Revueがツイッターのタイムライン上で直接ニュースレターを購読できるように

米国時間10月22日から、Revue(レヴュー)のライターは、Twitter(ツイッター)のフォロワーをニュースレター購読者にするための新たなツールを手に入れた。これにより、あなたがニュースレターをツイートすると、読者にはツイートに埋め込まれた購読ボタンが表示される。

ニュースレターの各号をシェアすると、他のウェブサイトの記事をシェアしたのと同じように見える。ただ、誰かがその記事をクリックし、タイムラインに戻ってくると、購読ボタンが表示される。

8月、Twitterは、Revueのニュースレターライターが自分のプロフィール上でニュースレターをハイライトできる機能をテストした。9月には、すべてのRevueライターがこの機能を利用できるようになった。だがこれまでは、Twitterを通じてニュースレターを購読するには、プロフィールからでも、ツイートでも、Eメールを確認する必要があった。しかしこれからは、すでにTwitterアカウントにリンクしたメールアドレスを持っている場合、メールでの確認なしにワンクリックで購読することができる。

この機能は現在ウェブ上で提供されているが、近日中にiOSおよびAndroidにも展開される予定だ、とRevueはツイートしている。

Twitterは1月にRevueを買収することで、急成長しているニュースレター分野での競争力を高めた。Revueは、クリエイター収益の5%と、処理手数料として標準2.9%プラス0.30ドル(約34円)を受け取る。つまり、誰かがあなたのRevueニュースレターを5ドル(約568円)で購読した場合、あなたには約4.30ドル(約488円)を受け取ることになる。これに対し、Substackではライターの収益の10%プラス処理手数料を取っている。

Twitterは2021年に入ってからも買収に忙しく、10月20日にはグループチャットアプリのSphereの買収を発表した。

画像クレジット:Fernando Trabanco Fotografía / Getty Images

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(文:Amanda Silberling、翻訳:Aya Nakazato)

ツイッターがプロフィール欄にRevueのニュースレターを掲載するテストを開始

Twitter(ツイッター)は2021年1月、ニュースレターのプラットフォームであるRevue(レヴュー)を買収したが、これまでTwitterへの統合は最小限に留まっていた。例えば、Twitterのスレッドを書こうとしたときに、ニュースレターのツールについて伝える「Hello, wordsmiths」というメッセージが表示されるのを目にしたことがあるだろう。

関連記事:TwitterがオランダのニュースレタープラットフォームRevueを買収、作家が報酬を得る方法を提供

米国時間8月19日より、TwitterはRevueのニュースレターをTwitter体験の中でより目立たせる機能のテストを開始する。ウェブやAndroidを使用している一部のTwitterユーザーは、ライターのプロフィール上で、Revueニュースレターがフォロワー数の下に表示されるようになる。「subscribe(保存する)」をクリックすると、サンプルを読むか、Twitterアカウントに登録されているメールアドレスで購読するかを尋ねるメッセージが表示される。Revueによると、この機能は近日中にiOSでも導入される予定だという。

今日、私たちはあなたのTwitterプロフィールから直接Revueのニュースレターを購読できる機能のテストを開始します。

この機能は、すべてのRevueクリエイターがすぐに利用できます。ただし、最初はTwitter上のテストグループにのみニュースレターは表示されます。

ニュースレターの市場は活気づいている。Medium(ミディアム)とQuora(クォーラ)は最近、新たな収益化の仕組みを発表した。Substack(サブスタック)は現在6億5000万ドル(約713億円)の評価を受けており、Facebook(フェイスブック)はBulletin(ブレティン)を起ち上げ、派手なニュースレターを配信している。Tumblr(タンブラー)さえも有料購読の文章で収益を上げようとしているものの、そのユーザー層はあまり歓迎していない。Twitterのプロフィールに目立つように組み込まれたことで、Revueも勢いを増すかもしれない。

RevueのライターであるJewel Wicker(ジェウェル・ウィッカー)氏は「私がRevueのプラットフォームに乗り換えた理由の1つは、私のニュースレターとTwitterのフィードをリンクさせることで、フォロワーが簡単に購読できるようになる可能性があったからです」とツイートしている。「今回、その展開が始まったことをうれしく思います」。

Revueはクリエイターの収益の5%を受け取る。さらに処理手数料として標準2.9%プラス0.30ドル(約33円)が請求される。つまり、誰かがあなたのRevueニュースレターを5ドル(約550円)で購読した場合、あなたは4.30ドル(約470円)を受け取ることになるというわけだ。これに対し、Substackでは作者の収益の10%プラス処理手数料を取っている。

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画像クレジット:Fernando Trabanco Fotografía / Getty Images

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(文:Amanda Silberling、翻訳:Hirokazu Kusakabe)

Twitterが買収したニュースレター配信サービスRevue、日本でもさっそくアクセス可能に

米国時間の1月26日、Twitterはオランダ発のニュースレター配信サービスRevue買収を発表した。その2日後には米国版TwitterからRevueが利用できるようになり、本日より日本からもアクセスできるようになっている。今回、TechCrunch JapanでもRevueを試してみたのでどんなサービスかお伝えしたい。

Revueは簡単に説明すると、個人や小規模な事業主でも購読者となったフォロワーや顧客、ファン向けにニュースレターを配信するサービスだ。月額の購読料を設定することもできる。

