能な会議も設置できるようにするという。これらの機能は、新しいAdvanced Communications(高度なコミュニケーション)プランの一部として利用できるようになる。通信速度やコンピューターのパワーにもよるが、最大で1000人が参加する会議の開催が可能になる。

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またマイクロソフトは本日、Teamsに関連する2つのハードウェアも発表した。1つめは、同社がMicrosoft Teams Panels(ティームズ・パネルズ)と呼んでいるもの。会議室の外に置いてウェイファインディングができるようにする小型のタブレットだ。その機能の中でも際立っているのが、特に新型コロナ禍以後のオフィス戦略を考え始めた企業に便利なものとして、たとえば会議室のカメラから送られてくる情報から、会議室に実際に集まっている人が何人いるか、あと何人参加できるかを確認できるものがある。

同社はさらに本日、大型のSuface Hub 2S 85インチモデルを2021年1月に発売開始すると発表した。

まだある。マイクロソフトは、最前線の従業員のスケジュール変更の支援、仕事時間外でTeamsを使おうとした際の警告の発信、社員であることが確認できる表彰バッジの授与(社員にはバッジなんかより現金のほうがうれしいが)を可能にするTeamsの新機能も発表した。

さらに新しいところでは、TeamsとRealWearヘッドマウント機器を統合した遠隔での共同作業と、Androidの新しいWalkie Talkieアプリとの連携も可能になる。

デジタルのバッジだけでは従業員に十分な幸せを与えられないため、マイクロソフトでは新たにTeamsに福利厚生機能を持たせた。日常習慣の改善を個人的に指導して、幸福感や生産性を高めるというものだ。

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そこには新しいVirtual Commute(仮想通勤)機能も含まれる。瞑想支援サービスのHeadspace(ヘッドスペース)が利用でき、現在の精神状態の確認もできる。

私は、職場と自宅との間の短くて自由の利く通勤が昔から大好きだったが、今はまったくできなくなってしまった。おそらくHeadspaceも有効だろうが、Andy Puddicombe(アンディー・ピュディコム。マインドフルネス教師でHeadspaceの共同創設者)氏のコースばかり取らされる。当然のこととして、マイクロソフトは情緒的状態に関するあらゆる情報は本人以外に漏らすことはないと強調しているが、私は最初から口外するつもりはない。

企業は従業員の情緒的幸福感に気を遣うようになってきたが(生産性に直結しているからだ)、管理職が最も気にかけているのは、私たちの業績だ。そんな彼らのために、TeamsにはWorkplace Analytics(職場分析)機能が追加される。「管理職の視点を、仕事の後の付き合い、フォーカス時間、会議の効率性、社内全体の連帯といったチームワークの常識に転換」させ、「同じようなチームと比較することで、実用的な価値のある見識を管理者に与える」というものだ。

これで管理職がハッピーになれないとしたら、他に何があろうだろう? デジタル表彰バッジか?

Microsoft Ignite

関連記事:マイクロソフトが「Together」モードでビデオ会議の疲れを軽減

カテゴリー:ソフトウェア

タグ:Microsoft Microsoft Ignite 2020 Microsoft Teams

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(翻訳:金井哲夫)

マイクロソフトが「Together」モードでビデオ会議の疲れを軽減

ビデオ会議。新型コロナウイルスのパンデミック中のリモートワークへの移行に伴い主流になったかもしれないが、問題がないわけではなく、いま使うのをやめる人も増えつつある。それにはもっともな理由がある。結局、きっちりとした四角に入った20人(全員背景が異なり、カメラを見ていない)に注意を向けようとしても、脳が集中力を維持するのは非常に難しい。これについては証拠となる逸話も多い。Microsoft(マイクロソフト)7月8日、この分野に関する調査の一部と、ビデオ会議を使いやすく疲労も抑えるTeams(チームズ)の新機能を発表した。

最初はTogether(トゥギャザー)モード。アイデアは実際にはかなりシンプルだ。TeamsにはすでにマイクロソフトのAIセグメンテーションテクノロジーが搭載されており、参加者を認識して背景から切り出し、背景を変更したりぼかしを入れたりできる。Togetherモードでは、全員の画像を共通の背景上に表示する。まず仮想の「講堂」から提供する。たくさんの小さな四角ではなく、会議参加者全員がこの講堂に座っているように見える。マイクロソフトの調査によると、標準のリモートコラボレーションツールより脳内の処理がかなり簡単になる。

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「当社の予備調査ではかなりのことがわかった。ただし調査はまだ予備的で、ほんの数カ月前しか調査していない」とマイクロソフトのMarissa Salazar(マリッサ・サラザール)氏は本日の発表に先立ち筆者に説明した。「何よりもまず、お互いを見る方法がこれまで慣れ親しんだものと明らかに異なることに気づくはずだ。人物がグリッドから外れただけでなく、『鏡の中の自分達』を見ることになる」。この方法についてマイクロソフトは、例えばよくやるように理髪店で鏡に向かって話しかけるのと同じだと主張する。こうして我々自身の脳を騙して、参加者がビデオ会議で必ず経験するアイコンタクトの問題を軽減する。

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「当社の調査によると、このモードで参加するよう頼まなくても、人々は会議をより楽しく感じ、積極的に参加し、カメラの前に長くいても快適だと感じる傾向があることも示した。そして私が最も重要だと思うのは、人間同士の対話にとって重要性の高い振る舞いとは何か、その手がかりをつかんだことだ」とサラザール氏は述べた。

