OUYAにGame Boy, Genesis, NeoGeoなどのエミュレータも登場–中高年の懐古趣味マシンに?

OUYAがいよいよ発売される(Kickstarterの支援者向けには明日だ)。 かつての人気ゲーム専用機のエミュレータをこのAndroidデバイスが提供するという報道が、騒ぎを喚(よ)んでいる。Android上で人気のエミュレータ Snes9x EX+を作ったデベロッパRobert Brogliaが今日(米国時間3/27)、OUYAのフォーラムで、今Game Boy AdvanceやSega Genesis、NeoGeoなどのエミュレータを作っている、と明かした。

彼が最初に出すと考えているのは、Snes9x EX+(のOUYAバージョン)だ。まず、テスト用のAPKを近く出す。ただし彼自身がテスト機としてのOUYAを入手できるのが、4月以降だ。彼はKickstarterでの募金が終わってから申し込んだ。彼の考えでは、これまでに自分が作ったAndroid用のゲーム専用機エミュレータをすべてOUYAにポートしたい。それらは、上述のもののほかに、TurboGrafx-16、Atari、Sega Saturn、ColecoVisionなどだ。

Broglia作のAndroid用エミュレータは有料だが、OUYAはコンテンツに、無料または無料試用を義務づけている。彼以外のデベロッパが制作を予定しているのは、x86機PCのエミュレータによりOUYAで昔のDOSのゲームを遊べること、そしてCommodore 64のエミュレータだ。というわけでOUYAは、80年代〜90年代に幼児/青少年だった人たちのための、ノスタルジーマシンにもなる。

OUYAのオフィシャルマーケットプレースにはすでに承認されたエミュレータが一つあるが、一般的にエミュレーションそのものを認めるのか、という問い合わせにはまだ返事がない。前に述べたように、Google Playのストアへ行くとエミュレーションアプリが手に入るし、またデベロッパたちの以前の証言では、OUYAのマーケットプレースはきわめてオープンなものになるらしい。

過去には、GP2K Wizや韓国のGameParkホールディングスのCanooのように、‘エミュレーション専用機’という製品もあった。OUYAはそういう狭い領域をねらっているわけではないが、でもリビングのテレビで昔のゲームを楽しめるとしたら、それは相当強力なセールスポイントになるだろう。もちろん、海賊版ソフトを使うなど、違法行為はいけないが。

アップデート: OUYAがエミュレーションに関する公式の見解をくれた:

OUYAはエミュレータを、それらが弊社のコンテンツガイドラインを遵守しているかぎり、受け入れます。ゲームソフトが同梱されているものは、受け入れません。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


OUYAのAndroidゲーム機の筐体をMakerBotでユーザーが3Dプリントできるようになった

今日(米国時間3/27)、3Dプリンター・メーカーのMakerBotとオープンソースAndroidゲーム機のOUYAは提携を発表した。これにより、OUYAゲーム機のユーザーはMakerbotの3Dプリンタでカスタムメイドの筐体を家庭でプリントすることができるようになる。OUYAが3Dデザイン・ファイルをMakerBotの3Dデザイン・レポジトリであるThingiverse.comに提供する。ユーザーはこのファイルをMakerBotReplicator 2 Desktop 3Dプリンタに読み込ませる。

The OUYAのゲーム・コンソール筐体には蓋、スプリング式の開閉ボタンなどが付属する。MakerBot Replicator 2X Experimental 3Dプリンタを利用すれば、素材にバイオプラスチックのPLAではなくABS樹脂を利用することができる。

OUYAはすでにオープンソースのSDKを発表しているが、MakerBotとの提携によってユーザーがカスタム・デザインの筐体を簡単に入手できる道が開かれた。ハードウェアを3Dプリントできるようになれば、たとえばゲームデザイナーがゲームの内容に合わせてカスタマイズした筐体のデザイン・ファイルを提供するなども可能になる。

MakerBotは自社サイトで、OUYAコンソール筐体のデザインについて触れ、ユーザー自身も3Dプリント・ファイルをカスタマイズできるだろうと述べている。Yves Beharデザインの角を面取りした立方体がこれからどのようにカスタマイズされていくのか楽しみだ。