Twitterからアクセスするには、タイムラインの左側にある「もっと見る」のボタンをクリックする。ここに「ニュースレター」が追加されているはずだ。そこからRevueのページへと進めるようになっている。

twitter revue

Revueでニュースレターを配信するにはまず購読者を募る必要がある。Revueでのプロフィールページが自分のニュースレターへの購読ページになっているので、このページをシェアすることで購読者が募る仕組みだ。すでに別サービスで購読者がいる場合は、購読者のメールアドレスを「Subscribers」のタブから追加することができる。

実際のニュースレターは「Create」タブから見出し、本文、リンク、メディア(画像、動画、ツイート)を追加して作成する。完成したらすぐに配信するか、配信時間を設定することが可能だ。配信後、「Insight」タブからニュースレターの開封率やクリック率を確認できる。

Revue newsletter

Revueでニュースレターを作成するページ

メールの配信サービスと言えば、MailChimpやSendgridなどのサービスが有名だろう。それらのサービスほどデザインやマーケティングの機能面で充実していないが、Revueは初心者でもブログを書くような感覚で、簡単にニュースレターを配信できる親しみやすいインターフェイスになっている。

連携サービス一覧

また、Twitter、Facebook、Instagram、Mediumなどのアカウントと連携することで、過去の自分のツイートや記事などをニュースレターに簡単に追加できる点は便利に感じた。自分の書いた記事、作成したイラストや動画が各種SNS、ブログに散らばっているという人は多いと思う。Revueはそうした作品を集約して配信し、購読者とのつながりを強化するのに便利なツールとなりそうだ。

ただし、今回日本でも利用できるようになったと言っても、Revueのインターフェイスは日本語未対応であるし、月額課金の通貨の選択肢に日本円はない。使えないことはないだろうが、日本で使うにはまだ少し不便かもしれない。

Revueの基本機能は無料で使える。有料ニュースレターの場合は手数料5%だ。

TwitterがRevue買収直後からニュースレター機能統合を準備中

Twitter(ツイッター)はニュースレタープラットフォームのRevue(レビュー)買収を2日前に発表したばかりだが、すでにTwitter.comウェブサイトへの統合を開始した。どうやらTwitterのサイドバーナビゲーションのBookmarks(ブックマーク)、Moments(モーメント)、Twitter Ads(Twitter広告)などのオプションに追加されるようだ。また同社は、Twitterユーザーに新製品を宣伝する新しい方法を準備中であり、広告主がユーザーにリーチする新しい方法を提供することを約束した。

一連の調査結果は有名リバースエンジニアのJane Manchun Wong(ジェーン・マンチュン・ウォン)氏が見つけたもので、直近の買収に関して会社が何か準備をしているのではないかとTwitter.comウェブサイトを詳しく調べた結果だ。

彼女が見つけた開発中のポップアップ・プロモーション・メッセージによると、近くTwitterはRevueのさまざまな利点として、ニュースレターの作成とスケジューリング、ツイートの埋め込み、メールアドレスリストのインポート、ユーザーエンゲージメントの分析、および有料フォロワーから得られる報酬などを宣伝するようだ。メッセージがまだ早期テスト段階にあることは明らか(誤字もあった!)だが、TwitterがRevueをTwitterプラットフォームに統合し、著名ユーザーが実質的に自らのリーチを収益化する方法になることを示唆している。

現在ポップアップメッセージの「Find Out More」ボタンを押すと、Twitterユーザーはウォン氏の見つけたRevueウェブサイトにリダイレクトされる。

また、ウォン氏はTwitterが「Newsletters」をTwitterサイドバーメニーの新たなナビゲーション項目にしようとしていると指摘している。残念ながら現在 Explore(話題を検索)、Notifications(通知)、Messages(メッセージ)、Bookmarksなどのあるトップレベルメニューではなく、表示されるのは「…」のMore(もっと見る)メニューから利用するサブメニューの中だ。

RevueとTwitterメインプラットフォームとの密な統合は、将来同社がニュースレター市場で興味深い競争優位性を得られる可能性を秘めている。Twitterが新たな音声サービスであるTwitter Spaces(ツイッター・スペース)もニュースレター購読者とつながる方法として利用できるというヒントを与えていることからも予想できる。

Twitterは発表の中で、「ライターが会話を主導する新たな設定」について読者に説明している。おそらくこれは、TwitterユーザーがTwitterの新サービスでニュースレターを発行できるようになるだけでなく、既存のフォロワー基盤を収益化し、Twitterの組み込み機能を通じて新たな読者を見つけ、Spacesのチャットを通じて日々読者を獲得できるようになることを意味している。有料ニュースレターの手数料が5%に値下がりすることと合わせて、多くのライターがTwitterの潜在的優位性を正当に評価し始めている。もし、ためらう理由があるとするなら、企業買収をフル活用することにかけてのTwitterの芳しくない評判だろう。

Twitterはウォン氏の調査結果に関するコメントを拒んだが、これらの機能は現在同ウェブサイトでまだ公開されていないことを承知している。ウォン氏は、TwitterモバイルアプリへのRevue統合については何も兆候を見つけていない、と本誌に語った。

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カテゴリー:ネットサービス
タグ:TwitterRevue

画像クレジット:TechCrunch

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(文:Sara Perez、翻訳:Nob Takahashi / facebook