セールス・エンゲージメント・プラットフォーム(SEP)は、営業チームが潜在顧客と開拓し商談に結びつけるために必要な数々の日常業務を自動化する。中小規模の企業をターゲットにするSEPのスタートアップOutplayは現地時間3月2日、Sequoia Capital India(セコイア・キャピタル・インディア)のアーリーステージスタートアップ向けプログラム、Surge(サージ)から200万ドル(約2億1000万円)調達したことを発表した。
Outplayは2020年1月にRam Papineni(ラム・パピネーニ)氏とLaxman Papineni(ラックスマン・パピネーニ)氏の兄弟が設立し、現在300社以上の顧客がいる。Outplayを設立する前に、パピネーニ兄弟はアプリ開発者のための口コミマーケティングツールであるAppViralityを作った。
ラックスマン氏はTechCrunchに、Outplayの顧客はIT、ソフトウェア、マーケティング、広告、リクルーティングなどさまざまな分野にわたり、大半が北米とヨーロッパ拠点だと語った。
Outplayは、潜在顧客とのリーチに複数のチャンネルを使うチーム向けに作られている。電話、テキストメッセージ、メール、ウェブサイトやLinkedIn(リンクトイン)、Twitter(ツイッター)でのチャットなどだ。Salesforce(セールスフォース)やPipedrive(パイプドライブ)などの顧客関係管理プラットフォームと統合し、営業担当者に生産性・自動化ツールなどの新しいインターフェースを提供することで管理業務に必要な時間を短縮する。
たとえばOutplayは複数のプラットフォームを通じて初回のメッセージを送る手順を作り、決められた時間内に返信がない時には新しいメッセージで自動的にフォローアップするという使い方ができる。さらに、セールス担当者がキャンペーンの成果を追跡するための分析ツールも提供する。
Outplayの2大ライバルがOutreachとSalesLoftで、いずれも最近の調達ラウンドでユニコーンの地位に到達した。ラックスマン氏は、Outplayは使いやすさに焦点を当てている他、CRMやその他ソフトウェアとの統合、強力なカスタマーサポートが差別化要因だと言っている。
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カテゴリー:ネットサービス
タグ:Outplay、セールス、資金調達
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(文:Catherine Shu、翻訳:Nob Takahashi / facebook )