Shootlrは「他撮り」ができるアプリ

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友達にその人の写真を撮ってもらうことを何と呼ぶだろうか。自撮り(selfie)ではない…ポートレートでもない…これを「他撮り」(someone elsie)と呼ぼう。

Shootlrは、今日公開されたiOSとAndroidのアプリで、この素晴らしき写真の新世界を、大衆のものしようとしている。これは、友達があなたのために自撮りするよう説得するアプリだ。

The Shootlr app implores you to take a selfie when one of your friends ask for one.

Shootlrは、友達に頼まれて自撮りをするアプリ

しくみはこうだ。友人のSashaの写真をしばらく見ていないことを思い出したあなたは、彼女に写真をリクエストする。Sashaの電話に通知が送られ、アプリを開くとすぐにタイマーが3秒のカウントダウンを開始する。カウントダウンが終わると彼女の写真が撮られて、あなたにシェアされる。そしてもちろん、お返しのShootlrリクエストを受け取ることになるだろう。

あなたの心の中には、果たしてこれが次のInstagramやSnapchatになるのか、という疑問が渦巻いていることだろう。私は、それなりにアピールするとは感じている。友達からのオンデマンド自撮りはたしかに面白い試みだが、アプリのコンセプトにはなにかひっかかるものを感じる。特にリクエストを受ける側にとって。

「Shootlrリクエストのタイミングがよくなかったときですか?」と、Shootlrのファウンダー、Onno Spekがアプリの主要な疑問点に触れた。「通知を無視すればいいんです」。

少なくとも自分の写真を撮ることは拒否できるのだろうが、人々がこれほど自撮りすることに腐心していることを思うと、ナルキッソスの棒を取り出して美しい自分を世界にシェアすることを強要されるのは少々不気味だ。

アプリのプロモーションビデオでは、例えばランニング中に自撮りする場面が出てくる…他の人は知らないが、私は、またRunkeeper(ランニングアプリ)に何分の一インチかの差で抜かれ、汗にまみれて、安楽死したいと思っている自分の姿を最高だとは思っていない。

私が思うにこのアプリは、撮りたいときに自撮りすることと、誰かにSnapchatで自撮りを頼まれることとの、奇妙なハイブリッドと考えられる。気が利いているかって? そうかもしれないが、この会社が解決しようとしている問題が何なのか、私にはよくわからない。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

ビデオからベストショットの写真を作るVhotoは写真が下手な人に朗報

写真は、われながらへたくそだ。ぼくは、世界最悪の写真家として有名だ(実際にそういう賞がある)。でもVhotoという新しいiOSアプリは、そんなぼくを救ってくれるかもしれない。

Vhotoは独自の技術を使ってビデオの中の最良の画像を見つけ、それをスチール写真にする。タグをつける、シェアする、ほかの人の写真を見つける、などのソーシャルな機能もある。

ビデオは、Vhotoのカメラアプリを使って撮ってもよいし、あるいは既存のビデオをVhotoにアップロードしてもよい。Vhotoは20種類の測度でビデオを調べる(ぼけ、コントラスト、顔、微笑、ユーザの意図、そして同社CEOのNoah Hellerが“めずら発見器(novelty detector)”と呼ぶもの、などなど)。めずら、とは、珍しいもの、ほかのフレームとは相当に違っている画像のことだ。

Hellerは曰く、“うちには、写真とビデオの違いなんかクソくらえ、という哲学がある。Vhotoはどんなビデオでも調べてグレートなショットを見つけ、それの短いクリップを作る”。

元がビデオだから、すべてが自然で、かまえたり、ポーズを決めたりしなくても、セルフィーもアクションシーンも自然な表情もグループ写真もすべて、簡単にスチールとして捕捉できる。

HellerはMicrosoftでXboxのソーシャル機能の設計とプロマネをやっていたが、その後ActivisionでSVPとして大ヒット作Call of Dutyを担当した。2012年に、陽の光降り注ぐカリフォルニア州サンタモニカからボストンに移って、Atlas Ventureの社員起業家の地位に就いた。

Atlasの起業家社員としてHellerは、その後Vhotoへと成熟するアイデアを温め、AtlasやPolaris Partners、同社の協同ファウンダで会長のHugh Creanらから240万ドルの初期資金を得た。

“プロの写真家が細心の注意をして撮った写真だけが良い写真ではない。むしろ、何千何万もの画像を調べるフォトエディタがあれば、そこから最良の写真を見つけることができる”、とHellerは言う。Vhotoは彼にとって、そんなフォトエディタなのだ。

“ビデオはとても強力なメディアだから、そのうち必ず、支配的なメディアになる。ビデオのパワーをよく知ってることが、うちの強みだ”、と彼は言う。

Vhotoは今、AppleのApp Storeで無料だが、今後はビデオのアーカイビングや画像検索などの機能のあるプロ用バージョンも提供する予定だ。

VhotoのCTO Jay Bartotは声明文の中で次のように述べている、“機械学習のアルゴリズムを利用して、ユーザの好みを知ることができる。Vhotoはコンピュータビジョンと機械学習を結びつけて、すばらしい結果を作り出す。それは、ふつうの単なるスチール写真からは得がたいものだ”。

 

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))