引きこもり睡眠に便利なオストリッチピロー、セキュリティ対応のミニ版も登場

世の中にYoCuddlrなどといった奇妙なモノが登場する以前、それでもやはりへんてこなものは存在した。ご記憶の方も多いことだろう。オストリッチピローなるものがKickstarterに登場したのだった。2013年のことだ。TechCrunchで見かける変わったものの中でも、異彩を放つほどビミョーなものでもあった。

頭からすっぽりとかぶる形のオストリッチピローを装着すれば、目は見えなくなり、そして耳も隠されてしまい、外界から隔絶されることとなる。呼吸のための穴を除き頭を覆い尽くし、そして手までもその中に突っ込んで机の上で昼寝するという用途のために用いるものだった。

たとえば空港で長時間待っているとき、荷物を盗まれる心配がなければ、なかなか便利な休憩道具だと言えるかもしれない。あるいは図書館で調べ物につかれた時、荷物を盗まれる心配がないのであれば、効果的に休息をとることができるだろう。あるいは公演で仕事をさぼっているときなどでも、荷物を盗まれる心配がないのであれば、快適に休憩を楽しむこともできるだろう。

「荷物を盗まれる心配がないのであれば」安心して利用できるオストリッチピローの欠点は、やはり「セキュリティ」だった。外界と完全に隔絶されるため、自分の周りで何が起こっているのかわからなくなるのだ。そこでセキュリティ対策を施した、新版のオストリッチピローが登場してくることとなったのだ。名前は(当然)オストリッチピロー・ミニ。目や耳を覆い隠してしまうことなく、それでも快適な休憩を楽しもうとするためのプロダクトだ。

オストリッチピローと比較すれば、持ち運びも容易になった。オリジナルは飛行機に持ち込んだり、あるいは職場に持ち込んだりするには少々大きめだったのだ。今回リリースされたミニの方は、飛行機に持ち込むネックピローと同程度の大きさだ。

現在、Kickstarterにてキャンペーン展開中だ。コンパクトなサイズであるのに、いろいろな使い方があるようだ。詳細はキャンペーンページをご覧頂きたい。

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(翻訳:Maeda, H


現実逃避のための枕, オストリッチピロー

ホリデイシーズン(11/29~暮れ)は旅行のシーズンでもある。そこで今回はみなさまに、あなたが駝鳥(だちょう)になれるプロダクトをご紹介しよう*。〔*: 駝鳥は外敵から身を守るために頭だけ砂に突っ込んで全身を隠したと思い込む。〕

製品名は、オストリッチピロー(Ostrich pillow, 駝鳥枕)と言う。

この、巧妙に作られている小さな枕を頭にかぶると、鼻と口だけが露出した状態になる(下のビデオ)。ふつうの枕のように首を支持する機能はあまりないけど、うつむいて頭を下げて、両手を上部の穴に突っ込むと、デスクワークをしながらすてきな仮眠をとれる。

お値段は75ドル〔日本のecショップで6980円〕だから、枕にしては高い。私は昨年ドイツへ行く前に、さんざん選んで最良の(と思われる)ネックピロー(飛行機の座席で眠るため)を買ったけど、それは50ドルだった。

でも、このオストリッチピローは、よく旅をする人や、仕事中の仮眠が許されている人には向いている。そういう企業はだいたい仮眠室があるけど、オストリッチピローはまわりの暗さと静けさが簡単に得られるから、今仕事をしている場所と姿勢で、椅子に座ったまま、簡単に仮眠をとりたい人には、こっちの方が良さそうだ。

本誌のライターJohn Biggsは、まわりが見えないのと、首の支持がないからだめだという。いずれにしても彼は、どんな枕も正しく使えない人だけどね。

私は、この枕は、正しい状況で使えばとても良いと思う。徹夜の途中などで効率回復のためにちょこっと仮眠したい人などには、最適だろう。

参考ページ。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))