Disney Researchが壁をよじ登り天井を這うロボットを開発

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Disney Researchとチューリッヒ工科大学の研究グループが、走行し、飛行し、ジャンプし、そして壁をよじ登る車を作った。車輪で走行し、プロペラを回転して障害物を飛び越え、壁にぶつかると垂直方向に動く。

vertical(垂直)をもじってVertiGoと名付けられたこのロボットは、実は車輪を駆動する動力がない。動きはすべてプロペラに由来し、それが、地上では車を走行させ、壁に当たれば車体を壁に押し付ける。

ホワイトペーパーより:

VertiGoロボットの設計における中心的な研究課題は、推力出力と車両重量の比を最大化することだった。中央の底板にカーボンファイバーを使うことによって重量を最小化し、車輪のサスペンションや車輪本体のような複雑な三次元構造には、3Dプリントした部品とカーボンロッドを併用した。底板には、二つのスラスターモジュールと車輪のサスペンションをマウントした。電子部品や配線も底板に載せた。スラスターは二輪のカルダン懸架装置を使ってマウントした。サーボモーターの内蔵により、外輪と内輪は互いに独立して動く。以上により、床の上と壁の上を走行するために必要十分な力が生成されたが、理論的には天井を走行することもできただろう。

 

このようなものは、その必要性をすぐには思いつかないが、たとえば壁や天井、あるいは人間の手の及ばない場所における修理作業のためには、優れたソリューションと言えるだろう。ダフィー・ダックに装着したら、あのおなじみの鴨くんが、ついに飛べるかもしれない。

出典: Spectrum

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

DIYで自由にカスタマイズできる3Dモーションセンス・コントローラDuo, Kickstarterで資金募集中

[筆者: Michael Seo]

Duoは3Dのモーションセンス(動き感知)のできるコントローラで、 Leap Motion ControllerKinectに似ているが、DIY的に使用する。Leap Motion Controllerは小さなエレガントなパッケージ入りだが、Duoは買った人自身がこれから何とかするのだ。

Kickstarterで20ドルを出資すると、詳しいインストラクションと市販部品の網羅的なリスト、それにCADファイルがもらえる。本格的なDIY人間がこれから自分だけのモーションコントローラを作っていくためには、それだけあれば十分だ。その勇気のない人は、140ドル出せばすぐに使える完成品のDuoが手に入る。

Duoは動きを検知するためにPlayStation Eyeカメラを2つ使っている(Sonyのゲーム機PS3のWebカメラだが単体でも売られている)。DuoのWebサイトにあるデモビデオを見ると、そのWebカメラとDuoの動き検出ソフトウェアが一体となって、まさにLeap Motion Controllerのような仕事をする。動作の範囲はLeapよりも広そうだが、それはそのように見えるだけで、具体的な仕様は彼らのWebサイトのどこにも見あたらない。そのビデオには、DuoがWindows 8のジェスチャーインタフェイスを、まるでKinectのように操作している様子も写っている。それにもちろん、DuoはFruit Ninjaの空飛ぶ色のテストにも合格している。

Leap Motion Controllerはもうすぐ79ドル99セントで発売されるから、それとほぼ同じ機能のデバイスが140ドルするのは、高い気がする。モーションセンスは今ホットな技術分野だから、ほかにもいろいろなプロジェクトがあり、本誌の記事でも紹介している。それらも十分、検討に値するだろう。Duoの長所は、ユーザが自由に分解したりして、心ゆくまでカスタマイズできることだ。それをやりたい人は、KickstarterのDuoのページへ行ってみよう。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))