〔日本版:OUYAゲーム・コンソールはAndroidをOSとしTegra 3プロセッサを利用したオープンソースの低価格ゲーム専用機で近く発売が予定されている。〕

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


OUYAのゲーム不足解消への一歩: Double Fineスタジオの二作が年内に登場

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本誌TechCrunchのRomain Dilletが昨日(米国時間2/5)、期待が盛り上がっているAndroidゲーム機OUYAにはまだかんじんのゲームがない、という記事を書いた。今日はそれに答えるかのように、OUYAのファウンダでCEOのJulie UhrmanがDICEカンファレンスのステージから、このKickstarterで育ったプロジェクトのローンチパートナーを紹介した。そこで新たに発表されたゲームは、ゲーム界の伝説の男Tim SchaferのスタジオがやはりKickstarterで資金集めに成功したDouble Fine Adventureと、Rob GilbertのThe Caveだ(これもDouble Fineスタジオ)。

Double Fineの2作に加えてステージ上のUhrmanは、Words With Friendsで有名なPaul BettnerがOUYAのためのタイトルを開発中だ、と述べた。それについてまだ具体的な話はないが、モバイルで大成功を収めたゲーム作家からOUYAはいわば、お墨付きをもらったことになるだろう。

昨日Romainが嘆いたのは、OUYAの人気を一気に高めるような、集客力の大きいビッグゲームの不在だ。彼の論旨は、すでにAndroid携帯やiOS製品の上でプレイされているゲームをOUYAに移植しても、それはOUYAを買う動機にはならない、というもの。新作のビッグタイトルを伴って発売しなければ、OUYAは売れない、買った人も棚の上に置き忘れてしまう、と彼は主張する。

OUYAが今日発表したタイトルも、同機のソニックやマリオになるほどのゲームではない。OUYAでしか体験できないすごいゲーム体験を与えてくれるタイトルではない。でもDouble Fineは、安定した実力があり、ゲーマーたちからも信頼され評価されているスタジオだ。

Double Fine Adventureの発売予定は2013Q2だから、3月のOUYAの発売には間に合わない。The CaveはOUYA版の開発がまだ始まっていない。だからDouble Fineスタジオがローンチパートナーでも、発売直後の同機の人気盛り上げには貢献しないだろう。でも、今後良質なゲームがOUYAに登場してくるための、道は開かれた、とは言える。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

Androidゲーム機OUYAは支援者の意見に敏速に対応してコントローラのデザインをアップデート

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Androidゲーム機OUYAを作っている連中は、明らかにルックスをとても重視している。Yves Beharをスカウトしてデザインをやらせていることでも、それは分かる。でもまだ、あらゆる部分が未来のユーザからOKサインをもらったわけではない。初期の支援者やデベロッパから意見要望を聞いたOUYAは、とりわけ、コントローラのデザインを変えることを決定した。

OUYAのオフィシャルブログの最近の記事によると、今度のコントローラには、フラットなディスクのようなパッドがなくて、ゲームファンが過去20年間見慣れている十字ボタンに換わった*。二つのアナログスティックもやや変わり、握りやすくなって精度が増した。また、中央にあった小さなタッチパッドは、感度を上げた。左右のトリガは位置がやや変わり、電池交換用のドアも開けやすくなった。…以上で、かなりまともなコントローラの完成だ。〔*: 前のコントローラの形が分かるビデオ(のある記事)。〕

どれも些細な変化のようだが、でも何時間も手に持ったまま複雑な操作をするデバイスは、細部こそが重要だ。しかも、彼らはこのようにフィードバックに迅速に対応しているから、MicrosoftがXboxの初期のコントローラでやったようなお粗末の、再演にはなりそうもない。OUYAは資金集めに熱心なだけでなく、コミュニティをだいじにしている。今年の後半に発売にこぎ着けたときには、細部まで神経の行き届いた製品になってることが、十分に期待できるね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))