マイクロソフトのヒューマンファクターエンジニアリンググループのディレクターであるMichael Bohan(マイケル・ボーハン)氏は、グリッドビューを削除するだけで大きな違いが生まれると指摘した。「グリッドビューがあると、すべての人がハコに入るため、脳はそれらを個々の部分として扱う必要がある。つまり、すべての情報を解析する必要がある。グリッドの枠を取り払うと、脳は物事を統合された風景として見る」。

現時点では、Togetherモードは最大49人の参加者を収める講堂ビューのみを用意しているが、マイクロソフトはより親密さを感じる「コーヒーショップ」モードなど他のビューにもすでに取りかかっている。

画像クレジット:Microsoft

マイクロソフトが導入したもう1つの新しいモードはDynamic(ダイナミック)ビューだ。これはTogetherモードがあらゆる種類の会議に適しているわけではないという考え方に基づいて用意された。このビューでは、共有コンテンツと会議参加者の表示方法をより詳細に選択できる。コンテンツと特定の参加者を並べて表示する機能などが含まれる。

また、今回のアップデートで新しく追加される機能には、たとえば照明レベルを微調整するビデオフィルターや、もうすぐ追加されるライブリアクション機能がある。後者は、会議を中断せずに感情を絵文字で共有できる機能だ。さらに、近日中にPowerPoint Live Presentations for Teamsも追加される。チャットの吹き出しが表示される機能で、チャットビューをいつも開いたままにしておく必要がなく、キャプションやトランスクリプト(議事録)に発言者が誰かを表示できる。マイクロソフトはTeamsのチャットにGmailのような「返信サジェスチョン機能」を導入する予定だ。

まだある。Teamsの会議では最大1000人が参加者できるようになるため、全社で集まる会議を開催できる。プレゼンテーションの場合は最大2万人が参加者できる。

マイクロソフトの音声アシスタンス機能であるCortana(コルタナ)はまだ生きている。「彼女」はTeamsモバイルアプリにも登場し、電話発信や会議参加を助けてくれる。またマイクロソフトは本日、CESで最初に発表した専用のTeams Displays(チームズディスプレイ)を再導入した。

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マイクロソフトのCVPであるJared Spataro(ジャレッド・スパタロウ)氏が本日の発表に先立って筆者に強調したもう1つの新機能は、新しいReflect(リフレクト)メッセージング拡張機能だ。「これにより、マネージャーにチームの健康状態をチェックしてもらうことができる」と説明する。「チェックは匿名・公開いずれでも可能だ。我々自身のチームですでにいくつかの機能を使っている。従業員の状況を確認したいだけだが、この機能があれば構造化された方法で確認できる。マイクロソフトの顧客と話した内容から考えて、これは本当に受け入れられると思う。こうしたウェルビーイング(健康や幸福)の部分が非常に重要になりつつあるからだ」。

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画像クレジット:Alistair Berg / Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi

マイクロソフトがAirtable風ToDoアプリListsをMicrosoft 365向けに発表

Microsoft(マイクロソフト)は米国時間5月19日、Microsoft 365ユーザー向けの新しい「スマートトラッキングアプリ」であるListsを発表した。これは新たなToDoリスト管理アプリのようにも見えるが、マイクロソフトには既にMicrosoft To Doがある。その上、なぜListsが必要なのか疑問に思われるだろう。しかしListsは、基本的なToDoアプリをはるかに超えるもののようだ。実際のところListsは、むしろAirtableと競合するものであり、そこに当然ながらマイクロソフトの他のアプリとの統合機能が追加されたものとなる。

マイクロソフトの説明によると、Listsは「課題、アセット、ルーティーン、連絡先、目録などを追跡するもので、カスタマイズ可能なビュー、スマートルール、アラートを使ってメンバー全員と同期する」ためのツールだという。Microsoft TeamsやSharePoint、その他のマイクロソフト製品とも密接に統合される。2020年夏にまずウェブ上でリリースされ、モバイルアプリも2020年後半にリリース予定となっている。

マイクロソフトがこれまでに明らかにした範囲では、Listsには何種類ものテンプレートが用意されている。例えばチームの連絡先、イベントのための旅程、出張の承認、新人研修のチェックリストといったものだ。

このようなテンプレートのリストからわかるように、マイクロソフトはこのサービスを柔軟なものに保つことに注力しているように見える。それによって多くのユースケースに対応できる。その点では、Trelloのようなサービスを思い起こさせる。実際のところ、Listsのモバイルアプリは、Trelloのものにかなり似ている。

こうしたすべてのユースケースを有効にするために、Listsはリストを視覚化するためのさまざまな方法を用意している。現時点ではグリッド、ギャラリー、カレンダーという3種類のビューがある。標準のビューは「グリッド」で、ちょっとAirtableに似ていると感じる人もいるだろう。「カレンダー」ビューは、名前でだいたいわかるだろう。「ギャラリー」ビューは、視覚的な内容に適したもの。またListsは、柔軟性を何よりも重視しており、カスタムビューを自分で作成することもできる。

Airtableと違いListsにはKanbanビューや、カスタムフォームを利用してデータを入力するような機能は備わっていないようだ。

Listsのもう1つの重要な機能は、ルールを作成するためのシステムにある。「アウトプットが決まったら、if/thenの手順をクリックしていってルールを展開します」と発表資料にも書かれている。「人、ステータス、値の変化を選択して通知を送信したり、リストの中の別の場所にある値を、プログラムによって更新したりできます。最後にルールを指定してリマインダーを設定し、チームのメンバー全員に常に情報を提供します」。

現在のマイクロソフトのツールは、結局のところはMicrosoft Teamsにつながるものとなっている。当然ながらこのListsも、Temasに統合されるものになると同社は強調している。この点では、同社のコミュニケーションプラットフォームに属する他のアプリと同様だ。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)