PCゲームがGalaxy Note 10でストリーミングプレイ可能に

先日のSamsung(サムスン)のUnpackedイベントで発表されたものの中には、その騒ぎに紛れてしまいそうになりながらも、光るものがあった。

サムスンは、1時間ちょっとのイベントに、かなり多くの内容を詰め込んでいたので、それもうなずける話。ゲーム関係の話題については、ほとんど駆け足で通り過ぎてしまった。

下のビデオは、PlayGalaxy Linkのわかりやすいデモになっている。この新機能は、PCからGalaxy Note 10に直接ゲームをストリーミングすることを可能にする。なぜサムスンは、この機能をもっと大々的に扱わなかったのか、というのは私の知るところではないが、Apple(アップル)やGoogle(グーグル)が、かなり熱心にゲームに取り組み始めた今、サムスンもこの新機能にもっと強い光を当てるべきだったのではないという気がする。

この機能は、Microsoft(マイクロソフト)がXbox向けに取り組んでいる機能に似ているように感じられるだろう。同じWi-Fiネットワーク上にあるかどうかに関わらず、PCゲームをモバイルデバイスにストリーミングできるようにするというもの。

このビデオでは、接続を開始する部分が中心となっている。ユーザーはゲーム用ラップトップ、Samsung Odysseyと、専用のゲームパッドコントローラーに装着されたGalaxy Noteをリンクさせるのだ。まずユーザーは、デスクトップでゲームを始める。それからGalaxy NoteでPlayGalaxy Linkアプリを起動し、「Start」ボタンをクリックするだけ。少なくともビデオを見る限り、PCとNoteの両方で同時にゲーム画面が進行している。

PlayGalaxyの発表は、サムスンがモバイルゲームにもっと力を入れていくことを示す最新の動き。Apple ArcadeやGoogle Stadiaの発表の流れに続くものだ。新しいGalaxy Noteは、ゲーム用に最適化されたハードウェア機能をいくつか実装しているものの、MicrosoftやGoogleの方式と同じように、PC側の負荷もかなり重くなっているように見える。

このような機能の実現は、サムスンが最近発表したMicrosoftとのパートナーシップにも関連しているようだ。この動きは、Appleが計画しているゲームのエコシステムに対する明らかな威嚇射撃となるものだ。このPlayGalaxyのシステムについては、どれくらいの遅延があるのかなど、まだまだ疑問な点も多い。より確かな情報は追って明らかになるに違いない。

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(翻訳:Fumihiko Shibata)